北海道新聞 2020年11月11日付記事
「『鉄道員』駅舎デザイン画、返礼品に 南富良野町 寄付金はセット維持に活用」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/480146?rct=n_h_tetsudo_club
東映と連携して南富良野町は11月10日から、
ふるさと納税の返礼品に映画「鉄道員(ぽっぽや)」で使われたロケセットのデザイン画を新たに追加した。
実際のJR根室線幾寅駅を使った「幌舞(ほろまい)駅」や、駅前の「だるま食堂」など5種類を用意。
集まった寄付金は、製作から20年以上経過したロケセットの維持管理に活用する計画だ。
幾寅駅では1999年1月、高倉健さん演じる乙松が
駅長を務める「幌舞駅」として2週間にわたり撮影が行われた。
駅名の看板などのほか、駅周辺には映画の中で志村けんさんが飲んだくれた「だるま食堂」、
理容店などのセットも当時のままの姿で残されており、年間約3万人が訪れる観光名所として知られる。
デザイン画はB4判のモノクロ。
撮影当時に東映のロケ班美術スタッフが描いた原画を和紙に複写し、
額装を施して返礼品に仕上げた。
寄付金額2万5千円の返礼品として、5種類の中から1種類を選べる。
年明けには彩色を施した同じデザイン画5種類も同価格で追加する予定だ。
南富良野町企画課は
「鉄道員は今も根強い人気があり、ロケセットは貴重な観光資源。
ふるさと納税の寄付金を活用し、全国の映画ファンから愛され続けるロケセットを末永く守りたい」としている。
ふるさと納税の寄付、返礼品の閲覧は町ホームページ
(https://www.town.minamifurano.hokkaido.jp/)からできる。
問い合わせは南富良野町企画課(電)0167・52・2115へ。
(文章執筆:伊勢裕太 氏)
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イラストサイト「pixiv」より 「鉄道員」 by Junya さん(2012.10.01.)
(2021年10月追記:)
「鉄道員(ぽっぽや)」を観ていると美しさとノシタルジア、
そして時の流れの残酷さを痛感してしまう。
若き乙松ら、多くの鉄道員がそこで活き活きと活躍していた。
しかし今、もうSL(蒸気機関車)の時代ではないし、
幌舞の活気を呼んでいた炭鉱も閉山してしまって、人々はどんどん去ってゆく。
せめて鉄道だけでも健在であって欲しい。
自分は一部の鉄道マニアのように「キハ40系」などレトロな特定車両へのこだわりはない。
鉄道を維持するためには、利用者が快適で燃費が良くなる車両に切り替わって当然だと思っている。
レトロなものを求めていたら鉄道は一握りのマニア層だけのものになってしまうし、
それでは鉄道は公共交通でなくなり、やがて見捨てられてしまう。
それではダメだ。
公共のものである以上、時代と共にきちんとupdate(アップデート)されていって欲しい。
周遊券片手に旅した時代の路線や町の活気がどんどんなくなってしまった。
佐呂間町、湧網線、天北線、浜頓別町、名寄線、紋別、etc.
鉄道とともに町の活気もすでにない。
だからどうか、富良野~新得間のJR幾寅駅が、
今あるJR北海道の鉄道路線が、現役であり続けて欲しいです。
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そして、釧路から東の果ての街・根室に続く区間の路線、通称「花咲線」。
1日あたりのダイヤはおよそ5~6往復で、
採算面ではお世辞にも“良い”とは言えないかもしれない。
でも、札幌周辺でももう見られない自然の宝庫は、かけがえのないもの。
何よりも人の住む町があり、
何よりも「日本」という国土で大切な場所。
絶対に守らなければならない路線です。
地球探索鉄道 花咲線 冬篇 ~地球を体感する、鉄道の旅へ。~
湿原に触れた夏の旅。
「地の果て」の寂寥感を実感した冬の旅。
いずれも、来た者にしかわからない。
だから、訪ねてみて欲しいです。
負けるな、頑張れ、花咲線。
花咲線 ホームページは、
https://www.hanasaki-line.com/
「『鉄道員』駅舎デザイン画、返礼品に 南富良野町 寄付金はセット維持に活用」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/480146?rct=n_h_tetsudo_club
東映と連携して南富良野町は11月10日から、
ふるさと納税の返礼品に映画「鉄道員(ぽっぽや)」で使われたロケセットのデザイン画を新たに追加した。
実際のJR根室線幾寅駅を使った「幌舞(ほろまい)駅」や、駅前の「だるま食堂」など5種類を用意。
集まった寄付金は、製作から20年以上経過したロケセットの維持管理に活用する計画だ。
幾寅駅では1999年1月、高倉健さん演じる乙松が
駅長を務める「幌舞駅」として2週間にわたり撮影が行われた。
駅名の看板などのほか、駅周辺には映画の中で志村けんさんが飲んだくれた「だるま食堂」、
理容店などのセットも当時のままの姿で残されており、年間約3万人が訪れる観光名所として知られる。
デザイン画はB4判のモノクロ。
撮影当時に東映のロケ班美術スタッフが描いた原画を和紙に複写し、
額装を施して返礼品に仕上げた。
寄付金額2万5千円の返礼品として、5種類の中から1種類を選べる。
年明けには彩色を施した同じデザイン画5種類も同価格で追加する予定だ。
南富良野町企画課は
「鉄道員は今も根強い人気があり、ロケセットは貴重な観光資源。
ふるさと納税の寄付金を活用し、全国の映画ファンから愛され続けるロケセットを末永く守りたい」としている。
ふるさと納税の寄付、返礼品の閲覧は町ホームページ
(https://www.town.minamifurano.hokkaido.jp/)からできる。
問い合わせは南富良野町企画課(電)0167・52・2115へ。
(文章執筆:伊勢裕太 氏)
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イラストサイト「pixiv」より 「鉄道員」 by Junya さん(2012.10.01.)
(2021年10月追記:)
「鉄道員(ぽっぽや)」を観ていると美しさとノシタルジア、
そして時の流れの残酷さを痛感してしまう。
若き乙松ら、多くの鉄道員がそこで活き活きと活躍していた。
しかし今、もうSL(蒸気機関車)の時代ではないし、
幌舞の活気を呼んでいた炭鉱も閉山してしまって、人々はどんどん去ってゆく。
せめて鉄道だけでも健在であって欲しい。
自分は一部の鉄道マニアのように「キハ40系」などレトロな特定車両へのこだわりはない。
鉄道を維持するためには、利用者が快適で燃費が良くなる車両に切り替わって当然だと思っている。
レトロなものを求めていたら鉄道は一握りのマニア層だけのものになってしまうし、
それでは鉄道は公共交通でなくなり、やがて見捨てられてしまう。
それではダメだ。
公共のものである以上、時代と共にきちんとupdate(アップデート)されていって欲しい。
周遊券片手に旅した時代の路線や町の活気がどんどんなくなってしまった。
佐呂間町、湧網線、天北線、浜頓別町、名寄線、紋別、etc.
鉄道とともに町の活気もすでにない。
だからどうか、富良野~新得間のJR幾寅駅が、
今あるJR北海道の鉄道路線が、現役であり続けて欲しいです。
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そして、釧路から東の果ての街・根室に続く区間の路線、通称「花咲線」。
1日あたりのダイヤはおよそ5~6往復で、
採算面ではお世辞にも“良い”とは言えないかもしれない。
でも、札幌周辺でももう見られない自然の宝庫は、かけがえのないもの。
何よりも人の住む町があり、
何よりも「日本」という国土で大切な場所。
絶対に守らなければならない路線です。
地球探索鉄道 花咲線 冬篇 ~地球を体感する、鉄道の旅へ。~
湿原に触れた夏の旅。
「地の果て」の寂寥感を実感した冬の旅。
いずれも、来た者にしかわからない。
だから、訪ねてみて欲しいです。
負けるな、頑張れ、花咲線。
花咲線 ホームページは、
https://www.hanasaki-line.com/