一般道からコンビニのところを曲がって源流を目指す。
だんだん狭く、一本道のでこぼこ林道となっていく。バスでは無理だ。
広場のようなところがありそこに車を停める。
あの橋本元総理の書による碑もあった。
そこから、軽登山となり、しばし歩く。
やがて、源流の碑が。源流というには手前過ぎる。登山の格好をしていけば、まだ1時間は進めるはずだ。
また、蛇行している川であり、四方八方から水が流れ込むはず . . . 本文を読む
いつか、北海道でトンネルの崩落事故があり、中を車で通行中の多くの人が帰らぬ人となった。
その中の一青年が、いつか最後の清流四万十川を見に行きたいと言っていたそうだ。
事故後、まだ日も浅く、修復中の崩落現場も車で通ったことがあるだけに、その青年の分も、という気もして、私もいつかはと思っていた。
確かに綺麗だ。が、そのわけはというと圧倒的な自然のスペースと人間の居住するスペースの差によるものと思われ . . . 本文を読む
坂の下から見て左側にあるのが細川家〔熊本藩主〕の永青文庫。
いつかベンツが停まっていた。当主細川さんだったのかな?
その北隣にあるのがノルウェイの森にも出てくる学生寮 和敬塾(元は細川家の敷地)
少し歩くと目白通りになる。
目白通りには目白駅近辺までのわずかな距離の間に現在も生きているいろいろなものがある。
車を降りて歩くとよい。ゆっくり歩いて1時間。
椿山荘(山縣有朋)、東京カテドラ . . . 本文を読む
都内に由緒あるナントカ坂は多い。が、多くは車道となり昔の面影はない。
私の都内で最も好きな道、目白通りに通じる胸突坂は驚くほど歴史が凝縮している。ここは細く、急傾斜で、車道とならなかったのが幸いであった。雰囲気が残っている。
昔の雰囲気だけではなく今も生きているスポットである。
手前右側は関口芭蕉庵。芭蕉は田んぼを見ながら詠んだ。
その上は明治の元勲 田中光顕の蕉雨園
今、全国で坂本竜馬 . . . 本文を読む
福岡伸一さんは「動的平衡」を方丈記の「行く川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず、です」と説明している。
では鴨長明の方丈庵跡をたずねてみよう。
方丈庵跡とされる箇所まで実踏を基にご案内する。
克明な地図を事前に目にする事はなかった(ないのでは?)。が、目印となる2箇所の名称をおさえておくことで何とかなった。
2箇所とは法界寺と日野野外活動施設。
アクセス
京都から行く場合、最寄り駅は、 . . . 本文を読む
淡路島の百段苑の壇状植え込みは福岡アクロスの発想に似ていると申し上げた。
高名な建築家の植物に対する意識は、「建物だけでなく緑化にも一定の配慮をしていますよ」という感じのものが多い。
アクロスは違う。
緑が主で建物は従の感じすらする。石井氏の目神山住宅の発想に近い。
緑の中心は草花ではなく木々である。其の木々も自然に増えてさえいる。
もっともっと知られ、評価されるべきだ。福岡という地方に . . . 本文を読む
安藤忠雄の設計。
ホテルの地下に駐車代を払って屋上に出て見学することになる。
写真からは見えないが水辺空間も多い。浅い水辺にはアコヤガイが張られている。
建築家は水を多用し、超高層ビルの入り口には水の流れ部分を作るのがはやっている。
ただ、もう一歩踏み込んで水辺に棲む生物〔たとえばメダカ〕まで面倒を見るものは無いようだ。
ところで、階段状の植え込みって「アクロス福岡」にもありますね。
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足立美術館(Adachi Museum of Art)
6年連続庭園日本1! これはインパクトだ。行ってみたくなる。
しかし遠く(島根県安来市)、ハードルが高い。
2008年秋、やっとのことで行けたので参考に感想等を述べる。
1 アクセス
よくない。3連休などで、しかも直前に決定となると、飛行機は高く、しかも取れない。
鉄道使用の場合、最寄り駅は安来である。新幹線で岡山まで行って特急 . . . 本文を読む
富良野というとお花畑、TVドラマの舞台地といったところを前提に行かれる方が多い。
行き先に加えて損のないというか行くべき至高の価値あるのが後藤純男美術館だ。
後藤純男と聞いても五山(東山、杉山、高山、加山、平山)ほどには有名で無いかもしれない。
しかし、ひとたび彼の絵を見ればどこかで見た高名なものが多く、この絵は彼の手になるものだったのかと驚くことになる。
元東京芸大日本画科教授だったことから . . . 本文を読む