「なんでも鑑定団」ではよく偽物が登場する谷文晁。
これは本物を見ておかないと!
というわけで行ってきました。
実物を間近で見ると、線に強い生命力を感じます。
なんてことはない一本の線にも命が籠もっています。
緻密にして豪快。
素人の私にも絵から出るエネルギーを感じる。
意外だったのは、いろんな画風があったこと。
単純な線と色の濃淡で極力余計なものを削ぎ落とした山水画、
細部までみっちり描き込んだカラフルな人物画、
洋画の模写では立体感が素晴らしく、
スケッチ類は簡素で的確。
こういう展覧会でひとつに集めてなければ
別な作家だと勘違いしそうなくらい。
細部を見るためにオペラグラスを持っていけば良かったとプチ後悔。
始まったばかりですが、11時ぐらいには
かなり入場者が多かったように思います。
私は10時過ぎに行ったので比較的楽に見ることができました。
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