夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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黒柳徹子さんが遭遇した「大腿骨骨折」 、患者数が年々増加、寝たきりリスクも、高齢者の私は多々学び、やがて動顛して・・。

2017-10-01 15:53:57 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している朝日新聞社系の基幹サイト【AERA dot.(ドット)】を見ている中、
【 黒柳徹子が明かした「大腿骨骨折」 患者数が年々増加、寝たきりリスクも  】と見出しを見てしまった。

私は過ぎし一昨日、家内がテレビを視聴していた時、
黒柳徹子さんが遭遇した「大腿骨骨折」について、ニュースが報じられて、
黒柳徹子さんは80代なのに、心身溌剌で第一線でご活躍されて 
高齢者のお手本のような御方と私は思っているので驚いたりしてきた・・。

このような心情を秘めた私であるが、何かと無知なことが多く、
「大腿骨骨折」について学ぼうと思い、記事を精読してしまった。

この記事は、伊波達也、杉村 健さんが、週刊朝日MOOK「腰痛 肩こり ひざ痛のいい病院」から一部抜粋されて、
綴られた記事で、【AERA dot.】に2017年9月29日に配信され、無断ながら転載させて頂く。

《・・黒柳徹子が明かした「大腿骨骨折」 患者数が年々増加、寝たきりリスクも

            
9月28日、舞台「想い出のカルテット」の公開稽古に黒柳徹子さん(84歳)が、車いすで登場した。

黒柳さんは、写真共有SNS「インスタグラム」の自身のアカウントで、
1カ月前に足を骨折し、手術を受けていたことを報告していた。

骨折したのは、太ももの付け根にある「大腿骨」という部分だ。
大腿骨骨折は年々増加しており、年間10万人に迫る。
寝たきりの原因にもなるため、高齢者で深刻な問題となっている。そのリスクとは。


大腿骨近位部骨折の発生件数の推移/日本整形外科学会骨粗鬆症委員会による大腿骨近位部骨折の全国調査結果。「頸部」「転子部」「不明」を合計した発生件数は、年々増加しており、年間10万人に迫る状況だ

【グラフ】発生件数は年間10万人に迫る


*  *  *

近年、高齢者の増加とともに、大腿骨の骨折が増えている。
高齢者は骨の強度が弱まっているうえに、筋力の低下による転倒を起こしやすい。
転倒して大腿骨近位部骨折に至るケースが、高齢者では頻発しているのだ。


大腿骨とは、太ももの骨のことだ。
股関節として、球状の骨「大腿骨頭(こっとう)」が、太ももの動きを可能にしている。
大腿骨頭からくびれた細い部分を「頸部」、
その下の太い部分を「転子(てんし)部」といい、あわせて「大腿骨近位部」と呼ぶ。


東京都板橋区の中核病院である高島平中央総合病院では、
股関節周辺骨折の手術を年間約230例以上と、都内でもトップクラスの手術数を実施している。

同院院長で整形外科の島峰聡医師はこう話す。

「大腿骨近位部骨折の9割以上は救急搬送です。
施設からの救急要請も、頻繁にあります。
近年では90歳以上の方の手術も珍しくありません」


整形外科医は、多忙をきわめるが、搬送されてきた患者の全身状態を考慮して、
できる限り早く手術することが、寝たきりを防ぐ道だと島峰医師は強調する。

            

■高齢者に増加する転倒骨折再骨折のリスクも大

日本整形外科学会では毎年、大腿骨近位部骨折の発生件数を全国調査している。
2015年は、9万3125人が受傷し、図のように過去最高を更新し続けている。

日本臨床整形外科学会理事長で、田辺整形外科医院理事長の田辺秀樹医師はこう話す。

「転倒骨折が増加し続けているのは、ただ高齢者が増えているからという理由だけでは、説明できません。
海外では高齢化が進んでいても、転倒骨折を減らせている国もあります。
日本で予防や対策がうまくいっていないことが原因の一つと考えられます」

高齢者が転倒骨折を起こすと、寝たきりへと至る悪循環を生み出す可能性が高い。
一度転倒骨折すると、その後の正常な歩行を困難にし、再転倒のリスクもきわめて高くなる。

また転倒に対する恐怖感が生じると、外出や運動を避けがちになり、
さらに筋力が低下し、再転倒を繰り返すリスクがある。


「再び骨折すると、リハビリによる回復も最初の骨折の場合よりも、
困難となる可能性も高く、そのまま寝たきりで、要介護という状態に移行してしまいます」(田辺医師)


わが国における要支援・要介護になる原因は、
1位が認知症で18.0%、2位が脳血管疾患(脳卒中)の16.6%、
3位が高齢による衰弱の13.3%に次ぎ、骨折・転倒は12.1%と4位だ
(厚生労働省「国民生活基礎調査2016年」)。

しかしこの事実は意外と認識されていない。


転倒骨折が増えると、医療費だけでなく、介護費用も増加し、社会的にも経済的にも損失が生じる。
転倒骨折は、認知症や脳卒中同様、予防に努めるべき重大な問題なのだ。


転倒骨折は、骨粗鬆症と転倒の二つが重なることで起こる。
高齢者は、高齢化が進むほど、骨がもろくなる骨粗鬆症を発症している場合が多い。・・》

           

私は記事を読み終わった後、《・・一度転倒骨折すると、その後の正常な歩行を困難にし、
再転倒のリスクもきわめて高くなる。

また転倒に対する恐怖感が生じると、外出や運動を避けがちになり、
さらに筋力が低下し、再転倒を繰り返すリスクがある。

「再び骨折すると、リハビリによる回復も最初の骨折の場合よりも、
困難となる可能性も高く、そのまま寝たきりで、要介護という状態に移行
・・》
こうしたことに私は動顛させられてしまった・・。


やがて私は《・・高齢者は、高齢化が進むほど、骨がもろくなる骨粗鬆症を発症・・》と学び、
私は恥ずかしながら『骨粗鬆症』に関して無知であったので、ネットで調べたりした。

そして私としては、一番判りやすい記事が、【AERA dot.】に於いて、
【 知らないうちに骨折!? 何度もくり返すことも・・原因は? 】と題されて、
2016年11月23日に配信されていた。

この記事の原文は、週刊朝日MOOK「腰痛 肩こり ひざ痛のいい病院」から一部抜粋された記事で、
無断ながら転載させて頂く。

《・・知らないうちに骨折!? 何度もくり返すことも・・原因は?
           

「ひじが痛い」「手術を勧められた」。整形外科の患者によくある悩みを、
部位ごとに分けて専門医に聞きました。

今回は「いつの間にか骨折」についての回答を詳しく紹介します。


【Q】
3カ月ぐらい前から寝返りをするときの背中の痛みや、起き上がるときの腰の痛みがあり、
そのうち立っていることや、歩くこともつらくなりました。

整形外科を受診したところ、エックス線検査で、背骨が圧迫骨折していることがわかりました。
転んだり、ぶつけたりもしていないのに、骨折することがあるのでしょうか?(女性・80代)


【A】
骨粗鬆症により、骨が弱くなると気づかないうちに、骨折することも

<回答者:JCHO大阪病院 副院長 冨士武史医師>

これは、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)による、圧迫骨折(椎体[ついたい]骨折)と考えられます。
骨粗鬆症は、閉経後の女性にとくに多い病気で、骨がもろくなるために、骨折しやすくなります。

何もきっかけがないのに、いつの間にか骨折していることもありますし、
転んで尻もちをついたり、荷物を持ち上げたり、おじぎをしたりというちょっとした動作で
骨折することもあります。


圧迫骨折は、骨折したときには、痛みがないこともあり、
痛みが出始めた時点で、レントゲンを撮っても、最初は骨がつぶれていないので
骨折がわからないこともよくあります。

その後、3~4カ月ぐらい痛みが続きながら、だんだんその骨がつぶれていきます。


骨折していることがわかったら、骨折の治療とあわせて骨粗鬆症の治療も始めます。

骨がもろくなっているということは、いつ、からだのどこの骨が折れても
不思議ではない状態にあるということです。

実際、一度圧迫骨折をした人は、骨粗鬆症を放置していると、
何度も骨折を繰り返すことが多くあります。


骨折に対する治療法では、痛み止めの薬を服用します。
痛みを抑え、骨折を早く治すためにコルセットやギプスなどをつけることもありますが、
正しく装着しないと、かえって痛みが強くなったり、骨がつきにくくなったりすることもあると考えられます。


手術については、骨を固定するために医療用の樹脂を入れたり、
つぶれた骨を取り除いて、金属製の人工骨を入れたりする方法があります。

固定することで痛みがなくなり、動きやすくなるメリットがある一方、
1カ所だけを固定することで、その周囲の骨に負担がかかって半年から1年すると、
周囲の骨に骨折が起こることもあり、手術をすべきか否かは意見が分かれるところです。


治療法については、骨折した場所や骨折してからの時間、
そのときの骨の状態、痛みの程度などによって、相談することになるでしょう。

いずれにせよ、骨粗鬆症の治療は続けることが必要です。
また、動かなくなることで、骨はどんどん弱ってしまうため、安静にしすぎないことも大切です。

あわせて、転倒しないようにする、重いものを持たないようにするなど、
骨折を繰り返さないための注意も忘れないようにしましょう。・・》


           

私は年金生活14年生の73歳になる身であるが、
5歳若い家内と共に過ごしているが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たったふたりだけの家庭となっている。

こうした中で、お互いに齢を重ねるたびに体力の衰えを実感しているが、
幸運にも私たち夫婦は、大病に遭遇しないで、今日に至っている。

そして私たちの両親は、独り住まいの家内の母だけとなり、過ぎし4年前の頃から膝(ひざ)と腰が悪化して、
家内の母の老化と病状で、家内と家内の妹は交互に、
大半は家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしているので、
この間、我が家は私が『おひとりさま』の生活となることもある

家内の母は、膝(ひざ)と腰が悪化する前、体力の衰えは感じさせたが、
仲良し女性グループと国内旅行に行ったり、或いは新潟県の生家に訪れたりし、
心身溌剌の状況であったりした。

しかしながら膝(ひざ)と腰が悪化して、ある時、
こんなに酷い痛みになり、動くのに不自由となり、
XXさんには、色々とご迷惑をお掛けするなんて・・と家内の母は、私に言ったりした。

こうしたこともあり、私は73歳、家内は誕生日を迎えると68歳となる現在、
ここ数年は、お互いに転ばないよう、油断大敵ょ、と私は家内から言われたりしている。

           

私は定年した60歳より多々の理由で年金生活を始め、
殆ど毎日のように家内から依頼された品を求めて、スーパー、専門店で買い求めたりしている。

このような買物メール老ボーイとなっている私は、
利便性ある路線バスは頻繁に走行しているが、季節のうつろう情景を眺めたり、

歩くことは何よりの健康の源(みなもと)と信愛している私は、原則として路線バスに頼らず、
ひたすら歩いて往還している。
             
帰宅後、やがて独りで我が家から歩いて3キロ範囲にある遊歩道、小公園をひたすら歩いたりしている。

こうした根底のひとつには、
もとより健康でなければ、私でも日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したり、
まして寝たりなどになってしまったら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。

           

このように私は、体力の衰えを感じながらも、
程ほどの食事、熟睡、歩くことなどで、何とか健康寿命を保ち、
73歳の私としては、第一目標として後期高齢者入門の75歳を溌剌と迎えたい、
念願したりしている。

 
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