夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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白内障手術後も眼鏡なしに 「多重焦点眼内レンズ」最新事情を学び、一昨年の秋に手術した私は、やがて微笑みながら・・。

2017-08-11 15:45:36 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読しているネットの【日刊ゲンダイDIGITAL】を見ている中で、
『 白内障手術後も眼鏡なしに 「多重焦点眼内レンズ」最新事情 』と見出しを見てしまった・・。

私は一昨年の晩秋、最寄駅の近くにある眼科専門医院で、白内障の手術を左眼と右眼を受け、
手元から遠くまで見える多焦点眼内レンズを挿入して頂き、
やがて左眼は1・0、右眼は0・9前後となり、メガネが不必要となったひとりである。

そして今回、「多重焦点眼内レンズ」最新事情を学びたく、記事を精読してしまった。

この記事は、【日刊ゲンダイDIGITAL】に於いて8月11日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・白内障手術後も眼鏡なしに 「多重焦点眼内レンズ」最新事情

            

白内障は、目の中の水晶体が濁り、視力障害が起きる病気だ。
発症率は50代で50%、80代で80%と加齢とともにアップする。

薬では治らず、治療は手術が中心。
日帰りや数日の入院でも可能なので、夏休み中の手術を計画している中高年もいるのではないか。

ならば、新型の多重焦点眼内レンズを検討してはどうか。
これまでと違って、手術後に眼鏡が必要になるケースが減るという。

東京都眼科医会学術部委員で「清澤眼科医院」(東京・江東区)の清澤源弘院長に聞いた。

「いままで国内で使われてきた多重焦点眼内レンズは、
多重焦点と言いながらも、遠くと近くの2焦点レンズでした。

そのため、中間距離のものが見えづらく、手術後も運転するときなどに、眼鏡使用が必要な人も多かった。
しかし、最近は遠くと近くの間の視力低下を抑え、中間距離にも焦点の合う新型レンズが登場。

これまでの欠点をカバーし、自然な見え方に近づいたといわれています。
私は多重焦点眼内レンズの使用には慎重ですが、考えを改める時期が近づいてきたのかもしれません」


従来の多重焦点眼内レンズは、レンズの構造上、単焦点眼内レンズに比べて、
コントラスト感度が低く、夜間に光がにじんで見えるハロー現象、
まぶしく見えるグレア現象などが目立った。

しかし、新型レンズでは、これらの問題点も改善されたといわれる。

           

「年を重ねると健康な目であっても、暗いところが見えにくくなります。
そこであえてブルーライトを通す、多重焦点眼内レンズも発売されました。
その方が暗いところが、見えやすいからです」


なかには“夜間にパソコンやスマートフォンの画面に含まれるブルーライトを浴びると
体内時計が乱れて、夜眠れなくなるのではないか”と思う人もいるかもしれない。

しかし、日中に適切な量のブルーライトを浴びることは、
朝起きて夜眠くなるという自然なリズムづくりに役立つという。


「お年寄りに睡眠障害が多いのは、白内障により、
十分なブルーライトが届いていなかったことも一因です。

その意味では、ブルーライトを透過させる眼内レンズは、
理にかなっているかもしれません」

            

☆民間保険で費用をカバー

さまざまな問題点が改良され、使い勝手が良くなった新型多重焦点眼内レンズだが、
残る課題は費用の問題だ。


単焦点眼内レンズを使用する一般的な白内障手術なら、公的保険でカバーできる。
費用の目安は3割負担の人で、片目が5万円程度(日帰り)。

しかし、多重焦点眼内レンズは、原則全額自己負担。
物によっては、その10倍以上かかる。

“とてもじゃないが、そんなに払えない”という人は、
国が指定した医療機関で、先進医療指定の多重焦点眼内レンズを使うという方法もある。
眼内レンズの費用以外は公的保険でカバーできる。

「ただ、大きな病院でも保険診療主体のところでは、
多重焦点眼内レンズを扱っていないところも多い。
当医院医師にご相談くだされば、当該資格のある眼科手術施設を紹介することも可能です」


ちなみに白内障と診断される前に、高度先進医療特約付きの民間保険に加入しておけば、
その費用も民間の健康保険でカバーできる場合もあるというから、
いま加入している民間保険を再チェックしておくといいだろう。


目が若返れば、気持ちも行動も元気になる。
万一、災害に遭遇したときも、眼鏡なしで過ごせれば、そのストレスは格段に軽くなる。
目は一生もの。多重焦点眼内レンズがより実用的になったことは覚えておいて損はない。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

             

私は一昨年の2015年(平成27年)5月頃、70歳の身であったが、
数か月前の頃から、朝のひととき小庭にあるテラスに降り立ち遠方を眺めると、
少し擦(かす)れた状景を見たりし、やがて数分後には鮮明な景観となったりしてきた。

或いは平素の買物専任老ボーイの私が、家内から依頼された品を求めて、
スーパーに向い前方の状景を眺めたりして歩いている時、
少し擦(かす)れた状景を見たりし、やがて数分後には鮮明な景観となったりしてきた。

こうした時、高齢者は白内障になる人も多い、と学んだりしてきたので、
私も白内障になってしまったかしら、と思ったりしてきた。

私はこの6年前に総合病院で健康診断を受診した後、
白内障の症状が少しみられます、と診断されたりした。

翌年からの健康診断は、我が家から近い内科専門医院で受診してきたが、
眼科に関する検査はなく、いずれ眼科専門医院で検査すればよい、と私は放置してきた。

その上、私は酷(ひど)い近眼で0.03ぐらいの視力で、メガネを掛けて0.7の視力となっているが、
何かしら齢を重ねるたびに、視力の低下しているように感じてきた。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たったふたりだけの家庭であり、
何かとふたりで一人前の年金生活となっている。

          

やがて私は最寄駅の近くにある眼科専門医院で、私は視力の低下、白内障の疑いで、
受診した結果、まぎれな白内障です、と診断された。

そして手術して下さる医院長から指示で、11月
17日に左眼の手術を受けて、
その一週間後の24日は右眼の手術を受けたりした・・。

こうした中、私は17日に白内障の左眼の手術を受けたが、
白内障の水晶体の濁った皮質を細かく粉砕すると同時に眼外へ吸引した後、
広く手元から遠くまで見える多焦点眼内レンズを挿入して頂ただいた・・。

そして手術中は、苦痛を感じることなく、ただ初めての体験であり、
緊張感を秘めながらも15分ぐらいで終わった。

まもなく手術後、ガーゼ生地を主体とした大きな眼帯をして下さった。

私は当初予約していた保護眼鏡は、大きな眼帯でメガネを掛けることができなくなり、
当面は、右眼の裸眼0.03を頼りに、おぼろげな視界を過ごすこととなった・・。
          

そして左眼は、翌日の18日には幾つかの検診を受け、早くも眼帯がとれ、
何かしら鮮明で視界が開け、前方が明確に視(み)えたりした。

しかしながら、右眼の裸眼0・03の酷い近眼の視力であり、
左眼は手術後には0・5以上が視(み)えたりした。

そして余りにも右眼と左眼とに差異があり、私の小さな脳でも、視(み)ようとする神経制御が働き、
右眼の裸眼0・03も補助動作が働き、前景は鮮明に視(み)えるが情景となっている、と思われる。

そして余り長時間を視(み)ようとする神経制御は、混乱を起こすかも知れないと、私は感じたりして、
手術の翌日以降は、当面として視(み)ようとする神経制御が働きを自制して、
新聞、本、パソコンは一日3時間以内として、歯を磨いたり、布団の中では、予約購入した保護眼鏡を付けたりしてきた。

                   

この間、手術日の2日前より細菌の感染を抑える薬の『点眼薬(ベガモックス)』を、
朝、昼、夜と日に3回を左眼に、目薬のようにしてきた。

やがて手術後は、毎食後に抗生物質のフロモックス錠剤を飲み、
そして抗菌薬『クラビット点眼薬』、消炎薬『サンベタゾン点眼薬』は、朝、昼、夕、夜と日に4回、
鎮痛消炎薬『ブロナック点眼薬』は朝、夜と日に2回を付けたりしてきた。

通院に関しては、手術後の翌日、そして手術後の3日目に検診を受けて、
医院長より、特に異常なし、と診断されたりしてきた。

洗髪は手術後の翌日に医院長から、
本日より美容室、理容室で、頭を上仰向けで行うことはできますが、自分でしないこと、
と言われたりしたが、安全性から手術後の3日目に、
家内の指示に基づいて、私は生れて初めて美容院で洗髪した。

そして右眼の手術日の前日の23日に、美容院に行き洗髪して、手術日に備えてきた。
          

24日は右眼の手術を受けたりしたが、過ぎし17日に左眼に手術を受けた体験があったので、
緊張感もなくリラックスした心情で、手術を終えた・・。

しかしながら手術後、ガーゼ生地を主体とした大きな眼帯となり、
一週間前に手術した左眼を頼りに視界を見れば、今回手術した右眼は眼帯の下でも眼球が動くので、
本日は食事、トイレ以外は安静して下さい、と医院長から私は言われたりした。

やがて私は家内と共に帰宅した後、昼食をした後、新聞、本、パソコン上のブログも自制して、
布団にもぐりながら、ラジカセCDで音楽棚から8枚ばかりCDを抜き取り、深夜まで聴いたりした・・。


そして25日、家内と共に眼科医院に行き、手術日の翌日の診察を受けた・・。
手術した右眼の大きな眼帯を看護師さんから取って頂いた後、視界が鮮明に視(み)えた。

まもなく幾つか検査を受けた後、一週間前に手術した左眼は1・0と診断されて、
確か手術後3日目は0・6前後であったので、視力向上に驚いたりした。

そして前日手術した右眼は、眼帯から解放されて5分過ぎた為か、0・5前後であり、
私は両眼が想定以上で、悦んだりした・・。
                  

そして白内障の手術に伴い、多焦点眼内レンズを挿入した手術を終えた今、
今後の注意事項を守れば、次第に視力の向上もある、と医院長から私は言われたりした。

やがて時が過ぎれば、眼を制御する幾重かの神経が安定すれば、
左眼は1・0、右眼は1・0となるか解らないが、
まもなく私は念願していた0・7以上の視力となり、メガネが不必要となった。

私は高校生より何かと酷い近眼で、劣等感のひとつであったが、
近眼のメガネから解放されて、戸惑いながらも、これ以上の吉報はないかしら、と悦んだりした。
       
             
この手術の一か月前、手元から遠くまで見える多焦点眼内レンズに付いて、
手術して下さる医院長より、私は懇切丁寧に説明を受けたりした。

夜間に光がにじんで見えるハロー現象、まぶしく見えるグレア現象などであったが、
私は微笑みながら医院長に応(こた)えた。

私は対向車のまばゆいライトの光に関しては、61歳の時に、感覚の衰えを感じて、
運転免許書の更新をやめて、自動車を運転出来ない身である、と伝えたりした。

そして高齢者の身であり、夜遊びは卒業した身で、
夜に外出することは都心で懇親会がある時で、一年に数回ある程度ですから・・と私は応(こた)え、
医院長は微笑んだりした。

 
或いは費用に関しては、規定により35万で両眼で70万と知らされたが、
やがて70歳以上の人の高額療養費の限度額の特権として、
一か月自己負担上限額『一般』1万2000円に基づき、私の住む調布市から、還付連絡を頂き、
伊藤博文さんのお札に満たない額を返金された。
 
そして何よりも、55年ぶりにメガネから解放された歓びで、
人生観が変わるよなぁ、と微笑んだりしてきた。


            
そして今年の三月、まばゆい春の陽射しを受けている中、
紫外線の実態を学び、やはり遅ればせながらサングラスが必要だ、と老ボーイの私は気付いたりした。
             
そしてUVカットのサングラスの中で、紫外線を1%しか通さない紫外線透過率1%を、
平素用、都心に外出する時、ふたつ選定して、これ以来まばゆい陽射しの中を歩く時は愛用している。

             


今回の記事に於いては、《・・新型レンズの多重焦点眼内レンズは、
最近は遠くと近くの間の視力低下を抑え、中間距離にも焦点の合うが登場・・》と学び、
私は微苦笑した。

私としては一生に一回だけと称されている白内障の手術は、
改めて手術前、手術、手術後の数週間生活を思い馳せたりしながら、
今の
多重焦点眼内レンズで充分満足している、と独り微笑んだりした。


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