帰りの船の時間を確認して、中津宮をお詣りしたのち、歩いて沖津宮遥拝所に向かいました。
大島は離島ならではの、都会とは全く違う長閑な風景が広がっており、人も少なく、時間の流れものんびりとしていて、遥拝所に向かう道を散歩するだけでも、穏やかな気持ちになれます。
散歩には丁度良い距離です。
徒歩で中津宮から徒歩で30分弱くらいかな。
遥拝所が見えてきました。
海に面していて美しいところです。
残念ながら曇りだったので、沖ノ島はみえませんでしたが手を合わせて祈りを捧げました。
宗像地域の人々は、日々の暮らしの中でも海上安全、豊漁祈願、五穀豊穣、家内安全と様々な意味を込めて沖ノ島を遥拝しており、
かつては「沖ノ島籠り」と呼ばれる風習もあって、田植えが終わった夏頃、集落近くの沖ノ島が見える浜辺や山の高台に籠り、神酒・赤飯等を供え、田植えが無事終わったことへの感謝や無病息災を願って沖ノ島を遥拝していたといいます。
宗像地域の人々は、風景に神の気配を感じつつ、沖ノ島や宗像三女神への信仰を大切に守り続けてきたといわれています。
時間が許せば、大島の御嶽山にも登ってみたかったけれど、登ると何時間もかかるようで、フェリーの時間があるから今回はこちらでお詣りの旅は終わりです。
こういう長閑な土地が好きです。
1泊2日の九州旅行。
宇佐神宮や宗像大社といった女神様をお詣りする旅となりました。
豊玉姫や玉依姫、宗像三女神などの女神様は、記紀ではあまりよくわからないように書かれています。
今日まで男性が優位な時代が長く続いてきましたが、比売神様の真実を知ることで、陰陽が和合され、現世であるこの世が、もっと良い時代に変わっていくんじゃないかな。。なんて、そんな思いを、この九州の旅で感じました。
おしまい。