きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「さくらん」

2007年02月25日 | 映画
映像美といっても、
写真と映画のそれは全然別物だと、
頭では理解していたけど
実際見て実感しました。
映像は、一瞬は鮮やかだけど
持続しない。
一枚の絵(写真)に収めるのなら
素晴らしくキレイだろうな、と思う場所が
たくさんあったけど、
動画としては、それほどではなかった。
画が平面なんだよね。
奥行きがない。
色合いも、どこか安っぽい。
最初から意図してチープにしたのではなく
斬新なアバンギャルド狙いなのに
ちょっとハズしたのかなあ、と。
コッポラの「マリー・アントワネット」の方が
100倍ぐらい「映画向け」の映像になっている。
映画において色合いに凝る、ってのは
チャン・イーモウとかウォン・カーウァイとかさ、
あれくらいをイメージするよね。

画を優先した結果、
(それがそもそもの狙いだろうけど)
話の作りが浅く平坦。
台詞が空虚すぎる。
まあ、主演が土屋アンナだし。
演技で主演ではなく、
キャラで主演なんだし。
(*「下妻物語」は好きだよ)
彼女を取り巻くのが菅野美穂に木村佳乃で
主演の演技が浮かないのは
それはそれでありがたいか。
*世間で言われているように、
 土屋アンナの濡れ場の肌の露出が少なすぎ。
 一人だけ汚さない配慮をされているのが見えすぎでゲンナリ

写真集で見ると
きっと綺麗なんだろうなあ。
映画よりずっと。

当たり前だけど、時代考証とかは考えちゃダメだよ。
そういう映画じゃないんだから。


お目当てのさららんは
すぐわかった。
最初の方の顔見世で、
土屋アンナの向かって左隣。
女役でも、タモに似ていた。
小タモ。
顔の曲がっていないタモ。
素顔も似ているんだなあ。
声は、女優としては太く低いかもね。

ヒロインに意地悪する人が
まゆみ姐さんに似ていたよ。
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