我が家に初めてキレンゲショウマが咲いた。一昨年、小さな苗を買って植えていた。一緒に買った友人は上手に育てているが、いつも覗き込む熱い視線に負けたのか昨年は瀕死の状態だった。
キレンゲショウマの花を初めて知ったのは新聞小説で毎日読んでいた「天涯の花、宮尾登美子著」だった。主人公珠子の清々しさとこの花が重なるような描写に、剣山に登ってキレンゲショウマに会いたいと思ったほどだった。今は叶えられぬ夢となったが・・・・。
先日訪れた但馬高原植物園で見たキレンゲショウマと比べようもないが、初めて庭に咲いたキレンゲショウマ、深山に咲く花を下界におく申し訳なさも少し感じながら、毎日眺めている。
花言葉 幸せを得る 秘密の思い出