ジュウスポは三国女子王座決定戦を応援しています⑥ ～Ｍ記者の深読み予想～

Ｍ記者です。

これまで連日楽しい投稿をしてくれていた三国連単郎さんですが、諸事情により最終日は投稿ができず。本場にはいませんが、私が務めさせていただきます。

準優はＪＬＣとネットで何度もチェックしたので、大丈夫ですよ（笑）。

印象に残ったのは田口が２コースからイン三浦を捲った11Ｒ。

「差ししか考えてなかったのでビックリしました」

田口はＪＬＣの行くでインタビューでそう振り返っていましたが、これを聞いて思い出すのが、昨年の賞金王決定戦です。

インの浜野谷を２コースから捲って優勝した中島孝平もまったく同じコメントを口にしました。

中島の場合は、スタートした瞬間、冷静に頭の中を捲りに切り替え、外の石野貴之に差されぬようほんの少し寄せるのを我慢しました。

後日、石野が「中島さんがあとコンマ何秒早く寄せてくれていたら、浜野谷さんが流れ込んでくることもなかったので、ボクの優勝だったと思います」と語っていたように、中島の勝因はあの状況で我慢できた精神力にある。

田口の場合はすぐさま寄せた。

予想外の展開で焦ったのか？

私はそうじゃないと思う。

あれが優勝戦なら中島のように我慢したかもしれません。準優は２着以内に入ることが何より優先される。外に差されても先に回れば２着はある…同じような状況でも準優と優勝戦では「正解」が違うんです。

田口は運も味方して谷川に差されずにすんだ。

この３号艇はとても大きい。優勝を狙える３号艇です。

①平山智加
②山川美由紀
③田口節子
④谷川里江
⑤魚谷香織
⑥海野ゆかり

あの足ならよほど遅れぬかぎり、ダッシュ勢に抑え込まれません。

つまり平山、山川との争い。

山川は平山つ勝つには「捲るしかない」とスタートを張り込んでくるでしょう。しかし平山も伸び返してくる。若き日の山川なら同体でも無理から強気に攻めたでしょうが、今節の足で平山に握り勝てる保証はまずないので、我慢の引き差し。そこを田口が狙いすました握り差しで割ります。

平山は１号艇が大きなプレッシャーとなる。緊張のなか、田口の捲り差しを封じる小回りができるかどうか。

それでもパワーはケタ違い。田口が山川と少しでも接触すれば、平山が突き放す。

結論は③①本線、①③押さえ。安全策をとられるなら③流し。

このレースの３着は推理の範疇を超えているので絞れませんが、田口が握り差すなら抑え込まれる山川は切れるか。



男子記念選手に一番近いターンをする女子レーサーが田口。

かつて銀河系軍団をたけし軍団と言い間違えた私に「違いますよ！」と真顔でしかってくれたのが田口。

唯一、女子王座への道の開催を忘れてしまった桐生リーグ戦の覇者が田口。

私は彼女で大きく勝負したいと思います。