HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

日本最古の偽銭工房が実は、、

2008-12-24 18:21:58 | 新聞から
今日の新聞の記事です。






国立文化財機構奈良文化財研究所の調査で

奈良時代に流通した、国内最古級の貨幣「和同開珎』(705)年は、平城京(奈良市)で鋳造の元となる「種銭」がつくられ、
その『種銭』が地方の銅生産地に配給されて、大量生産された可能性があることがわかった。

規格を統一する為に中央の官営工房を置いていたと思える。

1979年に鋳型の破片数百点が見つかった。平城京から1キロしか離れていなくて、その平城京の「造幣局」についての記述がなかったために「偽銭つくり」の跡と思われていた。

ところが、実際の実験で、奈文研の都城発掘調査部長が、

銭を鋳造した場合、完成品の大きさが原型より1.78%収縮することを解明した。

79年に出土した鋳型から、本物より一回り大きい大きい2.53ミリの銭できることが分かり。

これからかたをとって、銭を作り、側面などを磨くと本物とほぼおなじおおきさになったという。

偽銭の場合、本物から形を取るので本物より小さくなる。

この結果出土したのは「種銭用」だったと判断された、

歴史ってひっくり返るのですよね~

いまこれより古い「富本銭」というのがあったことが知られています。



683年頃作られた。

なかなか流通した痕跡が見つからず、

1999年に飛鳥池工房跡から9000枚以上鋳造した跡が見つかるまでは、

5枚しか見つかってなかったので「まじない銭」と思われていたとか、、

2007年藤原京跡から、地鎮祭具といっしょに出土した平瓶に一杯つめられた富本銭が見つかった。

この富本銭という貨幣の存在はすでに知られていて、1798年江戸時代の『古銭目録」にでているそうであ
る。




どちらが最古の流通貨幣かまだ判明はしてないが、


確実に広範囲に流通した貨幣として、和同開珎はその名を知られている。

私が中国の西安にある博物館に行った時、和同開珎がかざられていた。

多分中国の貨幣の模倣みたいな陳列の仕方だったと記憶しているけれど、、




ちなみにこのお金和同開珎の当時の価値はいくらだと思いますか?


おコメ2キロが買えた。

新成人一日分の労働力だったそうです。

富本銭の頃は偽銭つくりの罪がないらしく、和同開珎の頃は死刑だったそうです。


普通の民は物々交換で、貨幣は必要でなかった。

もっと時代がたつけど、ホラ、「わらしべ長者とか、「かさじぞう』のお話でも、皆物々交換ですよね。

お金が作られたのは、時の政府がいろいろなことに賃金をはらったりするのに必要だったから、らしい。


今の国債と同じ発想かしらと思ってしまいました。歴史って面白いですね。
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2 コメント

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Unknown (kinnko)
2008-12-25 14:14:25
この記事こちらでも24日1面に出ていました。
本当に歴史って面白いですね。

日本最古級の和同開珎の元となる種銭が作られ、
ていたところが、「偽銭つくり」の跡と思われて
いたのですね。

それが造幣局・「種銭用」だったとは、、、

和同開珎より古いのが宮本銭ですか?どちらが
古いのかはっきりしていないんですね。

民は物々交換で時の政府が、必要だった訳ですね。

新聞よりmicchanの解説の方が分かりやすい!
返信する
富本銭のほうが古いのです。 (micchan)
2008-12-25 17:17:22
ただ富本銭の出土が5枚くらいだったので、流通貨幣と思われず、まじない貨幣と思われていた。
ところがたいりょうにはけんされたので???です。いまは和同開珎が最古の貨幣という表現が変りました。
返信する

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