きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

中島みゆき夜会VOL.17「2/2」

2011年12月15日 | ライブ・コンサート・音楽・トークショー


再々演に際し、いくつか変更点があったため
話としてはかなり整理された。
なにより、
外国旅行中に
パスポートを
紛失したら
まず日本大使館へ
行きましょう!

ってツッコミが届いたようで
その辺がとても自然な流れになっていた。
 
 ・テロがおこり日本大使館も大忙し
  (できるだけ自分でなんとかしろ!的な)
  ↑これは推測
 ・街、大混乱
 ・街中で事故に遭う
 ・親切な現地の人が助けてくれる
 ・その家に居着く

ってかんじの流れ、かな。
土地が気に入って、
日本に帰りたくなくなって
ビザ切れで不法滞在、ってコースは
普通にあると思うので
それなりに納得。

それよりもですねー。
まず、驚いたのは
「彼」の(役者さんの)年齢。
初演では「若い男」と「若い女」のカップルだったけど
今回のビジュアルは、まあ、
みゆきさんの実年齢に近い方、みたいな。
自然ではあるけど、
あー、この年齢の物語にシフトしたかー、
と思ったのですよ。

でもー。
話が進むとーー。
なんだかー。
設定上は初演と同じで
うーんと、いまで言う「アラサー」ぐらい?
すくなくとも、ボチボチ還暦ではない。
「ウィンター・ガーデン」で脇に行き
「今晩屋」では母にシフトしたので
恋愛物で真ん中はもうアレなのかな、
と思っていたんだけど、
逆に、かつての彼女の歌の世界の女性の位置の話で
ちょいビックリだった。

その上に。
「彼」は(日本画の?)画家という設定で、
「彼女」の出版社で画集だか挿絵だかを描いて
それが縁で付き合うことになった、
って流れが提示されるんですが。
かなり前の方で
「あなたはなにに怯えているんですか?」
みたいなことを言うんですよ。
その方がストーリー的な流れはクリアなんで
ある方が正解なのはわかるんですが、
それでも、、、
自分の本当の姿を
言わなくても理解してくれる人

という、なんでしょ、都合の良い人にしか見えなくて。

そいでまー。
異国で「彼女」が悶々とグルグルしていることろに
いろいろ調べ上げて駆けつけるじゃないですか。
白馬に乗った王子様が
自分を助けに来てくれた

ように見えて、とてもビックリ。

信じていれば、来るんだな。
自分から動かなくても
向こうから来てくれるんだな。

私達も、そんなの夢、なんて
笑っちゃいかんのだな。

ってのが、最終的な感想でした。

芝居的にいえば
茉莉の登場は唐突だよね。

それでも、曲はいいし、
みゆきさんの声量は衰えないし、
まあ、大満足なんだけど。

「ひゃーーー!」と衝撃を受けて終わる、
それが夜会なんだな、やっぱり。
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