ご訪問感謝申し上げます。
昨日は講習の帰り、激しい雷雨が。
関東の梅雨明け宣言はでたけれど・・
高温多湿の日々が続いています。
皆様、体調管理に気をつけましょう。
今回は色の持つ、心理的効果について
お話しようと思いましたが、
その前に、
昔(若かりし頃)の事を思い出しましたので、
お話しさせて頂きます。
〇十年前、知人のお姑様から
ワンピースのお仕立て依頼を受けました。
生地の見立ても頼まれ、
生地屋さんまでご一緒させて頂き、
アドバイスをすることになりました。
ご依頼を頂いたお婆様(今の私と同年代ですが、
その頃の私にはすごくお年寄りに見えました)は、
若くして農家に嫁ぎ、
ずっと家を守ってこられた方でした。
着ているお洋服も、いつも地味なものばかり。。
初めは好みであろうと思われる、
落ち着いた色合いのものをお勧めしていましたが、
「あなたが良いと言うならそれでも良い」
と、仰るものの浮かない顔。。
思い切って、
ピンク地に細かい花柄の生地を指さし、
「この生地は、いかがでしょう?」と尋ねると、
なんと・・、
お婆様の顔がぱっと明るくなり、
瞳を輝かせて、
「あたしゃ、1度で良いからピンクの洋服が着てみたかった」
そう言って、とても喜んで下さいました。
お婆様は、若いときからピンクのお洋服に憧れていて、
本当は着てみたかったのです。
でも、言い出せない。。
けれど専門家の勧めなら、、
安心して着ることが出来る。
そう思われたのだと思います。
後に知人から聞いた話では、
ワンピースをとても気に入って下さり、
何年もずっと大切に着て下さっているとのことでした。
最近は昔に比べ、お洋服の色柄や好みも
はっきり主張する方が増えてきました。
が、まだ特に田舎では、周りの目を気にして、
着てみたいけれど、
我慢しておられる方も多いのでは?
人生には限りがあります。
マダム・グラハン・洋子さんのコメントにもあるように、
自分が思っているほど、人は気にしていないものです。
自分が本当に好きな色柄のお洋服を着ることで、
気持ちも明るくなります。
もしどうしても、その勇気が無いのなら、
せめて、アクセサリーやスカーフ、バック、などの
小物からでも取り入れてみてはいかがでしょうか?
生徒作品のご紹介です。
これはアリオカルチャーセンターの
Yさんのカットソー作品です。
変形ドレープチュニックです。
作るのは難しくはありませんが、
作り方が少しややこしいデザインです。
ドレープが綺麗にでる
ポリエステルニットを使用しました。
袖口と裾の始末はこれからです。
袖のフリルがチャーミングですね。
Ctrlを押しながらクリックして頂くと画面が変わりません