森林面積率日本一

高知県の出来事や四万十川流域の活性化

四万十町の友人

2011年09月03日 | Weblog
26年前に有機栽培の研修会で知り合った友人の話です。
当時、「これからの時代は、野菜やコメなど付加価値の高い品が評価されるので生産者は栽培について研究する必要がある」
その努力が実り、地域のリーダーとして信頼を得ていきました。

ところが、地域の若者が都会に流れていくことを防ぐことができなかった。
「高知に魅力がないだけでなく、一次産業の将来に不安を持つため自分の子供も説得することはできなかった」と話しています。

高知県の行政計画で一番困るのは、公立学校の統廃合です。
人口が少ないため一定の基準を下回ると廃校となりますが、
親としては「少子高齢化に歯止めをかけるために効果の上がる政策はないのか」
といいたくなります。

これからどうしたらいいのか?
馬路村で活躍している東谷さんは「とにかく産業をつくらないと人は集まらん」
全国の百貨店を視察して、資源の少ない高知でなにができるのか。
ユズの製品をはじめ、化粧品の製造まで拡大している田舎ですが全国から
研修に当地を訪れています。

高知は自然にあふれた、いいところですが
起業家が育たない要因があるかもしれません。