きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「アンデルセン」

2009年04月09日 | 劇団四季
靴屋のハンスは
子供に「お話」をするのがとても上手。
子供達は、学校の勉強に身が入らなくなるほど
彼の話に夢中になる。
困った校長は町長に相談。
ハンスは自ら町を離れ、
弟子のペーターと共にコペンハーゲンへ向かう。
そこで、バレリーナのマダム・ドーロに出会う。
彼女に美しさに魅入られたハンスは
彼女のために物語を捧げる・・・

以前、見に行ったことがあったのですが
まるで記憶にありません。
なぜだろうと思って、
再び挑戦してみることにしました。
行ってみて理由がわかりました。
前に見に行ったときは、
堀内さんのどちらか目当てだったので
彼が出てくる前に
集中力が途切れてしまったのかと思います。
プリマの旦那(役)の踊り目当てだと
そこまでの道のりはあまりに遠いです。
今回は、ハンス役は
(わりと)良く知っているさのぴーなので
寝オチすることはありませんでした。
さのぴーは、まあ、見た目は若くないし。
開口もものすごくて、
特に「孤児院」の発音(発声)は
イライラするなんてもんじゃなかったけど
それでも、まあ、可愛らしい部分はあったし。
(子役の開口はもっともっとイライラしたし)
なにより、出演者の中では芝居が上手いし。
ハンスの持つ純粋さは出ていたと思います。
ただ、○ちゃんだったら、
もっと可愛かったんだろうなあ、とも思いました。
前に見たときはきっと○ちゃんだったんだろうなあ。
惜しいことをしたなあ。

プリマの斉藤さんは・・・
「ミュージカル劇団のダンサーのバレエ」としては
かなり上手いと思う。
けど、バレエ団に所属しているバレエ・ダンサーを見慣れていると
やっぱり、違うなあ、と思う。
違って当然なんだけどさ。
んで、ダンスの技量と、芝居や歌の上手さは
必ずしも比例しないのは、
まあ、仕方がないといえば仕方がないし、みたいな。
プリマとしての華やかさもないし。
まあちゃんなんかが例外なんだろうねえ。
松島さんも、ブロンズ・アイドルを踊っている、
って先入観があるだけに、、、
なんちゅーか、、、
「ミュージカルのダンサー」なら、
これでいいんだと思うんだけどね。
ね。
まあ、この辺に、ちょっぴり期待した私が間違いで。
ダンスよりも、芝居の方が良かったわ。
この二人が歌ったときは
会場に微妙な空気が流れたように思ったのは
私の気のせいかしら。

群舞の処理に、いかにも「謝珠江」ってとこがあった。


個人的には・・・
これにS席9千円出すなら、あと千円足して
デンマーク・ロイヤル・バレエ団の「ナポリ」C席に行く方が
お得だと思う。
B席5千円を出すなら、あと千円足して
東京バレエ団45周年記念スペシャル・プロ のC席に行く方が
お得だと思う。
(あくまでも個人的な意見)
私はC席だったので、不満・不足はないけど。
ノイマイヤーの「人魚姫」を見てたら
耐えられなかったかもしれないけどね。


かつてのデンマーク・ロイヤル・バレエ団のプリマ
オーゼ・ガッドゥの動画を貼っておきます。

(デンマークでは1836年初演の「ラ・シルフィード」
 マダム・ドーロも踊ったかもしれませんね。
 これは日本で踊ったときの映像。私も見に行ったわ!)
「アンデルセン」1幕のバレエシーンではチュチュを着ていて
なんかちょいと違う、と思ったけど
ブルノンヴィルを踊れってのはムリだよね。


<主な配役>
ハンス・クリスチャン・アンデルセン 佐野正幸
マダム・ドーロ 斉藤美絵子
ニールス 松島勇気
ペーター 有賀光一
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする