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「国が悪い!」「政治が悪い!」と思った時にどうするべきか?

2023年07月31日 | 政治・経済
今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。

皆さん、自分の不幸の原因について、「国が悪い!」「政治が悪い!」と感じるときはありますか?
そんな時、私たちは、どうするべきなのでしょうか?

▼政治に参加しよう!
先日、以前パワーゲームでお世話になっていたIさんから、興味深い動画を教えてもらいました。

これ、ロシア人に道で意見を聞いているのですが。
前半は主に、「戦争肯定派」の意見。
後半は主に、「戦争反対派」の意見になっています。
短いですが、今のロシア人の本音がわかる貴重な動画だと思います。
是非ごらんください。

この動画の最後で、ある男性がこんなことをいっています。
彼は、戦争に反対なのですが、
<「俺にできることは、何もないんだ。何かしようとしたら、速攻しょっぴかれる。」>
とあきらめています。

気持ちはわかります。
彼が反戦を叫んでも、何も変わりません。
そして、逮捕され、最長懲役15年の実刑をくらうのです。

こんな状況で政治に参加するのは難しいでしょう。
Iさんは、最後の彼の言葉について、ナチスが登場し、自由を奪われるまでの自分の行動を語ったニーメラー牧師の言葉を教えてくれました。

<(ニーメラー牧師は何千人もの人々の前に、彼自身のことを(あまりにも謙虚に)こう語った。
ナチスが共産主義者を攻撃した。彼はやや不安になったが、彼は共産主義者ではなかったので、何もしなかった。

そして彼らは社会主義者を攻撃した。彼は不安だったが、社会主義者ではなかったので何もしなかった。
それから学校が、新聞が、ユダヤ人が、となり、彼はそのたびに不安になったが、やはり何もしなかった。

そして彼らは教会を攻撃した。彼は教会の人間であった。だから彼は何かを行なった。しかし、それは遅過ぎた。)>

結局、ニーメラー牧師は、強制収容所送りになりました。
(@ですが、サバイバルして1984年まで生きました。)

この言葉は、国民の政治の無関心が、破滅的な結果をひき起こすことを教えています。
ニーメラー牧師は、ヒトラーが共産主義を攻撃した時、
社会主義を攻撃した時、
学校、新聞、ユダヤ人を攻撃した時、
不安になりつつも、「自分とは関係ない」と何もしませんでした。

そして、最後にヒトラーが教会を攻撃し始めたので、ようやく動いた。
しかし、「時すでに遅し」だったのです。

ロシアもそうですね。
プーチンは、いきなり絶対独裁者になったわけではありません。
徐々に絶対権力を確立していったのです。
彼がウクライナ侵略を開始したのは、大統領になって22年経ってからでした。
国民が無関心にしていたら、「戦争反対!」とSNSに投稿しただけで逮捕される国になっていたのです。

日本はどうでしょう?
幸い、岸田さんの政策に反対しても、逮捕されることはありません。
これは本当にありがたいことなので、皆さん政治に参加してください。
たとえば、日本の税金は、どんどんどんどん高くなっています。
だまっていたら、どこまでもどこまでも高くなりますよ。

ニーメラー牧師風に書いてみましょう。
<1989年に消費税が導入された時、彼は何もしなかった。翌1990年、バブルが崩壊し、日本の成長期は終わった。
1997年に消費税率が3%から5%に引き上げられた時、彼は何もしなかった。
日本経済は成長を止め、長期にわたる停滞時代に突入した。

2013年に復興特別所得税が導入された時、彼は何もしなかった。
被災者の人たちがかわいそうだったからだ。
2014年に消費税率が5%から8%に引き上げられた時、彼は何もしなかった。

アベノミクスの好況は、たった1年で終わった。
2019年に消費税率が8%から10%に引き上げられた時、彼は何もしなかった。
その後も防衛増税、社会保険料引き上げなど、税金はどんどんどん上がっていった。

彼は、何もしなかった。
彼は、大学を卒業してから40年以上、朝から晩まで働いた。
老齢に達した時、ほとんど貯金がないことに気がついた。
稼いだ金のほとんどを、税金で持っていかれるからだ。

政府は、「財政赤字を解消し、借金を返済するために増税が必要だ」といつも説明してきた。
ところが税金を上げても上げても、借金は減るどころか増え続けていく。
重税によって経済がまったく成長しないからだ。

彼はついに、「政治を変えなければ、国がつぶれる!」と思い、行動することを決意した。
しかし、彼は翌日死に、妻と子供たちは相続税を納めた。>

実際、日本政府が、事あるごとに税金を上げているのは事実です。

なぜ?

日本国民が、増税をされても黙っているからです。
皆さん、声を上げましょう!
別にデモを組織したり、参加する必要はありません。

総理官邸に、直接メールを送ってください。
乱暴な言葉づかいではなく、丁寧な文章で。
1000通の総理官邸へのメールは、10万人デモに匹敵する力を持っています。

@総理官邸へのメールはこちらから↓

▼考えて、行動して、乗り越えよう!
二つ目にすべきことは、自分自身の境遇を、自分自身で変えていくことです。
確かに、政治に参加することは、絶対的に必要です。

でなければ、ヒトラーとかプーチンとか、国に破滅をもたらすリーダーが政権につく可能性がある。
そうでなくても、政治的無関心が原因で、税金がどんどん上がり、豊かさがどんどん失われていきます。

しかし、政治が変わるのを待っていれば、変わる前に自分が破産するかもしれません。
だから、政治に働きかけつつも、自分の生活、仕事を整えて行くことが重要なのです。

さて、私は1998年、一文無しになり家賃が払えなくなりました。
「金がないことの大変さ」を実感した私は、さまざまな人生哲学を研究するようになったのです。
おかげさまで、収入はどんどん増えていき、運勢がどんどんよくなり、
支配者層の知人友人がどんどん増えていきました。
あなたの人生も変わるはずです。↓

---owari---
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