伝えたんく

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ヴァージン・マナー・スタジオ

2012-05-06 15:23:45 | 音楽

ロンドンから1時間、オックスフォードのシップトン・オン・チャーウェルという町に16世期のマナーハウスがある。

現在はレンタルヴァケーション(多分)になっていて、休暇をゴージャスに過ごしたい方たちで賑わっているようだ。

もともとマナーハウスというのは領主の館という意味で、ヨーロッパの貴族や、貴族ではないが男爵の下の地位の者が住んでいた館である。

シップトン・マナーは1995年まで、ヴァージン・レコードのスタジオだった。

マナーハウスの中をスタジオに改造したのである。

それを行ったのは、イギリスでサーの称号をもらった企業家、コングロマリットのリチャード・ブランソンだ。

ヴァージン・メガ・ストアや、日本からイギリス直行便のあるヴァージン・アトランティック航空などは聞いたことがあるだろう。

貸しレコード店の店主だったリチャードが起業するにあたって、シップトンマナーを自社のアーティストの曲をレコーディングするスタジオに改造した。

その1973年の第1回新譜として発売された4枚のうちの1枚が、マイク・オールドフィールドの大ヒットアルバム『チューブラー・ベルズ』だ。



2003年 マナーハウス 中の人に見つからないように・・・盗撮か



2011年 門が閉まっていてセキュリティまでついていた


 一回目の訪問の時に、住居人に写真撮影を断られたばかりか、すぐ出て行くように言われた。

 もちろん、門を通り抜けた所でである。

 もう少し慌てずに英語を操れたら・・・

 事前準備をしておけば・・・

 と今となっては思うのだが、当時詳しいことはインターネットでも知ることはできなかった。

 もちろん、個人の持ち物でなく、レンタルバケーション的な建物であったことを知っていたならば

 滞在する場所を物色するふりをして写真を撮れただろうに・・・

 中まで撮影する気はなかった。

 しかし、この間(かん)スタジオ時代の建物の中が見れる動画がアップされた。

 今までスタジオとかシップトンとかキーワードを入れても出てこなかったやつである。

 



2011年 塀の上から撮る



敷地内にある池


 上2枚の景色も、動画の中にある。

 XTC(エクスタシー)をもじったバンドである。

 ヴァージンの創始者、リチャード・ブランソンのお気に入りだったという。

 では、動画(5本あるが、1/5をアップする。)をご覧いただきたい。

 あくまでも、建物の中、かつてマイク・オールドフィールドが名作チューブラーベルズを録音した設備を見るのがねらいである。


XTC - XTC At The Manor - BBC 1980 - 1/5

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