ORIZZONTE

君が僕を信じてる。

哲学の道

2005年03月17日 | 過去の日記
ここで君は、何を想う?


この道は、なんでも哲学者がもの思いにふけりながら歩いたことから、
「哲学の道」と呼ばれるようになったんだとか。


2キロ弱の川沿いの小道を、夕方、雨の中歩いた。


今日は、あいにくの雨。

目当ての銀閣寺を17時閉館で 見逃すハメとなった私は、ちょっとへこんでいた。


せめて哲学の道を歩きたいと思い、相方と歩き始めた。


晴れてたら気持ち良さそうな小道は、古めかしい家や店に挟まれていた。


奥に行くほど、時間がたつほどその道は薄気味悪くなっていった。
雨だと、よけいに怖かった。

ただでさえ人気がないのに、雨で音や気配が消される。


沈丁花だろうか?
雨の中匂いたつ花の香りが、春を感じさせた。


寒くなく、あたたかい春の雨だったのも せめてもの救いだ。


三寒四温を経て、季節は確実に春へと向かっている。


私は、夜行バスで帰路についた。


さよなら、京都。


こんにちは、春の東京。