友人と美術館に行った。毎年、入場券を送ってもらっている二科展が開催されている。絵画、彫刻、写真とたくさんの作品が出展されている。出展されている方は写真なので、写真から見て回る。シャッターチャンスを何時間も待っておられたのだろうと思う作品に出会う足を止めて佇む。一枚に込めた作者の思いが伝わって来るようだ。
特別展は「遊べる浮世絵展」と題され、子供達を中心に描かれている。作者の喜多川歌麿と言えば切手になった「ピードロを吹く女」が浮かぶが子供達の遊びを描いている作品は初めてだ。歌川広重も「東海道五十三次」が代表作だが、遊ぶ子供たちの姿を表情豊かに描いている。
縮景園の梅はまだ固い蕾。園内で寒牡丹が展示されていた。私は行かれなかったが、友人が撮った写真を見せてもらった。菰を被った大輪の牡丹の花は春の訪れを予感させた。