大山レンゲ

花の歳時記

キレンゲショウマが咲いた

2009-09-29 21:59:27 | Weblog

我が家に初めてキレンゲショウマが咲いた。一昨年、小さな苗を買って植えていた。一緒に買った友人は上手に育てているが、いつも覗き込む熱い視線に負けたのか昨年は瀕死の状態だった。

キレンゲショウマの花を初めて知ったのは新聞小説で毎日読んでいた「天涯の花、宮尾登美子著」だった。主人公珠子の清々しさとこの花が重なるような描写に、剣山に登ってキレンゲショウマに会いたいと思ったほどだった。今は叶えられぬ夢となったが・・・・。

先日訪れた但馬高原植物園で見たキレンゲショウマと比べようもないが、初めて庭に咲いたキレンゲショウマ、深山に咲く花を下界におく申し訳なさも少し感じながら、毎日眺めている。

花言葉   幸せを得る  秘密の思い出


湯布院へ

2009-09-23 22:00:06 | Weblog

シルバーウイークで東京に単身赴任している弟が帰省した。急に高速道1000円を利用して出かけようと話が決まった。自宅を朝五時過ぎに出て、弟夫婦と六時に合流し、弟の車で目的地、湯布院に向かう。下関近くで、事故に出合った。救急車、パトカー、救助工作車、が慌しく通り、たちまち渋滞になった。無残に壊れた車の側にぬいぐるみが転がっていた。楽しい旅が暗転した見知らぬ家族に胸が痛む。少しの時間の違いで自分達だったかもしれない。SAで休憩をしながらの、弟夫婦とのはじめての旅が嬉しい。

湯布院へは二度目だが、今日は町に車が溢れている。町並みをはずれると静かだ。由布岳が目の前に聳えている。義妹と温泉に浸かり、おしゃべりをして、身も心も幸せに包まれる。帰りの九州道では渋滞30kmを初めて体験した。県外ナンバーの車が多く、関西、関東、札幌の車もいた。遠出なので母を連れて行くことは出来なかったが、弟夫婦のお陰で楽しい旅が出来た。Mくん、S子さんありがとう。また、一緒に行こうね。

画像は由布岳


2009-09-19 23:16:45 | Weblog

黒地に銀色のばらの模様の杖を買った。病気になって三本目の杖だ。一本目の杖は車椅子から立ち上り、不安定な体を支える太くて大きな茶色の杖。二本目は赤い地に花柄のおしゃれで細い杖、若い友人が使っているのを見ながら憧れていた。体の一部になっている杖は毎日使っているうちに、倒れてすぐに傷ついてしまう。新しい杖は靴を買った時のようにうきうきして、おしゃれをした気分になる。山登りで使っていた二本の杖はもう使えない。

外を歩く時、夫のベルトを左手で持ち、右手に杖で歩く。身長180cmの夫のベルトは「動く手摺り」で安心して外を歩くことが出来る。杖を使うことなく一生を終える人が大多数だろう。90歳になる母も足が丈夫でおそらく杖を使うことはないだろう。心が折れそうになった時、多くの友人、兄弟、子供家族、夫、まだ見ぬネットの友が暖かい手を差し伸べて、杖となり支えてもらっている。ありがたい心の杖に励まされ助けられながら、生かされて生きている。


実りの秋

2009-09-01 22:22:16 | Weblog

「葡萄が実ったよ」というHさんからの電話があり、友人のOさん、Mさんと訪問した。Hさん夫妻をはじめ皆、若い頃から一緒に働いた長年の友人だ。

たわわに実った葡萄はピオーネ、藤稔、ベリーA。それぞれに味の特徴はあるが、どの品種も、みずみずしく美味しい。Hさんの話を聞くと、収穫までの道のりは決して平坦ではなく、一年を通じての地道な作業の賜物のようだ。

Hさんは蕎麦打ちも玄人はだし。麺がまるで機械で切ったように揃っている。心のこもった手作りのお蕎麦を皆で戴きながら、話が途切れることなく弾む幸せな時間。先日、出雲で食べたお蕎麦に勝るとも劣らない。デザートに戴いた梨はジューシーで甘い。ゼリーはOさん、ケーキはMさんの手作り。ゴーヤの佃煮、茄子の辛子漬。お手製が食卓に並ぶ。

Hさん夫妻、Oさん、Mさん、皆、趣味や地域活動に忙しそう。ゴルフ、果樹栽培、手話、要約筆記、民生委員、フラダンス、太極拳、茶道、機織、私が知っているだけでもこれくらい、まだまだありそうだ。Hさんの夫さんと夫は男同士の話が弾んでいる。女性四人も話が尽きない。

障害を持って生きてる今も変わらぬ友情がありがたい。それぞれに充実した生活を送られている様子に元気を戴きましたよ。皆さんありがとう。