オオバヤシャブシとはどんな字を書くのだろうと名前を聞いたときから思っていました。和名のようですから漢字で書けるはずです。そして調べてみたら「大葉夜叉五倍子」と書くそうです。「五倍子」と書いて「ぶし」と読むようです。漢方薬では「五倍子」は「ごばいし」ですから、「おおばやしゃごばいし」では長ったらしいので、「ごばいし」の部分を「ぶし」と読むようになったのかもしれません。キブシも漢字で書くと「木五倍子」と書くそうです。
五倍子とは、ヌルデにできる虫こぶのことらしく、この虫こぶはタンニンを多く含むために染料や漢方薬に使われているそうです。キブシやヤシャブシの実も同じようにタンニンを含み、染料に使われるそうです。そこから「五倍子」の名前がつけられたようです。
★オオバヤシャブシの雄花
お世辞にも「キレイね」と言える花ではありません。どちらかといえば「気持ち悪い」の部類に入りそうです。イモムシみたいです。
オオバヤシャブシは生育条件の悪いところでも育ち、葉っぱがキレイなので、盛んに植樹されているようです。ところがこの雄花の花粉が花粉症の原因になっているようなのです。スギといい、このオオバヤシャブシといい、花粉症の人にとっては余計なものを植えたものです。
★オオバヤシャブシの雄花と実
こうやって何個が集まると余計に気持ち悪いですね。後ろに見えるのが実です。冬には枝に実だけが沢山付いた姿をよく見かけます。
★オオバヤシャブシの雌花
雄花に比べると数が全然少なく、小さくて、とても地味です。
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何でもかんでもの植樹はやはりどこかでほころびますね。
熱帯雨林の蘇生や、万里の長城周辺の森林の蘇生に取り組んで見える、さる有名なお方は「その土地に本来ある植物」を植えてて見えるそうですね。
これだと無理がないのでしょうね。
スギやヒノキの植林は、やはりやりすぎるとバランスが崩れるのでしょうね。
荒地への植林ももともとあったものでまかなうようにすれば少しは違ってくるのでしょうか。
という風に オオバで一度切ってみると覚えやすいかも・・・
キブシも垂れ下がるのでこの一族かしら???
大変珍しいものありがとうございました。
いわれも言われてみると中々奥が深いです。
子どもの頃,近所に見事に禿げたおじさんがいて『ハゲシバリィ~』と言ってからかった思い出があります。懐かしいですネェ。
何でもかんでも経済性を重視するあまり、おかしくなっていることがたくさんあります。
植林ももともとあった広葉樹を伐採してスギやヒノキを植えたところが多いので、治水の面などでも綻びが生じています。
それなのにまだ山の奥深くまで林道を作り続けているバカがいるのです。荒れた杉林が沢山あるのに、どうしてでしょうか。バカにつける薬はないみたいです。
ヤシャブシという木もあります。ヤシャブシよりも葉っぱが大きいのでオオバヤシャブシです。他にはヒメヤシャブシというのもあるみたいです。
キブシも垂れ下がり、地味ですが、キブシのほうが綺麗です。キブシの一個一個の花は先日のヒサカキみたいに思いました。でもキブシはキブシ科、ヒサカキはツバキ科、オオバヤシャブシはカバノキ科で、みんな違う仲間でした。
これは珍しいものではないので探せばそちらにもあると思いますよ。
確かに山の斜面の荒れた場所などに植えても生育すると書いてありました。ハゲシバリの方がピンッときますね。
しかし、悪ガキだったのですね。実はいまだに悪ガキだったりして(笑)。面白いお話ありがとうございました。
花粉症の原因になるものが増えてくると困りますね。
ヒサカキの花まだ匂いを嗅いでいません。まだこの辺の山は不案内なところが多く場所を把握できていません。実家の山なら何処に何があると言うのが大体分かっているのですけどね。ガスの匂い楽しみにしています(笑)
僕は花粉症でないので影響はありませんが、最近益々花粉症の人が増えたように感じます。
ヒサカキの花、見つかるといいですね。
ちょっと暖かくなると花は一気に咲き始めますね。ぼっーとしてたらあっという間に咲きそろってしまいそうです。忙しくなります。