以前、さださんのアルバム『夢の轍』を取り上げましたが、
改めてこの歌を取り上げてみたいと思います。
いちばん好きな歌は「微熱」なのですが、もし先の歌がシングルカットされていたならば、
カップリングすべき歌は、今回紹介するこの歌だと思っています。
歌詞:
http://j-lyric.net/artist/a0004ab/l020c2d.html
1979年にさださんは「フリーフライト・レーベル」を設立してからは
『夢供養』などでも深い内容の歌が出るようになりましたが、これもそんな一曲でしょう。
以前「YouTube」ではこの歌の内容に沿った写真で構成された素晴らしい映像もあったのですが、
残念ながら削除されてしまいました。
1982年当時、新潟県佐渡島の国鳥「朱鷺(トキ)」が減りに減って7羽になったという話がありました。
また、当時の戦争は(ソ連のアフガニスタン侵攻やイラン・イラク戦争もありましたが)
おそらくフォークランド紛争のことでしょう。
そんなこのままでいいのか、という出来事がありながらも自分たちではどうしようもない事で、
とにかく日常を過ごしてゆく事、を歌っています。
自分にとっては、良い歌なんだけどある種「虚しい」、と感じずにいられない歌でした。
いろんな人々がいる。
(「君の名」のテッシーやさやちんのように)例えばしがらみだらけの故郷を出て、都会で暮らすカップルがいる。
ブライダルフェアを見ながら自分たちの結婚後の暮らしを見つめてる。
そんなふたりも暮らしを守るため、この歌のようにやはり
(意思を持って)日常に流されていかなければならないだろう。
この歌と共通する洋楽がある。
ポール・サイモンの「Amerian Tune (アメリカの歌)」(1973)だ。
Simon & Garfunkel - American Tune (from The Concert in Central Park)
僕はよく誤解され たえず迷い
なんども見捨てられ 虐げられた
でもいいさ 平気だよ ただ疲れただけさ
陽気になんてなれないさ
故郷は遠い あまりに遠い
くじけない人間なんていないさ
不安を感じない友達もいない
砕けない夢 破れない夢もないだろう
でもいいさ 平気だよ 今日までそうやってきたんだ
でもたどる道を思うと 考えてしまう
どこで 間違ってしまったんだろう
自分が死ぬ夢を見たんだ
魂が 僕の身を離れ 僕を見下ろして
微笑んだ
空を飛ぶ夢を見たんだ
大空から 僕の目は見たんだ
自由の女神が 沖に出るのを
空を飛ぶ夢を見たんだ
僕らはメイフラワー号に乗り 月へ飛ぶ船に乗り
この不安な時代に アメリカの歌を歌う
でもいいさ 平気だよ 幸運な時ばかりはないさ
明日はまた働きに出る
だから しばしの休息を
しばしの休息を取るだけさ
ライブアルバム&DVD『セントラルパーク・コンサート』に収録です。
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2016年12月12日付訪問者数 120名様 (新記録です)
どうもありがとうございました。
改めてこの歌を取り上げてみたいと思います。
いちばん好きな歌は「微熱」なのですが、もし先の歌がシングルカットされていたならば、
カップリングすべき歌は、今回紹介するこの歌だと思っています。
歌詞:
http://j-lyric.net/artist/a0004ab/l020c2d.html
1979年にさださんは「フリーフライト・レーベル」を設立してからは
『夢供養』などでも深い内容の歌が出るようになりましたが、これもそんな一曲でしょう。
以前「YouTube」ではこの歌の内容に沿った写真で構成された素晴らしい映像もあったのですが、
残念ながら削除されてしまいました。
1982年当時、新潟県佐渡島の国鳥「朱鷺(トキ)」が減りに減って7羽になったという話がありました。
また、当時の戦争は(ソ連のアフガニスタン侵攻やイラン・イラク戦争もありましたが)
おそらくフォークランド紛争のことでしょう。
そんなこのままでいいのか、という出来事がありながらも自分たちではどうしようもない事で、
とにかく日常を過ごしてゆく事、を歌っています。
自分にとっては、良い歌なんだけどある種「虚しい」、と感じずにいられない歌でした。
いろんな人々がいる。
(「君の名」のテッシーやさやちんのように)例えばしがらみだらけの故郷を出て、都会で暮らすカップルがいる。
ブライダルフェアを見ながら自分たちの結婚後の暮らしを見つめてる。
そんなふたりも暮らしを守るため、この歌のようにやはり
(意思を持って)日常に流されていかなければならないだろう。
この歌と共通する洋楽がある。
ポール・サイモンの「Amerian Tune (アメリカの歌)」(1973)だ。
Simon & Garfunkel - American Tune (from The Concert in Central Park)
僕はよく誤解され たえず迷い
なんども見捨てられ 虐げられた
でもいいさ 平気だよ ただ疲れただけさ
陽気になんてなれないさ
故郷は遠い あまりに遠い
くじけない人間なんていないさ
不安を感じない友達もいない
砕けない夢 破れない夢もないだろう
でもいいさ 平気だよ 今日までそうやってきたんだ
でもたどる道を思うと 考えてしまう
どこで 間違ってしまったんだろう
自分が死ぬ夢を見たんだ
魂が 僕の身を離れ 僕を見下ろして
微笑んだ
空を飛ぶ夢を見たんだ
大空から 僕の目は見たんだ
自由の女神が 沖に出るのを
空を飛ぶ夢を見たんだ
僕らはメイフラワー号に乗り 月へ飛ぶ船に乗り
この不安な時代に アメリカの歌を歌う
でもいいさ 平気だよ 幸運な時ばかりはないさ
明日はまた働きに出る
だから しばしの休息を
しばしの休息を取るだけさ
ライブアルバム&DVD『セントラルパーク・コンサート』に収録です。
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2016年12月12日付訪問者数 120名様 (新記録です)
どうもありがとうございました。