きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

ロミオ&ジュリエット 大千秋楽

2013-10-29 20:49:44 | 観劇・ミュージカル
2013年版のロミオ&ジュリエットを梅田芸術劇場で観て来ました。



初演のロミジュリの演出にかなり不満があったので今回の再演は全く観るつもりはありませんでした。

でも、キャストが発表された時に尾上松也さんの名前があったので演出には目をつぶって行ってみようと思いました。

だって、松也さんがミュージカルに出演されるなんて思っていなかったし、これが最初で最後かもしれないと思ったから・・・。

なのでとにかく松也さんのベンヴォーリオが観られる日で、できれば城田くんのディボルトを観たかったのですが、私の行ける日にこの組み合わせはなくて、それなら、千秋楽にという事で27日に決めたのでした。


さて、舞台ですが、初演の時も若者たちはロミオの城田くん、ベンヴォーリオの浦井くん以外はほとんど意識して観た事のある役者さんはいない状態でしたが、皆さんの一生懸命さが物語の純愛と溶け合って心に響いた印象があります。

今回も初演からのロミオの城田優くんとジュリエットのフランク莉奈さん、ベンヴォーリオの尾上松也さんのお3方以外はほとんど知らない方ばかりでした。

でも、すべての出演者がそれぞれの場所でキラキラ輝いていて本当に楽しそうなのが客席にも伝わってとても良かったです。


2度目のロミオ役の城田くんは一人別格な感じで、本当に安心して観ていられる安定感があり、良い座長さんに成長されたなあとちょっと感慨を持ってしまうほど・・・。

私的にはダンスがもっとダイナミックに見えるといいのになあとは思ったりしましたけど、来秋の「ファントム」が本当に楽しみ。
これからもミュージカルの舞台で輝き続けて欲しい方の一人です。

初めて彼を意識した「テイクフライト」から5年程。
大作で主役を演じられる存在に成長されていた事を保護者目線で嬉しく思いました。



出演者の頑張りに称賛は惜しみませんが、私的にはやはりこの演出は納得できないので一言。

雑誌のインタビューで携帯電話などが登場する演出に触れて、ロミジュリは便利ツールがなくて起きた悲劇だけど、便利ツールがあっても悲劇は起きるという事を表現したかったというのを読みました。

確かに言われていることはわかりますが、だったら、携帯電話が出てきても違和感のない時代設定にすべきではないのかと。

時代背景はそのままで現代のものを入れ込むのは無理すぎる。コメディなら笑って済ませる事もできるでしょうけどね。
私にはこの感覚がよくわかりませんでした。

宝塚版の演出をそのまま、このキャストで上演してくれたら、もっと心に残る作品になったのになあと思いました。

お目当てだった松也さんの事などは長くなったので次回に。
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