4月20日夕刊、作家藤原智美さんのコラム
「記号のような略語 風情なし」
私がいつも考えていたことが書いてあり
『その通り!』と共感したので記事にします
かつて白熱球を「電球」
フルーレセント管を「蛍光灯」と翻訳していた私たち日本人
何故か最近は、英語名をそのまま
または英語名の頭文字だけを取り
和訳しないようになってきましたよね
LED、IT、IH、SNS、Wifi
インターネット、セグメント、ハラスメント、アセスメントなどなど
藤原さんはこれらの略語やカタカナ語は
無味乾燥で味わいのない、意味を持たない記号で
このような略語が増え、味わいのある言葉が減ることは
暮らしそのものが無機質で人工的になりそうで、嫌だ
と書いています
私も同じ意見ですね
かつての日本人は海外で新しい言葉が生まれると
それを上手に日本語に訳し熟語を作り
見ただけで何なのかをイメージ出来る日本語の言葉を
作り上げて来たんです
だからお年寄りが全く知らないものでも
その漢字の意味からどういうものか想像がつき
自然と名前を覚えられるようになっていたんです
ところが最近はアルファベットの略語や
カタカナ語にしてしまうから
それを見ただけでは何なのかさっぱりわからず
結局、記憶力の良い若者だけが理解して
私のような年配者には、全くもって意味不明な言葉ばかりが
どんどん増えている感じで
腹立たしく思っていたんですよね
漢字は絵から生まれた文字だから
一瞬見ただけで頭に残り、読むことが出来るけど
カタカナやひらがな、そしてもちろんアルファベットも単なる記号だから、
一文字一文字読み込まないと理解することが出来ないから
なかなか頭に残らないんです
高速道路の表示も漢字なら一瞬で何が書いてあるから理解出来るから
スピードが出ていても読めるけど
もしひらがなやカタカナで長い文章が書いてあったら
スピードを落とさないと何が書いてあるからわからないそうですからね
ということで、是非是非昔のように
英語を和訳して、新しい言葉を作って欲しいなと思います