きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「妻への家路」

2015年03月14日 | 映画
文革で引き離された家族の話。
収容所から夫が帰って来たら
妻は記憶障害で彼を夫として認識できない。
それを理解した夫は、、、。

というだけではない話だった。
母と娘の確執が辛かった。
娘がとった行動もわかるし
許せない母の気持ちもわかる。

記憶障害は頭の傷が原因かと思ってたけど、
最後の方で垣間見えたことがあった。
夫は自分のために妻にそういうことがあったから
今の状態になったとわかり
(たぶん、彼だけがわかり)
だからずっと妻の行動につきそうことにしただんだろうな。
深い愛情、というだけでは言い尽くせない、
悲痛な愛。

夫はある行動に出るんだけど、
なんというか、順繰りのことが起こっていて。
これは現代への皮肉なのかな。

コン・リーは老眼鏡を掛ける姿が似合っていた。
すっかり老けたように見えて、
でも髪を整える仕草がほんのり色っぽく、
さすがチャン・イーモウ、わかっているな。
これも伏線だったのかな?

しかし、夫はよく生き延びたなあ。
「無言歌」の世界だよね。
毛沢東時代のバレエも興味深かった。
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