きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ベルリン、我が愛」新人公演(宝塚星組)

2017年12月07日 | 宝塚(星組)




星組下級生はさっぱりわからないんだけど
ぴあで当たったから行ってきました。
芝居のみ、スーツ物の新人公演は初めて見ます。

以下、愛称がわからないので芸名の敬称略で。

主演の極美は研4。
男役声の安定感は無いけど、
とにかくスタイルがいい。
小顔で、手が長めなのかな、
スーツ、ロングコートが似合い、
着こなしも良く、背筋がキリッとしていて
舞台上での動きが実に滑らか。
技術面はまだまだだけど、
芝居自体は上手いと思う。
素の「女の子」の部分は透けることはなく
テオとして舞台に存在していた。

新公主演経験がある天華は
芝居、声、歌とも安定感があり、
研4主演を支えていた。
星蘭は美しく、姫芝居。
王妃も似合っていた。
天彩が可愛い!彼女もヒロイン芝居だね。
二人とも将来が楽しみ。

公演の長の桃堂はしっかりしたエロ親父ぶり。

あとは下級生が、というより、
本公演を1回しか見ていないので
作品上での役が把握できていないから、
なんとも言えないというか。

ベテラン俳優のビスマルクは颯香でいいのかな。
小ネタでうまく笑いを誘いつつ、
髭がばっちり似合っていた。
重役陣にいた髭も良かったなあ。誰だろう。

ギルベルトの夕渚は脚が長くダンスもキレキレ。
小桜も美人だった。

全体的に若さゆえの未完成感はあるけど、
劇中の映画作りと重なる熱い情熱は頼もしかった。

極美は「明日からの本番」など、
挨拶もいっぱいいっぱいだったけど、
この平坦な作品を演じきったのは実に偉いよ!
よく頑張った!


新公演出は栗田優香先生。

出演者の映像投影は無し。
電車が出発して、白い緞帳で終了。


新公を見ると、たいがい本役さんのすごさを実感するんだけど、
今回はなあ。
作品自体が役者の力量を発揮できないからなあ。
脚本レベルでやっぱりダメなのを実感したわ。
新公は本役さんの良い部分がわかるものだけど、
それは脚本も同じなんだと、しみじみ思いました。
いままで見た新公がスカピン、ロミジュリ、AfOだったからさ、、、

ハリーはさりげない日常。
原田くんはいくらでも盛り上げられ要素があるのに
粗筋に加えることをしない。
平坦でも違う種類なんだよね。


期間限定デザート

フランボワーズ
コメント
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