ここで君は、何を想う?
この道は、なんでも哲学者がもの思いにふけりながら歩いたことから、
「哲学の道」と呼ばれるようになったんだとか。
2キロ弱の川沿いの小道を、夕方、雨の中歩いた。
今日は、あいにくの雨。
目当ての銀閣寺を17時閉館で 見逃すハメとなった私は、ちょっとへこんでいた。
せめて哲学の道を歩きたいと思い、相方と歩き始めた。
晴れてたら気持ち良さそうな小道は、古めかしい家や店に挟まれていた。
奥に行くほど、時間がたつほどその道は薄気味悪くなっていった。
雨だと、よけいに怖かった。
ただでさえ人気がないのに、雨で音や気配が消される。
沈丁花だろうか?
雨の中匂いたつ花の香りが、春を感じさせた。
寒くなく、あたたかい春の雨だったのも せめてもの救いだ。
三寒四温を経て、季節は確実に春へと向かっている。
私は、夜行バスで帰路についた。
さよなら、京都。
こんにちは、春の東京。
この道は、なんでも哲学者がもの思いにふけりながら歩いたことから、
「哲学の道」と呼ばれるようになったんだとか。
2キロ弱の川沿いの小道を、夕方、雨の中歩いた。
今日は、あいにくの雨。
目当ての銀閣寺を17時閉館で 見逃すハメとなった私は、ちょっとへこんでいた。
せめて哲学の道を歩きたいと思い、相方と歩き始めた。
晴れてたら気持ち良さそうな小道は、古めかしい家や店に挟まれていた。
奥に行くほど、時間がたつほどその道は薄気味悪くなっていった。
雨だと、よけいに怖かった。
ただでさえ人気がないのに、雨で音や気配が消される。
沈丁花だろうか?
雨の中匂いたつ花の香りが、春を感じさせた。
寒くなく、あたたかい春の雨だったのも せめてもの救いだ。
三寒四温を経て、季節は確実に春へと向かっている。
私は、夜行バスで帰路についた。
さよなら、京都。
こんにちは、春の東京。