(成功には元手が要る)
今回は、「成功するということ」と題して、成功についての話をしていきます。難しい話ではなく、できるだけ分かりやすい話をしたいと考えています。
以前に何度か、「成功には元手が要る」と述べたことがあります。元手とは、一般には、商売などをする際の、最初のスタート資金のことですが、ここでいう元手とは、お金のことだけではなく、成功するための原動力、あるいは基礎となるようなもののことです。そういうものが、やはり必要なのです。
成功の元にあるものは何であるのかを考えてみたいと思います。
「人間として、この世に生きる」という観点に限って、そこに何らかの法則のようなものがあるのではないか考えてみると、やはり、成功の要因と思えるようなものが幾つかあります。この世以外のことを除外して考えても、成功の要因と思えるものがあるのです。
(両親の見ていないところで努力する)
子供時代において、成功の元手として考えられるものは、まず、両親の信用です。子供にとっては、「両親から評価される」「両親の信用を得る」ということが、成功の元手として、とても大事なのです。
両親の信用は。どういうところで芽生えるかというと、一つには、「両親の見ていないところで、何をしているか。どのように振る舞っているか」という点です。
子供というものは、一般に、人の見ている前、特に親の見ている前では、きちんと取り繕って、いい子にします(もちろん、そうしたくても、できないこともありますが)。これは、どの子にも、だいたい共通していると言ってもよいでしょう。
ところが、親子の関係というのは不思議なもので、「両親が見ていないところで子供が何をしているか」ということが、なぜか両親には分かってしまうものなのです。本来、見えるはずはないのですが、何かの形跡などの、ちょっとしたことで、分かってくるのです。
したがって、「親が見ていないところで何をしているか」ということが重要です。親が見ていないところで、羽目を外したり、怠けたり、サボったりしていると、何かの拍子に、それがばれてしまいます。
私には、「両親の見ていないところでこそ、一生懸命に努力する」という面があったのです。私のそういう部分を、両親は、どこかで見ているか、あるいは感じるかするらしく、折に触れて、ほめてくれることがありました。
「両親の見ていないところで、きちんとしている」ということが大切なのです。両親の見ている前できちんとするのは当たり前のことであり、両親の見ている前でもきちんとできない人は、要領が悪いか反抗的かのどちらかです。
そのように、「両親の見ていないところで努力している」ということを、私の両親はほめてくれたのです。
---owari---
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