大山レンゲ

花の歳時記

暖かい一日。

2013-02-28 19:27:50 | Weblog

二月も今日で終わり。長い冬眠から目覚めた熊のように外に出た。暖かくなると自然に体が動く。長い間放っておいた花の鉢に草がはびこっている。暖かい日差しを背中に浴びながら、草取りに精を出した。

 

いつものことながら、枯れた鉢から新芽が出るかもしれないと期待を込めて雑草を取り除き、同じ場所に置いた。畑に植えている芍薬は小さな赤い芽を出している。福寿草も、クリスマスローズも咲いた。

 

これからの季節、リハビリ帰りにホームセンターに寄ることが多くなる。またかという顔をしている夫に「見るだけよ」と言いながらついてきてもらっている。好きな花があると買ってしまう私。どうしても夫の手を借リなければ家に花を持って帰れない。


初心に帰って 前へ~

2013-02-16 21:45:32 | Weblog

縁側で冬越しをしていた木立ベゴニアの枝が枯れた。温かい部屋に移し、枯れた枝を切ると地面に小さな緑が見える。水を遣り様子を見ていると緑はだんだん大きくなり葉っぱの形になってきた。その新芽を今日は特別な想いで眺めている。

 

あの日から10年過ぎた。今も温かく見守り支えて下さっている皆さんに言葉では言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいだ。不自由な私が老いて行く母と過ごす日々をありがたく思う。母は私が病気になってすぐに和式トイレを洋式に変えた。二男が「まだ早いよ、治るかもしれない」と言ったそうだが、母の決断は早かった。すぐ近所の大工さんにお願いしたようだ。お陰で実家に行って不便を感じたことはなかった。母の深い愛を感じる。

 

10年目を迎え、いつも付き添ってくれている夫に「リハビリに行く日を見直そうか」と言ったのだが、「仕事だと思って今まで通り行こう」と言ってくれた。IPS細胞の恩恵にあずかることは出来ないが、この国に生まれ、リハビリの出来る幸せに感謝。夫にも深く感謝しているが、夫はこのブログを読まない。

これからの10年、どんな日々が待っているのだろうか。初心に帰って前へ進もう。


母とコーヒー

2013-02-11 20:56:15 | Weblog

いつの頃からか母はコーヒーが大好きになっていた。一人暮らしの時は朝起きて一番にコーヒーを飲むのが習慣になっていたようだ。実家に行くといつもコーヒーを入れて「飲んで帰りんさい」と出してくれていた。我が家に来てからは夫が母にコーヒーを入れる係になっている。砂糖、ミルク入りが母の好み。母が月に一回行く病院の近くに、地元の名水で入れるコーヒー屋さんがある。いつも三人でそこの美味しいコーヒーを飲んでいる。コーヒー好きな母へのささやかな親孝行である。

 

今日、2月11日は亡くなった父の誕生日。生きていれば101歳になる、亡くなって20数年が過ぎた。「まだ、母を迎えに来ないでね。母が元気で過ごせるよう見守って下さい」と墓前に手をあわせた。母は昨日、弟夫婦と実家に帰り一泊した。喜びもつかの間、また我が家に帰ってきた。自分はまだ一人で出来ると思っている母には受け入れ難いことかもしれない。。