ネガティブ(否定的、消極的)な発想や思想、考え方などが心のなかに入り込んできたら、そういう考え方が根を下ろさないように気をつけなければいけません。
「自分は、一度、失敗したから、もう駄目なのだ」
「こういう悪いことを言われたから、もう駄目なのだ」
「『おまえは仕事ができない』『おまえは勉強ができない』と言われたから、もう駄目なのだ」
「よい学校に行けなかったから、もう駄目なのだ」
「親に嫌われたから、もう駄目なのだ」
「友達から仲間外れにされたから、もう駄目なのだ」
「お金儲けで失敗したから、もう駄目なのだ」
そのように、否定的な考え方は、いろいろあるでしょう。
しかし、その否定的な考え方をあまり自分のなかに入れないように、そして、それが心のなかに根を下ろさないように、気をつけなければいけないのです。
人間は同時に二つのことを考えることができないので、否定的な考え方に代わるものとして、その正反対の考え方を、努力して入れていくように工夫すべきです。
何か否定的な考え方が出てきたら、「そうは言っても、こういう考え方もあるのではないか」というように、逆の見方をして、それを肯定的で積極的なものの見方に変えていくのです。
「これはピンチだけれども、考えようによってはチャンスかもしれない」「あの人は私のことをとても悪く言い、批判するけれども、言っていることは当たっているので、これは自分の欠点を直すチャンスかもしれないし、もしかしたら、あの人は私を教育しようとしてくれているのかもしれない」というように、考え方や受け止め方を変えてみることが大事です。
そのように、本当は人生の試練と受け取れるようなものであっても、もっと肯定的で積極的なものに考え方を変えていくことはできるのです。考え方の種が肯定的で積極的なものであれば、未来に花咲き、実るものも、必ず、その延長上にあります。
「『考え方』は未来をつくる種」(仏法真理)
---owari---
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