ORIZZONTE

君が僕を信じてる。

ジョゼと虎と魚たち

2004年08月12日 | みすまる。(趣味ネタ)
ジョゼと虎と魚たちをみた。

虎と魚の意味がわかった。(笑)


・・・まあ、ストーリーは大体予想つくでしょう。
でも実際みるとみないとでは、ずいぶん違うから。
とにかく、おすすめです。


印象的だったのは、ジョゼ独特のファッション。
くるりの音楽。
そして、やたらと暗いシーンが多かったこと。

ジョゼは、足が不自由で自由に外を出歩けない。
ある時、彼女は恒夫と出会う。

恒夫は、彼女を外の世界へ連れて行く。
ジョゼを愛し、共に過ごした。
ジョゼも同様に、彼を愛するようになる。

彼女を海の底から救い出したのは、恒夫だった。

暗くて何もない海から、彼女はここまで泳いできたのだ。
たとえ、それが限られたものであっても。
最高に幸せな、この場所に。


ジョゼは、そうなることを予想していたのかもしれない。
たとえばジョゼの足が不自由でなければ、
これは、たんなる現代の恋愛模様だけど。

恒夫の弱さも、ジョゼのクールさも、
なぜだか責めることは出来ない。


希望と無常を、そこにみた。