イン☆BOです。
丸亀ブルーナイター開催中は昼間に併売(SGを除く)をしているので、誰でもレース前のスタート特訓から見ることができます。女子の試運転、特訓は面白いですよ。上下差の激しい丸亀のエンジンも相まって、ムチャクチャ差があります。
4日目12Rの鎌倉涼選手の欠場に驚いた方も多いのでは? 準優当確、デビュー初Vも狙えただけに途中帰郷は残念…。診断は腰痛(私傷病)。早い回復を祈りましょう。
さてさて、注目のまきひゃん。準優へは1着を取って結果待ちという4日目3Rを、1周2Mの逆転勝ちで制しました。3日目の時点で準優のイスは18個中12個決まっており、残る6つを巡って大激戦。予選最終レースまで予断を許さない状況でしたが、無事に17位で通過しました(鎌倉選手が走っていたとしても18位)。
今節ただ1人、1走目の前から本体整備を行って3日目の前にも〝再手術〟。2回のイン戦はどちらも捲られたように伸びは深刻ですが、出足関係は相当上向いています。3日目1Rで3番手を逆転した追い上げ、4日目3Rで首位を逆転した1周2Mの早差し。機力が一息なだけに余計にハンドルさばきのうまさが際立ちます。事前の取材では「記念選手の方々からいろいろ感じとれてさらにモチベーションが上がったので楽しみ。絶対に優出したい」とも話していました。A1級昇格に華を添える4節連続優出へ。準優10Rに注目しましょう。
その他の試運転情報、レースを観戦した上での雑感を。
1番伸びるのは自身の連勝記録を8に更新した平山智加選手。出足は野田祥子選手も負けていません。4日目6Rは完全に引き波に沈んでいるのに、あっという間に立て直してBSで3番手。恐ろしいパワーです。
堀之内紀代子、今井裕梨、平高奈菜、茶谷桜の4選手がA級勝負です。今井選手以外の3人は試運転、特訓から上記2人に次ぐ気配。今井選手はターンで舟のヘ先が浮く場面もしばしばですが、今節はそもそも追加配分。このあっせんがなければB級が確定していただけに、開き直った勝負ができるはずです。
イメージが覆ったのは宇野弥生選手。行き足から伸びを生かしてスタートを攻める特攻タイプと思っていましたが、今回はターンマークを丁寧に回るうまさが光ります。
若手でキラリと光るのは樋口由加里選手と竹井奈美選手。樋口選手はアウトからキレのいいスタートを繰り出すし、旋回時のハンドルが安定しています。まだデビュー1年未満の竹井選手もターンセンスが抜群。競り合いでも堂々とさばいているし、100期生以降の中でも屈指の大物でしょう。2人とも女子の枠にとらわれない選手に成長しそうです。丸亀初登場の市村沙樹選手は、予選の平均STが地元の平山選手を上回って1位。いろいろ粗い(笑)ですが、将来化ける要素は十分です。
4日分をまとめて書いたら量が増えすぎました。それでは、週末の夜はブルーナイターでお楽しみください。