代理といえど、監督でありチームの最高責任者。
この阪神2連戦、本当に心身ともにお疲れであったと思う。
結果は1勝1敗であるが、満点をあげてもいい采配であった。
現役時代からスーパーサブ的存在で、チームには欠かせない人材であった。
それだけに野球人としての苦労は大いに経験済み。
レギュラー選手はもとより、控えの選手の気持ちをつかむのも、ハッキリ申して野村より上である。
皆さんもお気づきであろうが、ベンチがとても明るかった。
そして大野や町田をはじめ、コーチ陣が生き生きしていた。
それを見て思ったのが、人間は信頼と信用されれば、持つ能力以上のものを発揮し好循環をもたらすものだと・・・
「各担当コーチに全てを任せ、失敗したら俺が責任を取る・・・」 風の噂でそのような便りが耳に届いた。
大野は投手起用を、町田は打者の見極めを、植田は交代機を・・・
それぞれの専門職には口出しせず戦った結果が5割。
たかが2試合とあなどるなかれ。
それが・・・落合監督の語る、「いい監督は、自分の専門外には口出ししない・・・」という監督論の実戦でもあった。
さて・・・ベンチ裏で2日間見ていた指揮官。
明日からのヤクルト戦で変わるだろうか・・・?
恐らく無理だと思うのだが・・・(持って生まれた性格は不変)