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お山にお宮がたちました

トルコキリム

その店は婦人画報やヴァンサンカンなどでもキリム絨毯が紹介されるような素敵なお店だった。熊さんが、あのトルコ人はなかなかセンスが良いと言い、キリム絨毯をみてみたいから明日行ってみようという。そんな流れでノーアポイントメントで、翌日、恵比寿のお店にキリム絨毯を見に行くことになった。

恵比寿のお店には、昨日の電車で会ったトルコ人がいた。私達をみてびっくりして喜んでくれてた。丁寧に作ったお手製のコーヒーを出してくれたりして、お店に来てくれて嬉しいと言ってくれた。マイエンジェルズと言って迎えてくれ、流暢ではないけど、さすが10年、日本語でお話しできた。人との出逢いは一期一会。出逢いは全てご縁。ご縁に感謝。

私はというと、はじめてみるトルコキリムの世界にすっかり魅了されてしまった。オールドキリムは、今から何十年も昔に織られており、その時代の方が一生懸命に長い時間をかけて紡いだ絨毯が時を超え、ここにあるかと思うと感慨深いものがあった。

柄も色々で女神やエンジェル、龍や獅子など、絨毯に守り神を織り込んでいるものもある。祈りの敷物であり、トルコでは嫁入り道具とされていて、お守りを織り込み邪視から守る力を与えるとされている。(画像 Wikipediaより




祈りは世界共通。私は神社仏閣詣りが好きだけど、海外で教会に行ったらきっと膝まづいて手を合わすだろうし、モスクに行ったら皆んなと同じように正座して礼拝するだろう。私は昔から神様は繋がってると信じている。

近代のキリムは機械織になっており目も揃っていて真四角だったりするけど、昔の手織りのものは形が整ってなくて、その真四角でないのが良いと教えてくれた。裏を見せてくれて、折り目細かさも説明してくれた。続く


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