大山レンゲ

花の歳時記

猛暑の日々

2017-07-25 10:20:06 | Weblog

電化製品が壊れるのは予告なし、暑さ寒さも、お盆もお正月も関係ない事である。暑い暑いと過ごしている日に突然、一日の大半を過ごす部屋のクーラーが壊れた。すでに耐用年数は過ぎているので買い換え、取り付けを頼んでいるが、しばらく我慢の日々だ。数年前、冷蔵庫が壊れたのもお盆前だった。

 

朝のうちは扇風機の風で過ごし、保冷剤を首に巻いたりしているが、午後からは冷房の部屋に避難している。その部屋ではテレビを見るか、本を読むしか出来ない。それも時にはいいのだが、パソコンが側にないのは不便だ。慣れるとは不思議なもので、扇風機の風が心地よく感じる時がある。

 

数年前までは、暑さには強く、皆が暑い暑いと言っていても「いつも涼しい顔をしている」と言われていた。この変化は体重が増えたせいかもしれない。

 

画像は庭の花、夫の好きな一重のバラとブーゲンビリア


土曜日の朝

2017-07-15 21:06:03 | Weblog

土曜日の朝8時、ラジオ文芸館の放送を聞くためにラジオのスイッチを入れる。今週は恩田陸さんの作品だった。この番組は随分前から放送されているようだが、友人に教えてもらうまで知らなかった。NHKのアナウンサーの語りは素晴らしく、爽やかだ。40分間の朗読だが、心に残る作品が多い。いつもはテレビ人間で家にいる時、ラジオを聞くことはない。朝、リハビリに行く時、車中で聞く「すっぴん」の藤井彩子アナと作家の高橋源一郎さんのトークは面白くて毎週聞いている。

数ヶ月前、 仕事を辞めてご無沙汰だった人から、近況を記したハガキが届いた。それから毎週、ハガキでの交流が続いている。ラジオ文芸館の感想、読んだ本の感想など几帳面な字で書いて送られてくる。メール、電話に頼っている今、手書きのハガキは新鮮で嬉しい。すぐに返事を書いて、その日のうちに投函する。手書きが暖かくていいのだが、返事を書かなくてはと思いながら、すぐに数日過ぎてしまうから、パソコンに頼っている。花の写真やイラストを入れて送ると喜んでもらっている。彼女から届くハガキは水曜日の午後と決まっている。郵便配達の人のバイクが停まってポストに入れた音がすると嬉しくてすぐ取りに行く。彼女はハガキを出しに行く時、10分かかると言う。暑さは避けているだろうと思いながら案じている。


写真展と山ゆりを見に

2017-07-02 16:05:55 | Weblog

 

朝、友人から電話があった。「写真展を見に行かない?」「行きたい」と弾んで即答。昨夜、写真塾を主宰されているK先生のブログを見て行きたいなあと思っていたのだ。彼女もブログを見て誘ってくれたようだ。

山野草に詳しい彼女は運転しながら、ここにはあの花があるよと教えてくれる。知らないと見逃してしまう小さな花。やまぼうし、またたびの白が濃い緑の中で鮮やか。いわがらみは教えてもらって、初めて見た花だった。

山間部の会場は人影もまばら、ゆっくり見て回る。受付におられた人が「ここにある写真の撮影場所は全部知っているので教えてあげる」と言われた。撮影場所が地元へこだわっての写真塾のようだ。度々訪れた山のブナの巨木の写真が懐かしい。

会場近くの神社に山ゆりがたくさん咲いているとブログにあった。神社まで階段が100段くらいはありそう。下から眺めて写真は友人にお願いした。静寂の中に凛と咲いている山ゆり、しばし見とれていた。子供の頃、実家の裏山で抱えきれないほどの山ゆりが咲いていたのを思い出す。叔母は山ゆりを取りに行ってまむしに噛まれたそうだ。山に行く時、いつも、気を付けるようにと祖母が言っていた。

会場近くにぶっぽうそうの巣箱があると教えてもらった。すぐに見つかって車を止めて見上げると電線に2羽とまっていたが、すぐに山の方へ飛んで行った。しばらく待っていたが、帰ってこなかった。帰り道もあちこちの山の斜面に山ゆりがいっぱい咲いていた。紫陽花ロードはまだ咲き始め。楽しくて嬉しい一日だった。

Mさんいつもありがとう。  写真撮影はMさん。