火傷に効果の高い塗り薬、「紫雲膏（しうんこう）」です
これはクラシエ(旧カネボウ）薬品の商品です
もちろん、市販薬で対処出来る火傷ですから、Ⅰ度の火傷
火傷の部位が皮膚の表面だけで、水ぶくれにはならず
ヒリヒリする症状に効果がある軟膏です
熱湯がかかったり、蒸気がかかったり、お料理中の油跳ね、などなど
ちょっとした火傷の時、流水で冷やした後
すぐに（1分でも1秒でも早く）紫雲膏をべったり塗りますと
ヒリヒリ感が無くなり、軽いものならそのまま治っていきます
範囲が広かったり、症状が強い場合は、厚めに塗ってから
傷テープやフィルムシートのような傷あて材を貼りますと綺麗に治っていきます
ヒリヒリ感と言えば「日焼け」も同じです
夏の海やプールで、いきなり焼いてしまい、
肩や背中がヒリヒリした状態になった時
紫雲膏をべったり塗れば、ヒリヒリ感が無くなり熱が取れていきます
紫雲膏はかの有名な、華岡青洲が作った塗り薬で
簡単に作れることから、薬学部の実習でも作ったりします
血行を良くし、皮膚角質層の形成を促す作用があると考えられていて
痔やしみなどにも効果があると言われています
でもやはり一番の効果は火傷だと思います
是非、常備薬として台所などに置いてご活用ください
なお火傷の状態が酷く、水ぶくれが出来てしまったら
それはⅡ度の火傷なので紫雲膏だけでは効果が出ない場合があります
この場合は、水ぶくれを破らないよう気をつけながら抗生物質を塗り
バンドエイドの
キズパワーパッドのような傷テープや
傷あて材（フィルム）を貼ります
それでも痛みがひどかったり発熱したり、それ以上の酷い火傷の場合は
すぐに病院に行きましょう
また紫雲膏には紫根（しこん）という生薬が配合されていますが
この生薬の色が紫色で、衣類に付着します
もちろん洗えば落ちますが、お洒落着などには付かないよう注意してください
以上、lalaのお薬情報でした
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