(初出:2013年3月12日)
ぜひ紹介したい歌手がいます。
1986年のチェルノブイリ原発事故で育った町・ピリピャチを避難する悲劇を体験した
ナターシャ・グジー嬢は2000年に来日、
以降日本に根を降ろしてバンドゥーラという(ギターとリュートのハーフみたいな)
民族楽器を手に活動している。
彼女はNHKの未明番組「視点論点」に出演し、自分のチェルノブイリ避難の体験談とともに
「過ちを繰り返さないでください」と訴えた。
そのあとに演奏したジブリアニメ「千と千尋の神隠し」主題歌「いつも何度でも」は
木村弓のオリジナルをはるかに凌ぐパフォーマンスで涙腺が緩んでしまった。
ぜひご覧ください。
Nataliya Gudziy sings Spirited Away
「いつも何度でも」(2001)
作詞:覚和歌子
作曲:木村弓
呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心躍る 夢を見たい
かなしみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える
繰り返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける
さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる
生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ
(スキャット)
呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう
かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう
閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される
はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ
海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに みつけられたから
(スキャット)
→CDブック「ふるさと~伝えたい想い」に収録
昨夜の強風でも、また故郷に帰れない人・仮設住宅で暮らす人を思った。
根を降ろせず流されるように暮らす不安感は、自分も骨身に染みました。
個人差はあって難しいけれど、どうか絶望せずたまには羽目も外しながら
一歩一歩歩いていて欲しいと思います。
よしまるGet さんのコメント
「過去を認め、多くの悲しい現実を認め、
二度とあやまちを繰り返さない事を多くの人に伝える。
彼女の語りと歌声は世界の人々に感動を与えるでしょう。
本当に美しい声。
素晴らしい。」
-------------------------------------------------------------------------------------------------
2022年3月追記:
ナターシャ・グジー さんの出身国・ウクライナが今、
ロシア侵攻によりふたたび深刻な事態となっている。
一刻も早い停戦とロシア軍の退却、
ウクライナの復興が実現されるようお祈り申し上げます。
公式ホームページ:
http://www.office-zirka.com/
ぜひ紹介したい歌手がいます。
1986年のチェルノブイリ原発事故で育った町・ピリピャチを避難する悲劇を体験した
ナターシャ・グジー嬢は2000年に来日、
以降日本に根を降ろしてバンドゥーラという(ギターとリュートのハーフみたいな)
民族楽器を手に活動している。
彼女はNHKの未明番組「視点論点」に出演し、自分のチェルノブイリ避難の体験談とともに
「過ちを繰り返さないでください」と訴えた。
そのあとに演奏したジブリアニメ「千と千尋の神隠し」主題歌「いつも何度でも」は
木村弓のオリジナルをはるかに凌ぐパフォーマンスで涙腺が緩んでしまった。
ぜひご覧ください。
Nataliya Gudziy sings Spirited Away
「いつも何度でも」(2001)
作詞:覚和歌子
作曲:木村弓
呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心躍る 夢を見たい
かなしみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える
繰り返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける
さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる
生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ
(スキャット)
呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう
かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう
閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される
はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ
海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに みつけられたから
(スキャット)
→CDブック「ふるさと~伝えたい想い」に収録
昨夜の強風でも、また故郷に帰れない人・仮設住宅で暮らす人を思った。
根を降ろせず流されるように暮らす不安感は、自分も骨身に染みました。
個人差はあって難しいけれど、どうか絶望せずたまには羽目も外しながら
一歩一歩歩いていて欲しいと思います。
よしまるGet さんのコメント
「過去を認め、多くの悲しい現実を認め、
二度とあやまちを繰り返さない事を多くの人に伝える。
彼女の語りと歌声は世界の人々に感動を与えるでしょう。
本当に美しい声。
素晴らしい。」
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2022年3月追記:
ナターシャ・グジー さんの出身国・ウクライナが今、
ロシア侵攻によりふたたび深刻な事態となっている。
一刻も早い停戦とロシア軍の退却、
ウクライナの復興が実現されるようお祈り申し上げます。
公式ホームページ:
http://www.office-zirka.com/
独断でいろいろ書いていますが、共感していただけたら嬉しいです。
暇な時でいいから、軽く遊びにきてください。