大山レンゲ

花の歳時記

朝の訪問者

2018-08-05 08:38:16 | Weblog

部屋の空気を入れ替えようとして、縁側の窓を開けた瞬間に大きな虫が飛んできた。よく見たらトンボだった。バタバタとあちこちを飛び回っている。夫を呼んで捕まえてもらった。オニヤンマだと言う。「目がきれいだろう」と見せてくれた。こがねむしの色に似たきれいな目だった。「トンボのメガネは水色めがね・・・」の童謡が浮かんできたが、じっと見た記憶はない。

 

夫の少年時代の遊びは野山を駆け回り、カブトムシやセミを取ったり、川で魚を捕まえたしていたようだ。川でおぼれて危険な目にもあったそうだ。思いがけないオニヤンマの侵入は夫をしばし懐かしい時代に引き戻してくれた。千葉にいる弟が公園で五歳の孫と遊んでいた時「じいじはセミを取るのが上手だね」と言われたと笑っていた。弟も昆虫少年だった。