shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

愛に振り回される人/「Victims」(1983) Culture Club

2017-08-19 | 音楽
テレビアニメ「恋と嘘」で個人的にハマりかけていますが、
そこで思い出した歌をひとつ。

1980年代の好きなバンドで、UKポップの「カルチャークラブ」がありました。
女装のルックスで有名なボーイ・ジョージをリード・ボーカルにした4人編成のバンドで、
1982年にVirgin Recordsとメジャー契約、「Do you really want hurt me(邦題:君は完璧さ)」が大ヒット。
どうしてもボーイ・ジョージの話題に集中してしまったようですが、音楽性はソウル・ミュージック&モータウン色が強かったり、
2ndアルバム発表時のサイド・ボーカル:ヘレン・テリーの存在も大きく「ゴスペル」的ポップさも感じられた。


   ↑
そして今回取り上げますのは、ヒット曲「Karma Chameleon(カーマは気まぐれ)」「Miss Me Blind」も入った
2ndアルバム『Colour By Numbers(カラー・バイ・ナンバーズ)』の最後の曲
「Victims(邦題:いつも二人で)」。
本来「Victims」とは“犠牲者・被害者・えじき”の意味なんだが、
“振りまわされる人”とか“とりこ”の意味もあるそうで、この歌のニュアンスはこちらだろう。
(余談ですが、「ボ-イ」と日本語を入れてくれたのは嬉しいけれど、
縦書きにするなら伸ばす棒も直すように誰も提言しなかったのだろうか……ちょっと恥ずかしい)

「恋と嘘」の展開をみるとおわかりかもしれませんが、
国が結婚相手を決めつける設定なだけに、恋の感情にも屈折したものをやはり感じます。
また原作の最新刊でもひと波乱起こっています。 いい加減落ち着かんか…
(ネタバレなので詳細は言えませんが)



イラストサイト「pixiv」より “Misaki Takasaki X Yukari Nejima” by bizuRE

自分としては始めの展開のように、根島と美咲が痛みを乗り越えて結ばれて二人に笑顔が戻ることが理想的な結末だと思うし、
莉々奈の決心が報われるのかと思っているのですが、さて………

「人を好きになるって……残酷だ……」
 (第7話より。 美咲の思いが切なかった)


Culture Club Victims HD Live London December 1983



歌詞・和訳・コード進行は、こちらをどうぞ。
ブログ「洋楽譚解 de nihilo」
https://denihilo.com/culture-club/victims


それにしても、当時のボーイ・ジョージの人気ってアイドル同然でしたね……



Comments (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 激昂するラブソング/「Agans... | TOP | 楽しくて、やがて哀しい「La ... »
最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (misakey339)
2021-01-10 22:54:25
ずっと犠牲者という意味だと思って聴いていました。
最近になって映像付きでこの曲を聴いたのですが、
ピアノのイントロからオケスタイルになってくるにつれて、
じーんとくるものがあります。
返信する
Unknown (ezota011)
2021-01-11 07:57:37
misakey339さん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね、歌詞も曲構成も素晴らしくて、
今も学べるものがありますね。
お楽しみいただければ幸いです。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 音楽