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お山にお宮がたちました

住吉大社の門と龍柄のキリム

トルコのイスタンブールにも自分のキリムのお店があり、日本とトルコを行き来していると話してくれた。その後は東京に行くと恵比寿のお店に寄って、キリム絨毯をみせてもらったりした。気に入ったものがあると、年代を説明してもらって、納得したら購入した。

キリム絨毯を私に送る前に、そのキリムにお別れする動画を撮って送ってくれる。それは、トルコ語だから何を言ってるのかはわからないけど、キリム絨毯に向かって語りかけそのキリムにバイバイする動画だったりする。愛する娘を嫁に送り出すかのように愛するキリムを送り出す動画にこちらは笑ってしまうのだが、その心を知り大切にしなきゃと思う。

我が家には今、恵比寿の店で買ったキリム絨毯が何枚か敷かれてある。彼のお友達であるキリム好きの日本人を交えてお食事をしたりと仲良しになった。

彼のコレクションのうちドラゴンで珍しい柄のキリム絨毯を、トルコに帰国している時にLINE動画で送ってくれた。それは朱色に蒼色の龍の柄が波のように織り込まれたものですっかり気に入ってしまった。キリム絨毯としては珍しい柄の織物だった。




龍は田舎のお山の事をはじめてから、みえないけれど山や川を飛びまわっている感じがしている。私が撮る写真でも、これは龍ではないかなと思う写真がたくさん写る。そのキリム絨毯を見た時、私の元に呼ばなきゃと思ってしまった。それが偶然にも住吉大社の朱色の門にある蒼の彫り物と似ていて、勝手に結びつけて感動してしまった。

熊さんの家では獅子の柄が織り込まれたキリム絨毯を敷いている。珍しい青色の獅子が織り込まれたもので、以前お詣りをした熊野大社の獅子神様に導かれて熊さんのところに来たのかもしれないと思った。それは70年もののオールドキリムで、今となってはなかなか手に入らない素敵なものだ。




トルコの景色の動画も送ってくれて、「あれがブルーモスクね、そして、ここが私の店ね。」と言ってトルコにある自分の店を教えてくれた。「観光客用の店じゃないよ!」と笑って話していた。

動画でみるトルコの景色はとても綺麗で、熊さんと二人でいつか訪れてみたいねと話した。

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