獨協医科大学の研究不正問題

獨協医科大学内分泌代謝内科研究室における 論文捏造・二重投稿の疑惑追及ブログ

論文捏造 case 8 (International Journal of Cardiology誌)

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#1 Aoki C, Nakano A, Tanaka S, Yanagi K, Ohta S, Jojima T, Kasai K, Takekawa H, Hirata K, Hattori Y. Fluvastatin upregulates endothelial nitric oxide synthase activity via enhancement of its phosphorylation and expression and via an increase in tetrahydrobiopterin in vascular endothelial cells. Int J Cardiol. [Epub ahead of print] [Epub ahead of print] 2011



(A)- 指摘項目No.35
論文1のFigure 1(A)の上から2段目のp-Ser1177 eNOSの画像の右5列分の画像は、
同論文1のFigure 1(A)の上から3段目のp-Ser633 eNOSの画像の右5列分の画像と、
類似しており、さらに、どちらの段の画像についても、左から1列目の画像と、その他5列分の画像が連続しておらず、つぎはぎされた編集の痕跡が確認できることから、
画像の流用(データの捏造)が疑われます。

(A)- 指摘項目No.36
論文1のFigure 1(B)の左上のeNOSの画像と、右上のeNOSの画像が
類似しており、画像の流用が疑われます。



↓上記論文#1のFigure 1 (画像クリックで高解像度の画像を表示できます。)


© 2010 Elsevier Ireland Ltd. All rights reserved.
International Journal of Cardiology (2010)
Fig. 1. (A) Fluvastatin-stimulated endothelial nitric oxide (NO) synthase (eNOS) phosphorylation at Ser-1177 and Ser-633 in HUVEC. HUVEC were treated with fluvastatin (1 μM) for
the indicated times, and cells were lysed, and then immunoblotted with anti-phospho-Ser-1177 antibody and anti-phospho-Ser-1177 antibody and nonphosphospecific anti-eNOS
antibody. (B) Cells were pretreated for 30 min with 100 nM wortmannin (WT) or with 500 nM KT-5720 (KT) and were treated with fluvastatin (1 μM) for 15 min and
immunoblotted. Similar results were obtained in three independent experiments.

論文捏造 case 9 (BBRC誌)

2011年01月24日 | 論文捏造
不正行為が疑われる論文のリスト(データ流用、捏造、改竄、二重投稿など)


論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#18 Xi W, Satoh H, Kase H, Suzuki K, Hattori Y Stimulated HSP90 binding to eNOS and activation of the PI3-Akt pathway contribute to globular adiponectin-induced NO production: Vasorelaxation in response to globular adiponectin Biochem Biophys Res Common 332 200-205 2005



(A)- 指摘項目No.37
論文#18のFigure 2(A)の上から3段目のHSP90の画像において、
一番左の列の画像と一番右の列の画像が
類似しており、さらに、つぎはぎされた編集の痕跡が確認できることから、画像の流用(データの捏造)が疑われます。






↓上記論文#18のFigure 2


(C) 2005 Elsevier Inc. All rights reserved.
Biochemical and Biophysical Research Communications 332 (2005) 200–205
Fig. 2. (A) Time course of eNOS–HSP90–Akt complex formation. BAE were stimulated with globular adiponectin for the indicated times. eNOS
was immunoprecipitated at each time point, and eNOS, HPS90, and Akt were evaluated by immunoblotting. (B) Globular adiponectin-induced
eNOS activation and eNOS–HSP90–Akt complex formation in BAE. BAE were pretreated with GA and then stimulated with globular adiponectin
for 10 min. eNOS was immunoprecipitated, and eNOS, peNOS, HSP90, and pAkt were evaluated by immunoblotting.

論文捏造 case 10 (2002年Cardiovasc Res誌、2002年Pteridines誌)

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#26 Hattori Y, Nakanishi N, Kasai K. Statin enhances cytokine-mediated induction of nitric oxide synthesis in vascular smooth muscle cells. Cardiovascular Research 54(3) 649-658 2002
論文#27 Hattori Y, Nakanishi N, Suzuki M, Yoshida M, Kasai K 3-Hydroxy-3-methylglutaryl-CoA Reductase Inhibitors Enhance
Cytokine-mediated Induction of Nitric Oxide Synthesis
in Vascular Smooth Muscle Cells
Pteridines Vol.13, No.1 26-31 2002



データ捏造について

(A)- 指摘項目No.38
論文#26のFigure 6 の、泳動画像において、
BASEのGTPCHのバンド画像と、IL1/IFNのGTPCHのバンド画像が
類似しており、同一のデータに基づく画像の可能性が高く、データ捏造の疑いがあります。

(A)- 指摘項目No.39
同様に、論文#26のFigure 6 の、泳動画像において、
+CerivaのiNOSバンド画像、GTPCHバンド画像も、
それぞれ、+FluvaのiNOSバンド画像、GTPCHバンド画像と、
類似しており、同一のデータに基づく画像の可能性が高く、データ捏造の疑いがあります。

(A)- 指摘項目No.40
論文#27のFigure 4(B) の、泳動画像において、
+CerivastatinのiNOSバンド画像、GTPCHのバンド画像が、
それぞれ、+FluvastatinのiNOSバンド画像、GTPCHのバンド画像と、
類似しており、同一のデータに基づく画像の可能性が高く、データ捏造の疑いがあります。



上記論文#26のFigure 6

Hattori Y et al. Cardiovasc Res 2002;54:649-658
Copyright © 2002, European Society of Cardiology




上記論文#26のFigure 6(矢印付き説明入り画像)

Hattori Y et al. Cardiovasc Res 2002;54:649-658
Copyright © 2002, European Society of Cardiology



上記論文#27のFigure 4

論文の二重投稿疑惑 1 (2007年ATVB誌、2007年Pteridines誌)

2011年01月24日 | 論文の二重投稿
論文の2重投稿疑惑 1
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#11 Hattori Y, Hattori S, Wang X, Satoh H, Nakanishi N, Kasai K. Oral administration of tetrahydrobiopterin slows the progression of atherosclerosis in apolipoprotein E-knockout mice. Arterioscler Thromb Vasc Biol. 27 865-870 2007
論文#12 Suzuki K, Hattori Y, Jojima T, Tomizawa A, Okayasu T, Kase H, Kawagoe Y, Banba N, Monden T, Nakanishi N, Kasai K Tetrahydrobiopterin Slows the Progression of Atherosclerosis Pteridines Vol.18, No.4 115-121 2007


(B) - 指摘項目No.41
論文#12(Pteridines誌)のFigure 3と、論文#11(ATVB誌)のFigure 3は、同一データ(同一画像と同一棒グラフ)を用いています。
また、論文#12のFigure 5と、論文#11のSupplemental Figure Iも、全て、同一データです。
論文#12のFigure 2と、論文#11のFigure 2も、一部、同一データです。
論文#12のFigure 4と、論文#11のFigure 4も、一部、同一データです。
論文#12のFigure 1と、論文#11のFigure 1も、同一サンプルのデータである可能性があります(分母を組織g当たりから、タンパク質量mg当たりに変更しています)。
また、論文#11の、Abstract, Introduction, Results, Figure legends, Discussionの文章の大部分が、論文#12の文章と同一です。
これらのことから、二重投稿が疑われます。



論文撤回Watch様にて、詳しく、解説がなされています。

・ 左側のパネルはATVB論文(#12)のFigure3で、右側のパネルがPteridines論文(#11)のFigure3です。
同じ図であることは一目瞭然ですね。





・ 左側のパネルはATVB論文(#12)の補足図Iで、右側のパネルがPteridines論文(#11)のFigure5です。
同じ図であることは一目瞭然ですね。

論文の二重投稿疑惑 2 (2003年ATVB誌、2006年Pteridines誌)

2011年01月24日 | 論文の二重投稿
論文の2重投稿疑惑 2

論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#15 Hattori Y, Nakanishi N
Statin Increases GTP Cyclohydrolase I mRNA and 5,6,7,8-Tetrahydrobiopterin
in Vascular Endothelial Cell
Pteridines Vol. 17, No.3 65-68 2006
論文#24 Hattori Y, Nakanishi N, Akimoto K, Yoshida M, Kasai K. HMG-CoA Reductase Inhibitor Increases GTP Cyclohydrolase I mRNA and Tetrahydrobiopterin in Vascular Endothelial Cells
Arterioscler Thromb Vasc Biol.
23(2) 176-182 2003




(B) - 指摘項目No.42
論文#15のFigure 2と、論文#24のFigure 3Aが、同一データです。
論文#15のFigure 3と、論文#24のFigure 4が、同一データです。
さらに、大部分の文章で共通部分が認められます。
これらのことから、二重投稿が疑われます。


論文撤回Watch様にて、詳しく、解説がなされています。



・ 左側のパネルはATVB論文(#24)のFigure3Aで、右側のパネルがPteridines論文(#15)のFigure2です。
同じ図であることは一目瞭然ですね。





・ 左側のパネルはATVB論文(#24)のFigure4Aで、右側のパネルがPteridines論文(#15)のFigure3Aです。
同じ図であることは一目瞭然ですね。





・ 左側のパネルはATVB論文(#24)のFigure4Bで、右側のパネルがPteridines論文(#15)のFigure3Bです。
同じ図であることは一目瞭然ですね。

論文の二重投稿疑惑 3 (2002年Cardiovasc Res誌、2002年Pteridines誌)

2011年01月24日 | 論文の二重投稿
論文の2重投稿疑惑 3

論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#26 Hattori Y, Nakanishi N, Kasai K. Statin enhances cytokine-mediated induction of nitric oxide synthesis in vascular smooth muscle cells. Cardiovascular Research 54(3) 649-658 2002
論文#27 Hattori Y, Nakanishi N, Suzuki M, Yoshida M, Kasai K 3-Hydroxy-3-methylglutaryl-CoA Reductase Inhibitors Enhance
Cytokine-mediated Induction of Nitric Oxide Synthesis
in Vascular Smooth Muscle Cells
Pteridines Vol.13, No.1 26-31 2002


(B) - 指摘項目No.43
論文#26のFigure3と、論文#27のFigure 2が、同一データです。
論文#26のFigure 4(A)と、論文#27のFigure 3が、同一データです。
論文#26のFigure 5(A)と、論文#27のFigure 4(A)が、同一データです。
論文#26のFigure 8と、論文#27のFigure 5が、同一データです。
さらに、大部分の文章で共通部分が認められます。
これらのことから、二重投稿が疑われます。




データ捏造について

(A)- 指摘項目No.38
論文#26のFigure 6 の、泳動画像において、
BASEのGTPCHのバンド画像と、IL1/IFNのGTPCHのバンド画像が
類似しており、同一のデータに基づく画像の可能性が高く、データ捏造の疑いがあります。

(A)- 指摘項目No.39
同様に、論文#26のFigure 6 の、泳動画像において、
+CerivaのiNOSバンド画像、GTPCHバンド画像も、
それぞれ、+FluvaのiNOSバンド画像、GTPCHバンド画像と、
類似しており、同一のデータに基づく画像の可能性が高く、データ捏造の疑いがあります。

(A)- 指摘項目No.40
論文#27のFigure 4(B) の、泳動画像において、
+CerivastatinのiNOSバンド画像、GTPCHのバンド画像が、
それぞれ、+FluvastatinのiNOSバンド画像、GTPCHのバンド画像と、
類似しており、同一のデータに基づく画像の可能性が高く、データ捏造の疑いがあります。


Hattori Y et al. Cardiovasc Res 2002;54:649-658
Copyright © 2002, European Society of Cardiology




(↓矢印付き説明入り画像)

Hattori Y et al. Cardiovasc Res 2002;54:649-658
Copyright © 2002, European Society of Cardiology

文部科学省科学研究費補助金における不正行為 Case 1

2011年01月24日 | 文部科学省科学研究費補助金での不正行為
「KAKEN: 科学研究費補助金データベース」(国立情報学研究所が文部科学省、日本学術振興会と協力して作成・公開しているデータベース)
を用いて、服部良之教授の文部科学省から獲得した科学研究費(研究課題)について検索した。
その結果、研究課題番号:20591072 の2008年度 研究実績報告書において、発表文献として4報の論文(or学会抄録)が掲載されていた。


研究課題番号:20591072
研究課題名:テトラヒドロビオプテリンの血管内皮保護作用とその機序に関する検討
代表者服部 良之 研究者番号:10164873 獨協医科大学・医学部・教授
研究分担者
加瀬 浩之 研究者番号:40326872 獨協医科大学・医学部・助教
鈴木 國弘 研究者番号:90525007 獨協医科大学・医学部・助教
岡安 寿江 研究者番号:10348039 獨協医科大学・医学部・助教


論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#7 Hattori Y, Nakano Y, Hattori S, Tomizawa A, Inukai K, Kasai K. High molecular weight adiponectin activates AMPK and suppresses cytokine-induced NF-κB activation in vascular endothelial cells FEBS Letters 582(12) 1719-1724 2008
論文#9 Suzuki K, Uchida K, Nakanishi N, Hattori Y. Cilostazol activates AMP-activated protein kinase and restores endothelial function in diabetes. American Journal of Hypertension 21(4) 451-457 2008
論文#8 Okayasu T, Tomizawa A, Suzuki K, Manaka K, Hattori Y. PPARalpha activators upregulate eNOS activity and inhibit cytokine-induced NF-kappaB activation through AMP-activated protein kinase activation. Life Sciences 82(15-16) 84-891 2008
番号無 Tomizawa A. Hattori Y. Okayasu T. Suzuki K. Hattori s. Kasai K. Fenofibrate protects microvascular endothelial cells thro〓 AMP-activated protein kinase activation and upregulation of eNOS EASD 2008 (44th Annual Meeting of the European Association for the Study of Diabetes) ローマ(イタリア) - - 20080909




捏造の解説図(指摘項目No.1)
異なる4論文、7実験にわたる、画像の流用
流用(捏造・改竄)としか考えられず、合理的な弁明は不可能です。




捏造の解説図(指摘項目No.2)
異なる3論文、5実験にわたる画像の流用
流用(捏造・改竄)としか考えられず、合理的な弁明は不可能です。




捏造の解説図(指摘項目No.3)
指摘項目No.3-a
異なる3論文、3実験にわたる画像の流用




指摘項目No.3-b
異なる3論文、3実験にわたる画像の流用




捏造の解説図(指摘項目No.4)

異なる3論文、3実験にわたる画像の流用




捏造の解説図(指摘項目No.5)



捏造の解説図(指摘項目No.7)



捏造の解説図(指摘項目No.8)



捏造の解説図(指摘項目No.9)



捏造の解説図(指摘項目No.10)



捏造の解説図(指摘項目No.11)



捏造の解説図(指摘項目No.12)



捏造の解説図(指摘項目No.13)



捏造の解説図(指摘項目No.19)



捏造の解説図(指摘項目No.20)



捏造の解説図(指摘項目No.29)



捏造の解説図(指摘項目No.30)



捏造の解説図(指摘項目No.31)

厚生労働科研費での不正行為1

2011年01月24日 | 厚生労働科研費での不正行為
厚生労働科学研究成果データベース
http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIST00.do

200401371A0001.pdf(平成16年度総括研究報告書)
文献番号 200401371A
研究課題 各種高脂血症治療薬の糖尿病性心血管病進展予防効果の総合的検討
研究年度 平成16(2004)年度
主任研究者(所属機関) 服部 良之(独協医科大学内分泌代謝内科) 
研究区分 厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 循環器疾患等総合研究【若手医師・協力者活用に要する研究】(健)
開始年度 平成16(2004)年度
終了予定年度 平成18(2006)年度
研究費 3,488,000円



研究成果

論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#20 Hattori Y, Kasai K Disruption of the Actin Cytoskeleton Up-Regulates iNOS Expression in Vascular Smooth Muscle Cells. J Cardiovasc Pharmacol 43 209-213 2004
論文#21 Hattori Y, Kasai K, Gross SS NO suppresses while peroxynitrite sustains NF-kB: A paradigm to rationalize cytoprotective and cytotoxic actions attributed to NO Cardiovasc Res 63 31-40 2004
論文#22 Kato T, Hashikabe H, Iwata C, Akimoto K, HattoriY Statin blocks Rho/Rho-kinase signalling and disrupts the actin cytoskeleton: relationship to enhancement of LPS-mediated nitric oxide synthesis in vascular smooth muscle cells Biochim Biophys Acta 1689 267-272 2004

二つの実験は、別々に行われた実験であるにも関わらず、画像が類似しているため、極めて不自然であり、データの流用の可能性と、少なくともどちらかの論文が捏造である可能性が疑われる。







論文撤回Watch様にて、詳しく、解説がなされています。



赤で囲んだ二つの図が同一であることが、明らかです。
上の図は論文#20のFigure3。下の図は論文#22のFigure5です。
画像の流用(データ捏造、改竄)が疑われます。





↓上記論文#20のFigure3


Hattori Y et. al. Journal of Cardiovascular Pharmacology. 43(2):209-213, February 2004.
Figure 3 Latrunculin B (Lat B) inhibits F-actin polymerization. VSMC were either untreated or treated with 0.5 [mu]M Lat B for 1 hour, and then either unstimulated or stimulated with LPS (30 [mu]g/ml) and interferon-[gamma] (10 ng/ml) for 1 hour. Cells were then fixed with 3.7% formaldehyde solution, washed with acetone, and stained with 165 nM NBD-phallacidin. Stained F-actin was imaged using a Nikon epifluorescent microscope.
J Cardiovasc Pharmacol. 2004 Feb;43(2):209-13.







↓上記論文#22のFigure5


Biochimica et Biophysica Acta 1689 (2004) 267– 272
Copyright 2004 Elsevier B.V. All rights reserved.
Fig. 5. Fluvastatin inhibits F-actin polymerization. VSMC were either untreated or treated with 25 AM fluvastatin for 6 h, after which they were either
unstimulated or stimulated with LPS (30 Ag/ml) and IFN (10 ng/ml) for 1 h. Cells were then fixed with a 3.7% formaldehyde solution, washed with acetone,
and stained with 165 nM NBD-phallacidin. Stained F-actin was imaged using a Nikon epifluorescent microscope.






論文#21に関する研究不正(捏造)については、「捏造論文1」の記事を参照されたし。

厚生労働科研費での不正行為2

2011年01月24日 | 厚生労働科研費での不正行為
厚生労働科学研究成果データベース
http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIST00.do

200500571A0001.pdf(平成17年度総括研究報告書)

文献番号 200500571A
研究課題 各種高脂血症治療薬の糖尿病性心血管病進展予防効果の総合的検討(臨床研究実施チームの整備)
研究年度 平成17(2005)年度
主任研究者(所属機関) 服部 良之(独協医科大学内分泌代謝内科) 
研究区分 厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 循環器疾患等総合研究 【脳卒中・生活習慣病臨床研究】若手医師・協力者活用に要する研究
開始年度 平成16(2004)年度
終了予定年度 平成18(2006)年度
研究費 5,068,000円



研究成果

論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#16 Kase H, Hashikabe Y, Uchida K, Nakanishi N, Hattori Y. Supplementation with tetrahydrobiopterin prevents the cardiovascular effects of angiotensin II-induced oxidative and nitrosative stress J Hypertens 23 1375-1382 2005
論文#17 Hattori Y, Akimoto K, Gross SS, Hattori S, Kasai K Angiotensin-II-induced oxidative stress elicits hypoadiponectinaemia in rats Diabetologia 48 1066-1074 2005
論文#18 Xi SW, Satoh H, Kase H, Suzuki K, Hattori Y Stimulated HSP90 binding to eNOS and activation of the PI3-Akt pathway contribute to globular adiponectin-induced NO production: Vasorelaxation in response to globular adiponectin Biochem Biophys Res Common 332 200-205 2005
論文#19 Hattori S, Hattori Y, Kasai K Hypoadiponectinemia is caused by chronic blockade of nitric oxide synthesis in rats Metabolism 54 482-487 2005



上記論文#17のFigure 3(A)が、上記論文#19のFigure 3(A)と、同一である。




上記論文#17のFigure 3(B)のadiponectinのmRNAの6列の画像のうち、右3列(左から4列目、5列目、6列目)がそれぞれ互いに類似しており、不自然である。
さらに、上記論文#17のFigure 3(B)が、上記論文#19のFigure 2(B)と、類似している。
論文#17では、AngIIとAngII+Tempol(or BH4)の効果を見ているのに対し、
論文#19では、L-NAMEの効果を見ている。
それにもかかわらず、二つの画像が類似していることは不自然である。




また、
論文#17のFigure 3(C)が、論文#19のFigure 3(B),(C)と、類似している。
論文#17では、AngIIと、AngII+Tempol(or BH4)の効果を見ているのに対し、
論文#19では、L-NAMEと、L-NAME+pioglitazone(or allopurinol)の効果を見ている。
それにもかかわらず、二つの画像が類似していることは極めて不自然であり、少なくともどちらかの論文が捏造されたものであると断定できる(データの流用)。




↓上記論文#17のFigure 3(a)


Hattori Y et. al. DIABETOLOGIA Volume 48, Number 6, 1066-1074, Figure 3b
Copyright © 2005, Springer Berlin / Heidelberg
Fig. 3 a Plasma adiponectin levels in adipose tissue as determined by ELISA using a kit for the measurement of rat/mouse adiponectin. The results are expressed as means±SEM (n=7). b, c Adiponectin mRNA levels in adipose tissue as assessed by northern blot analysis. The results are expressed as means±SEM (n=3). *p<0.01 vs the control value<br />






↓上記論文#17のFigure 3(b)


Hattori Y et. al. DIABETOLOGIA Volume 48, Number 6, 1066-1074, Figure 3b
Copyright © 2005, Springer Berlin / Heidelberg
Fig. 3 a Plasma adiponectin levels in adipose tissue as determined by ELISA using a kit for the measurement of rat/mouse adiponectin. The results are expressed as means±SEM (n=7). b, c Adiponectin mRNA levels in adipose tissue as assessed by northern blot analysis. The results are expressed as means±SEM (n=3). *p<0.01 vs the control value<br />




↓上記論文#17のFigure 3(c)


Copyright © 2005, Springer Berlin / Heidelberg
Hattori Y et. al.DIABETOLOGIA Volume 48, Number 6, 1066-1074, Figure 3c
Fig. 3 a Plasma adiponectin levels in adipose tissue as determined by ELISA using a kit for the measurement of rat/mouse adiponectin. The results are expressed as means±SEM (n=7). b, c Adiponectin mRNA levels in adipose tissue as assessed by northern blot analysis. The results are expressed as means±SEM (n=3). *p<0.01 vs the control value<br />




↓上記論文#19のFigure 2


Copyright 2005 Elsevier Inc. All rights reserved.
Metabolism Clinical and Experimental 54 (2005) 482– 487
Fig. 2. Plasma adiponectin concentration (n = 8) (A) and adiponectin mRNA levels in adipose tissue (n = 3) (B). *P



↓上記論文#19のFigure 3

Copyright 2005 Elsevier Inc. All rights reserved.
Metabolism Clinical and Experimental 54 (2005) 482– 487
Fig. 3. Effects of pioglitazone and allopurinol on plasma adiponectin concentration (n = 8) (A) and adiponectin mRNA levels in adipose tissue (B and C). *P



上記論文#18のFigure 2(A)の上から3段目のHSP90の画像において、
一番左の列の画像と一番右の列の画像が類似しており、
画像の流用(データの捏造)が疑われる。

↓上記論文#18のFigure 2


(C) 2005 Elsevier Inc. All rights reserved.
Biochemical and Biophysical Research Communications 332 (2005) 200–205
Fig. 2. (A) Time course of eNOS–HSP90–Akt complex formation. BAE were stimulated with globular adiponectin for the indicated times. eNOS
was immunoprecipitated at each time point, and eNOS, HPS90, and Akt were evaluated by immunoblotting. (B) Globular adiponectin-induced
eNOS activation and eNOS–HSP90–Akt complex formation in BAE. BAE were pretreated with GA and then stimulated with globular adiponectin
for 10 min. eNOS was immunoprecipitated, and eNOS, peNOS, HSP90, and pAkt were evaluated by immunoblotting.

 

 


論文#10のFigure 3 (C)の再下段のMCP-1の画像全6列分は、
論文#13のFigure 4 (A)のiNOSの画像全6列分(Fruct, Fruct/BH4の画像)や、
上記論文#16のFigure 5 (b)のiNOS Proteinの画像右6列分(BH4 only, AngII, AngII/BH4の画像)と、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われる。


また、
論文#13のFigure 4 (A) のeNOSの画像全6列分は、
上記論文#16のFigure 5 (a)のeNOS Proteinの画像右6列分(BH4 only, AngII, AngII/BH4の画像)と、類似いる。
さらに、この二つの画像は、
論文#14のFigure 4(B)のMCP-1の画像の右8列分の画像を左右逆にした画像にも、類似しており、
画像の流用(データ捏造)が疑われる。






↓論文#10のFigure 3 (C)

Copyright (C) Elsevier Inc. All rights reserved.
Life Sciences 81 (2007) 939–943
Fig. 3. SKase activation is involved in globular adiponectin-induced activation
of NF-κB and adhesion molecule expression. (A) Treatment of cells with SKase
siRNA inhibited globular adiponectin-induced NF-κB activation. Data are
means±SD of at least three independent repetitions. ⁎Pb0.01 compared with
the value of gAd. (B) Treatment of cells with SKase siRNA markedly decreased
adiponectin-induced mRNA levels of adhesion protein expression. White bars:
control, grey bars: control treated with SKase siRNA, black bars: gAd, hatched
bars: gAd treated with SKase siRNA. Data are means±SD of at least three
independent repetitions and are shown as ratios against GAPDH. ⁎Pb0.01
compared with the value of gAd. (C) Treatment of cells with siRNA suppressed
globular adiponectin-induced protein levels of VCAM-1, ICAM-1, E-selectin,
and MCP-1. Experiments were performed in duplicate.





↓上記論文#13のFigure 4 

Copyright (C) 2006 Elsevier B.V. All rights reserved.
European Journal of Pharmacology 555 (2007) 48–53
Fig. 4. Protein levels of eNOS and iNOS in aortic tissue were evaluated by
Western blot analysis. Results are expressed as means±S.D. of n=4 rats.
aPb0.05 vs. control rats. bPb0.05 vs. fructose+BH4 rats. C: control, F: fructose,
F/B: fructose/BH4.





↓上記論文#14のFigure 4 
© 2006 American Heart Association, Inc. Hypertension. 2006;47:1183-1188. Figure 4. (A) Effects of metformin on TNF-–induced VCAM-1, E-selectin, ICAM-1, and MCP-1 mRNA expression. Metformin dose-dependently inhibited VCAM-1, E-selectin, ICAM-1, and MCP-1 mRNA levels. Each bar represents the meanSEM (n4). *P0.01. (B) Effects of metformin on TNF-–induced MCP-1 expression. Metformin dose-dependently inhibited MCP-1 protein levels.






↓上記論文#16のFigure 5 

Copyright (C) 2005 Lippincott Williams & Wilkins
Journal of Hypertension 2005, 23:1375–1382


厚生労働科研費での不正行為3

2011年01月24日 | 厚生労働科研費での不正行為
厚生労働科学研究成果データベース
http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIST00.do
200618009A0001.pdf (平成18年度総括研究報告書)
200618009B0001.pdf (平成18年度総合研究報告書)

文献番号 200618009A
研究課題 各種高脂血症治療薬の糖尿病性心血管病進展予防効果の総合的検討(若手医師・協力者活用に要する研究)
研究年度 平成18(2006)年度
主任研究者(所属機関) 服部 良之(独協医科大学内分泌代謝内科) 
研究区分 厚生労働科学研究費補助金 厚生科学基盤研究分野 臨床研究基盤整備推進研究
開始年度 平成16(2004)年度
終了予定年度 平成18(2006)年度
研究費 4,140,000円



研究成果

論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#14 Hattori Y, Suzuki K, Hattori S, Kasai K. Metformin inhibits Cytokine-Induced NF-kB Activation via AMPK Activation in Vascular Endothelial Cells Hypertension 47 1183-1188 2006
論文#36 Hattori Y, Hattori S, Kasai K. Globular Adiponectin Activates Nuclear Factor-{Kappa}B in Vascular Endothelial Cells, which in Turn Induceds Expression of Proinflammatory and Adhesion Molecule Genes. Diabetes Care 29 139-141 2006
論文#37 Hattori Y, Akimoto K, Nishikimi T, Matsuoka H, Kasai K. Activation of AMP-Activated Protein Kinase Enhances Angiotensin II-Induced Proliferation in Cardiac Fibroblasts. Hypertension 47 265-270 2006
論文#15 Hattori Y, Nakanishi Statin increases GTP cyclohydrolase I mRNA and 5,6,7,8-tetrahydrobiopterin in vascular endothelial cells. Pteridines 68 65-68 2006
論文#38 Hattori Y, Satoh H, Namatame T, Hattori S, Kasai K. A Patient With Extreme Insulin Resistance Syndrome Treated With Pioglitazone Diabetes Care 29 238-239 2006
論文#39 Hashikabe Y, Suzuki K, Jojima T, Uchida K, Hattori Y. Aldosterone impairs vascular endothelial cell function. J Cardiovasc Pharmacol. 47 609-613 2006






上記論文#15のFigure 2と、論文#24のFigure 3Aが、同一データである。

上記論文#15のFigure 3と、論文#24のFigure 3が、同一データである。


論文#4のFigure 4(A)のPhospho-IkBαの画像と、
論文#8のFigure 5(A)のPhospho-IkB-αの画像と、
上記論文#14のFigure 3(A)のPhospho-IkBaの画像と、
論文#21のFigure 6(A)のPhospho IκB-αの画像の、
4つの画像は全て同一画像であり、データの捏造(流用)が疑われる。
さらに、この上記論文#21のFigure 6(A)の上から2段目のPhospho IκB-αの画像の右3列分(左から4列目、5列目、6列目)の画像は、
同論文のFigure 6(A)の最下段のPhospho IkB-αの画像の左3列分(左から1列目、2列目、3列目)の画像と同一であり、データの捏造(流用)が疑われる。


また、
論文#4のFigure 4(B)のIkBαの画像と、
論文#8のFigure 5(B)のIkB-αの画像と、
上記論文#14のFigure 3(B)のIkBaの画像と、
論文#21のFigure 6(A)のONOO- IκB-αの画像の左4列の画像の、
4つの画像は全て同一画像であり、データの捏造(流用)が疑われる。
また、
上記論文#14のFigure 3(C)の最上段のIkB-aの画像の右3列分(左から2列目、3列目、4列目)の画像と、
論文#21のFigure 6(B)の最上段のIκB-αの画像の中央3列分(左から2列目、3列目、4列目)の画像とが、
同一画像である。
さらに、この上記論文#21のFigure 6(B)の最上段のIkB-αの画像の左から2列目のバンド画像は、
論文#21のFigure 6(B)の下から3段目のIκB-αの画像の左から2列目のバンド画像と、
同一画像であり、画像の流用(データ捏造)が疑われる。


また、
上記論文#14のFigure 3(C)のIKKa/bの画像の左3列分(左から1列目、2列目、3列目)の画像と
論文#21のFigure 6(B)の下から5段目のIKKα/βの画像の左3列分(左から1列目、2列目、3列目)の画像と、
論文#21のFigure 6(B)の下から2段目のIKKα/βの画像が、
同一画像であり、画像の流用(データ捏造)が疑われる。


また、
上記論文#14のFigure 3(C)の最下段のIkB-aの画像の左3列分(左から1列目、2列目、3列目)の画像と、
論文#21のFigure 6(B)の下から4段目のIκB-αの画像の左3列分(左から1列目、2列目、3列目)の画像と、
論文#21のFigure 6(B)の最下段のIκB-αの画像が、
同一画像であり、画像の流用(データ捏造)が疑われる。


↓論文#3のFigure 2

Journal of Atherosclerosis and Thrombosis
Vol. 17 (2010) , No. 5 503-509
Copyright (c) 2010 Japan Atherosclerosis Society
(A) Cilostazol-mediated activation of AMPK in rat VSMC. VSMC were treated with colostazol (100μM) for the indicated time periods before lysis, after which samples of cell lysate were probed with antibodies specific for the phosphorylated forms of AMPK and acetyl-CoA carboxylase (ACC). (B) HUVEC treated with cilostazol (100 μM) alone or in the presence of an adenylate cyclase inhibitor SQ22536 (10 μM) or a cell-permeable cAMP analog pCTP-cAMP (100 μM). After 15 min of incubation, the cells were lysed and p-AMPK activity was analyzed. Three independent studies showed similar results.




↓論文#4のFigure 1(A)(画像クリックで解像度の高い画像が表示されます。)

Figure 1
(A) Cilostazol activates AMP-activated protein kinase (AMPK) in vascular endothelial cells. Human umbilical vein endothelial cells (HUVEC) were treated with cilostazol (100 μM) for the indicated time periods before lysis, after which each cell lysate sample was probed with antibodies specific for phosphorylated forms of AMPK and acetyl-CoA carboxylase (ACC). 
Hattori Y et al. Cardiovasc Res 2009;81:133-139
Copyright the European Society of Cardiology. 




↓論文#4のFigure 4

Hattori Y et al. Cardiovasc Res 2009;81:133-139
Copyright the European Society of Cardiology. 
Figure 4
(A) Human umbilical vein endothelial cells (HUVEC) were incubated with tumour necrosis factor alpha (TNFα) for 0–180 min. The cells were lysed and subjected to western blot analysis using anti-IκB-α and anti-phospho-IκB-α antibodies. (B) The effect of cilostazol on IκB-α degradation in HUVEC. Cells were incubated for 30 min with cilostazol (30 and 100 μM), followed by TNFα for 30 min. Cells were then lysed and subjected to western blot analysis using anti-IκBα antibody. (C) The effect of cilostazol on IKK activity in HUVEC. Cells were incubated for 30 min with cilostazol (30 and 100 μM), followed by TNFα for 15 min. Cells were then lysed and immunoprecipitated with anti-IKKα/β antibody and used for kinase assay using recombinant IκBα as a substrate. Note that equal band densities for IKKα/β and GST-IκBα were observed. Three independent studies showed similar results.




↓論文#5のFigure 3(B)

Figure 3 (b) Effect of the AMPK inhibitor compound C (CC) on
the telmisartan-mediated inhibition of TNFa-induced NF-kB activation.
Inset: Time course analysis for pAMPK by telmisartan or metformin. Data
represent the means±s.d. (n¼4). **Po0.01 compared with the control
value (TNFa only). NS, not significant between the absence and presence
of CC.
Copyright 2009 The Japanese Society of Hypertension
Hypertension Research (2009) 32, 765–769





↓論文#8のFigure 1(A)(B)

Fig. 1. (A) Fenofibrate activates AMPK in vascular endothelial cells. HUVEC were treated with 100 μmol/L fenofibrate for the indicated time periods before lysis, after which cell lysates were probed with antibodies specific for AMPK, ACC, Akt, or eNOS, or their phosphorylated forms. (B) WY14643 (100 μmol/L) activates AMPK in HUVEC. 



↓論文#8のFigure 5

Fig. 5. (A) HUVEC were incubated with TNFα for 0–180 min. The cells were lysed and subjected to Western blot analysis using anti-IκB-α and anti-phospho-IκB-α antibodies. (B) The effect of fenofibrate on IκB-α degradation in HUVEC. Cells were incubated for 30 min with fenofibrate (30 and 100 μM), followed by TNFα for 30 min. Cells were then lysed and subjected to Western blot analysis using anti-IκB-α antibody. (C) The effect of fenofibrate on IKK activity in HUVEC. Cells were incubated for 30 min with metformin (30 and 100 μM), followed by TNFα for 15 min. Cells were then lysed and immunoprecipitated with anti-IKKα/β antibody and used for kinase assay using recombinant IκB-α as a substrate. Note that equal band densities for IKKα/β- and IκB-α were observed. Three independent experiments for (A) and (B) and two independent experiments for (C) were performed. Similar results were obtained in each experiment and representative photos were shown. 




↓論文#9のFigure 1(A)

Figure 1 | Cilostazol activates AMP-activated protein kinase (AMPK) in
vascular endothelial cells. (a) human umbilical vein endothelial cells (HUVECs)
were treated with 100 μmol/l cilostazol for the indicated time periods before
lysis, after which cell lysates were probed with antibodies specific for AMPK,
acetyl-CoA carboxylase (ACC), Akt, or endothelial nitric oxide synthase
(eNOS), or their phosphorylated forms.




↓論文#14のFigure 3 (画像クリックで解像度の高い画像が表示されます。)

Hattori, Y. et al. Hypertension 2006;47:1183-1188
Copyright ©2006 American Heart Association
Figure 3. (A) HUVECs were incubated with TNF- for 0 to 180 minutes. The cells were lysed and subjected to Western blot analysis using anti-IkB- and anti-phospho-IkB- antibodies. (B) The effect of metformin on IB-degradation in HUVECs. Cells were incubated for 30 minutes with metformin (3 and 10 mmol/L), followed by TNF- for 30 minutes. Cells were then lysed and subjected to Western blot analysis using anti-IkB- antibody. (C) The effect of metformin on IKK activity in HUVECs. Cells were incubated for 30 minutes with metformin (3 and 10 mmol/L), followed by TNF- for 15 minutes. Cells were then lysed and immunoprecipitated with anti-IKK/ß antibody and used for kinase assay using recombinant IkB- as a substrate. Note that equal band densities for IKK/ß and IkB- were observed.




↓論文#21のFigure 6(画像をクリックすると解像度の高い画像が表示されます。)

Hattori Y et al. Cardiovasc Res 2004;63:31-40
Copyright © 2004, European Society of Cardiology
Fig. 6
(A) Effect of NOR3 and SIN-1 on degradation and phosphorylation of I B-α in rat VSMC. Cells were incubated for 45 min with various concentrations of NOR3 (1 mM) or SIN-1 (1 mM), followed by LPS (30 μg/ml) for 0–180 min. Cell were lysed and subjected to Western blot analysis using anti-I B-α antibody and anti-phospho-I B-α. (B) Effect of NOR3 and SIN-1 on IKK activity in rat VSMC. Cells were incubated for 45 min with various concentrations of NOR3 (0.25–1 mM) or SIN-1 (1 mM), followed by LPS (30 μg/ml) for 15 min. Cells were lysed and immunoprecipitated with anti-IKKα/β antibody and used for kinase assay using recombinant I B-α as substrate. Note that equal intensities of IKKα/β- and I B-α-specific bands are obtained.

Dr 次元 【1】

2011年01月24日 | 論文撤回Watch
written by Retraction Watch / 2011.02.05 09:57


Dr 次元 【1】

Dr 次元が取り上げておられる獨協医科大学代謝内分泌における論文不正問題の一部を紹介させていただきます。



[画像: ]

赤で囲んだ二つの図は同一であることが、明らかです。上の図は、この論文。下の図はこの論文で発表されています。下の図は雑誌Biochim Biophys Actaに掲載されていますが、この雑誌の編集長も二つが同一であることをみとめており、編集長は、Dr Hattoriに連絡をとって説明してもらうとしています。Dr Hattori から編集長に対して返事があれば、Dr次元に知らされるようですので、結果を待ってみましょう。

Dr 次元が取り上げておられる獨協医科大学代謝内分泌における論文不正問題は今後も続けてワォッチしていきます。

written by Retraction Watch / 2011.02.05 09:57

Dr 次元 【2】

2011年01月24日 | 論文撤回Watch


Dr 次元 【2】

Retraction Watch / 2011.02.07 05:33 / 推薦数 : 3

 Dr 次元が取り上げておられる獨協医科大学代謝内分泌における論文不正問題です。はっきりいってあまりにも多くの不正がありすぎて、どれからとりあげてよいか迷ってしまいます。

まず、簡単なものから始めます。

雑誌Pteridinesに発表された論文(以下P論文)

雑誌Arteriosclerosis Thrombosis and Vascular Biologyに発表された論文(以下ATVB論文)を比べてみましょう。

両論文とも2007年の発表で、ATVB論文は2006年9月に投稿が受理されていますが、P論文の投稿受理日は明示されていません。両論文とも獨協大学代謝内分泌からのもので、P論文は11名の著者。ATVB論文は6名。両論文とも責任著者は同一人物です。おもしろいことに、P論文の筆頭著者は、ATVB論文の著者ではありません。なぜこのことがおもしろいのか?まずは、以下をご覧ください。

 

左側のパネルはATVB論文の図3で、右側のパネルがP論文の図3です。同じ図であることは一目瞭然です。

 

左側のパネルはATVB論文の補足図Iで、右側のパネルがP論文の図5です。これらも明らかに同じです。

 

これらのことはDr 次元がすでにご指摘されており、2重投稿が疑われます。

 

ATVB論文の筆頭著者は責任著者であると同時にP論文の責任著者であります。もし、P論文が先行論文だとすると、P論文の筆頭著者は、ATVB論文からはずされているということになるかもしれません。逆にATVB論文が先行論文だとすると、P論文の筆頭著者の単独犯行?も考えられます。P論文の筆頭著者のLast nameとFirst nameが入れ替えて表示されてあり、これが故意によるものだとするのは、考えすぎでしょうか?


Dr 次元 【4】

2011年01月24日 | 論文撤回Watch

Dr 次元 【4】

Retraction Watch / 2011.02.09 10:32 / 推薦数 : 5

このサイトでは、なぜこの論文が撤回されたのか、を追及することを目的として立ち上げましたが、最近は、なぜ、この論文が未だに撤回されないでいるのか、についてを追求することが多くなってきちゃいました。

 

Dr 次元さまのとりあげておられる獨協医大問題への補足です。簡単な例をまた取り上げます。

まずはこの論文の中の図だけ見て、頭のなかで、描写してみてください。

続いてこの論文の図を見ていただけますか。

 

 

よく似た図が何個かあるのがわかるはずです。下に示しておきます。

 

 

 

 

 

 以上はすべてDr次元が指摘されているものです。


Dr 次元 【3】

2011年01月24日 | 論文撤回Watch

Dr 次元 【3】

Retraction Watch / 2011.02.08 21:20 / 推薦数 : 3

雑誌Hypertensionからの Dr 次元さんの告発に対する返事には落胆しました。

We agree that the images appear to be similar, although not exactly the same. It is possible to have a "similar" image/data when one measures the same variable in different experiments. 

まあ主観のもんだいなのでしょうけれど、下に示した図を見れば、異なる実験をしてたまたま似通ったバンドができたとは、だれも考えないでしょう。

 

 

 

 


 



 

コメント

コメント一覧

非常にわかりやすく編集された画像ですね。
私のブログでも解説用に使用させてもらえないでしょうか。

こういった画像流用(捏造)の問題に対しては、
一般の人からすると、
「同じ研究者が自分のデータを使いまわしていることの何が悪いの?」
とか、
「たまたま同じような画像が得られたんじゃないの?」
とか、
思ってしまうみたいですね。

さらに、東北大学大学院歯学研究科の上原亜希子元助教の裁判では、
仙台地裁から、
「データに類似性が認められたからといって、流用があったと結論付けることは早計」
と指摘され、助教の地位保全と賃金の一部の仮払いを命じる決定が出されたそうです。
http://blog.goo.ne.jp/11jigen_dokkyo_medical_univ_/e/030ef06cc6359d281a886b57c75b5c59

もっと、不正行為の態様を一般の人にもわかりやすく解説する必要があるなと感じています。


written by 11jigen / 2011.02.11 17:12