夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

定年後の私、この時節の忘年会は、たった家内とふたりだけの忘年会となり・・。

2010-12-12 10:33:56 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活7年生の66歳の身であり、
私達夫婦は子供に恵まれなかったので、たったふたりだけの家庭である。

民間の中小業の会社を35年ばかり勤めて定年退職になったのは、
2004(平成16)年の秋で、そして年金生活に入り、今日に至っている。

この時節、忘年会、と世の中の多く方たちが話題するのを聞いたり、
或いはテレビのニュースなどで視聴すると、何かしら遠い世界の出来事のように感じたりしている。

私の50代の前半の頃は、サラリーマンで私なりに奮闘し、
この時節は部内はもとより、同世代、悪友たちと、何かと忘年会と称して懇親会を重ねてきた。

そして50代の半ばに、リストラ旋風となり、
早期退職優遇制度の名目で先輩、同僚、後輩たちが退職されたり、組織の統廃合により人事異動、
そして私のように出向となったりし、烈風の社内状況となった。

定年退職するまで、年に数回は互いに連絡して、東京に残った人たちと懇親会を重ねてきた。

私の定年後になると、病気で通院しているの・・、親の介護で・・、親が亡くなったので・・、
メンバーが欠落したのである。
まして、12月の時節になると、忘年会は来年の2月頃に新年会を兼ねて、落ちついた頃に、
と先輩だった人から云われたり、
そうですよねぇ、と私は応(こた)えたりしてきたのである。

このように私は、この時節の忘年会と称した懇親会は、
無念ながら消滅したのである。


やむえず定年後の12月の半ばの頃になると、ときおり我が家は忘年会の真似事をしてきた

たとえぱ、家内が夕食の準備をして、台所にいる時、
『XXちゃんさぁ・・世間では忘年会シーズンだょね・・
我家も忘年会の真似事をしょうよ・・』
と私は家内に云ったりした。

家内は少し微笑んだので、
私はいつものように弐合徳利とぐい呑みを選んだりしたのである・・。
我家の夕食は、いつも1時間ばかり家内と話し合いながら頂いているのが定例であり、
私は弐合の純米酒かビールを呑んだりしている。

通常の夕食より、少し多めの料理を頂いたり、私は特例として弐合徳利をお変わりして、
家内は350mlの缶ビールを、コブレットのグラスに入れて呑んだりしたのである・・。

カレンダーを食卓の端に置いて、年末年始に向けて予定を、
お互いに談笑してきたのである。


或いは私たち夫婦は、国内旅行が趣味などで、
この時節に温泉滞在旅行で4泊5日前後が圧倒的に多いが、
ときには『さっぽろホワイト・イルミネーション』を観に行くこともあった。

そして、観光ホテルの食事処、或いは居酒屋で絣(かすり)を召した仲居さんと、
少し言葉を重ね談笑したりすると、
私にとっては、ひとつの忘年会かしら、と微笑んだりしている。


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1 コメント

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こんばんわ (ロッキータイガー)
2010-12-12 17:18:00
お父さん

ランキング一つ止めましたか?

バナーが消えてるので

奥様と楽しい旅行いいですね。

忘年会シーズンですね。

お酒は小さい体に浴びるように飲んでいるので

早死にかと思いますが。

お父さんは程よく楽しいお酒そうでいいなあ

多分同じ分量飲んでも。。。

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