「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

12月第3週 相場展望と予定

2018-12-16 23:56:51 | 相場展望

      
12/10~週の日経平均は、2週連続で下落した。米・中貿易摩擦の
両国に施策に揺さぶられ、リスクオン流れが強まった。米中貿易戦争の
警戒から世界経済減速懸念が再浮上した格好であった。

週末の東京市場、メジャーSQ値は21618円だった。NY株価指数
先物の下落や、中国11月小売売上高が低い伸びと、中国経済リスクも
意識され、日経平均は大幅反落の週末であった。

結局、日経平均は、週間で304円下落(↓1.4%)の21374円。

さて、12月第3週(12/17~12/21)主なイベントと予定は、
下記1.の通りです。

週末のNY市場は、世界経済の減速懸念が再燃して496ドル安と3日
ぶり大幅反落となったが、週明け東京市場は、週末に先取りしている。

日経平均は、下落スタートも切り返しSQ値を目指す展開を想定したい。
師走相場、少しづつリスクを織り込み、模様眺め展開から、大型株を避け
中・小型株を物色する、反騰を想定している。

日経平均、12月第3週(12/17~12/21)レンジは、21100円
21900円程度を想定しています。

1.12月第3週(12/17~12/21)主なイベントと予定
 12/17
 日本 11月首都圏新規マンション発売
   日本 日産取締役会
 日本 グッドライフ、ツクイSTF 各IPO
   日本 システムデイ、パーク24、プロレド、アークランド 各決算 
  米  10月対米証券投資
  米  12月NY連銀製造業景況指数
  米 12月NAHB住宅市場指数
    米 オラクル、レッドハット 各決算
 12/18
 日本 田中建設工業、TDSE 各IPO (ファイズ、東証M→東証1部)
 日本 ツルハ 決算
  米 FOMC(~12/19)
  米 11月住宅着工件数
  米 11月建設許可件数
  米 マイクロン・テクノロジー、フェデックス 各決算
  独 12月Ifo景況感指数
 12/19
 日本 日銀金融政策決定会合(~12/20)
 日本 11月貿易収支
 日本 11月訪日外国人客数
 日本 ソフトバンク、Kudan 各IPO
 日本 カイカ、日本ヘルスケア 各決算
  米 FOMC声明、経済予測公表
  米 パウエルRB議長会見
  米 第3四半期経常収支
  米  11月中古住宅販売件数
  米 ペイチェックス、ライト・エイド 
  英  11月消費者物価指数
 12/20
 日本 日銀金融政策決定会合結果 
 日本 日銀政策金利
   日本 黒田日銀総裁会見
 日本 10月全産業活動指数
 日本 Amazia、AmidAH 各IPO
  米 12月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数
    米  11月景気先行指数
  米 ナイキ、アクセンチュア、ウォルグリーン 各決算
  豪  11月雇用統計
 NZ 第3四半期GDP
  英 中銀政策金利
 12/21
 日本 11月消費者物価指数
 日本 11月食品スーパー売上高
 日本 11月スーパー売上高
 日本 11月百貨店売上高
 日本 大光、サツドラHD 各決算
 日本、EduLab、ACSL、テノHD、ポート、ミダック 各IPO
 日本 セグエG JQ→東証2部
  米 11月個人所得/個人支出
  米 第3四半期GDP確報値
  米  暫定予算期限

2.NY市場、為替/債券 各結果(12/14)
 今日のNY為替市場でドル円は売りが強まった。序盤は上値追いの動きも
 見られたが、後半にかけて売りが強まっている。特段の材料は見当たらな
 いが、米株が大幅安となるなど株安が止まらずリスク回避の雰囲気がドル
 円を圧迫した。
 
   株式市場の下げにつては、この日発表の中国とユーロ圏の指標が予想を下
 回ったことから、世界経済の先行き懸念が強まり、ネガティブな反応を見
 せているようだ。ただ、肝心の米経済のほうは、この日発表の11月の米
 小売売上高が予想を上回るなど、年末商戦の消費は好調だった模様。
 
 一方、ユーロはNY時間に入って下げ渋っているものの上値は依然として
 重い。ユーロドルは一時1.1270ドル近辺まで下落し、ユーロ円は
 127円台に下落する場面も見られた。
 
 この日発表のドイツやユーロ圏のPMIが予想を下回ったことからユーロ
 圏経済への懸念が強まっている。きのう、ECBのドラギ総裁は理事会後
 の会見で、先行きに慎重姿勢を滲ませていた。
 
 総裁はきょう、EU首脳会談に参加しており、経済状態について前日同様
 「以前よりも成長が鈍化しており警戒感が増している」と述べていた様だ。
 「ECBは今年、成長見通しを3回下方修正した」とも言及していた模様。
 
 ポンドは再び下値模索となり、ポンド円は一時142.40円近辺迄下落。
 きょうの下げで21日線に届かず失速した格好。ブリュッセルで開催され
 ているEU首脳会談でメイ首相は、より良い条件を求めて交渉したが、
 EU側は合意の再交渉を認めず、譲歩を得ることはできなかった。
 
 EU側はアイルランド国境のバックストップ案への懸念を緩めるため、
 新たな声明を検討していた。その声明をまとめるため1月に首脳会談の
 開催を要請しているが、その声明はまだ具体化していない。
 
 ドルは買えない、ユーロは更に買えない、ポンドはもっと買えないと
 いった展開が続いている。
 https://fx.minkabu.jp/news/87060
 
 米国債利回り
  2年債        2.733(-0.029)
  10年債      2.893(-0.020)
  30年債      3.147(-0.023)
  期待インフレ率   1.828(-0.014)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場、10年債利回りは低下。この日発表のユーロ圏の経済
 指標が弱かったことや、英離脱交渉も暗礁に乗り上げるなか、欧州債利回り
 が低下しており、米国債も追随した。米株の下げが依然として止まらず、米
 国債への逃避買いの動きも利回りを押し下げ。
 
 この日の米小売売上高は好調な個人消費を示したが、先行き不安は払拭でき
 ずに米国債の反応も限定的となった。

 10年債は2.88%、2年債は2.73%に低下。
 2-10年債の利回り格差は16(前日15)とフラット化の解消は続いて
 いる。
 https://fx.minkabu.jp/news/87059

3.NY株式市場 結果(12/14)
 NY株式14日
  ダウ平均     24100.51(-496.87 -2.02%)
  S&P500     2599.95(  -50.59 -1.91%)
  ナスダック      6910.66(-159.67 -2.26%)
  CME日経平均  21265      (大証比:-35 -0.16%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅反落。中国や欧州の経済指標が弱く、
 市場は世界経済への懸念を強めている。ダウ平均は一時500ドル超下落。
 
 この日発表の中国の鉱工業生産や小売売上高は予想を下回った。米中貿易
 問題を通じて中国経済の減速が示唆されている。また、欧州の企業景況感が
 弱い内容だったことも懸念に繋がっているようだ。
 
 ただ、肝心の米経済のほうは、この日発表の11月の米小売売上高が予想を
 上回るなど年末商戦の消費は好調だったことを示している。
 中国が輸入自動車に対する報復関税の3ヵ月間停止を発表するなど米中貿易
 協議への進展は伝わっていたものの、市場の反応は鈍い。貿易問題よりも
 景気の先行き不安を材料に売りを進めているようだ。
 
 株式市場は悪材料探しの様相になっているが、情報会社の調査によると、
 今回の下落局面で投資信託やETFなどを通じて460億ドル以上の資金が
 米株式市場から引き揚げているという。
 
 ダウ採用銘柄は28銘柄が下落。ジョンソン&ジョンソンが大幅安となって
 いるほか、ウォルグリーン、シスコシステムズが下落。ユナイテッド・ヘルス、
 メルク、ファイザーも軟調。
 
 ジョンソン&ジョンソン(J&J)は、同社がベビーパウダーに使っていた
 タルクにアスベストが混ざっていたと各地で裁判になっているが、ロイター
 通信によると、少量のアスベストが含まれていたことを経営幹部は数十年もの
 間認識していたと報じている。同社はこの報道を否定している。
 
 シスコシステムズは、アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価
 を50ドルにした。
 ウォルグリーンは、アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も
 68ドルに下方修正。
 
 ナスダックも大幅に続落し、再び7000ポイントを割り込んでいる。アマゾン、
 アップル、マイクロソフトなど主力のIT・ハイテク株への売りが続いている。
 
 スターバックスが下落。きのうニューヨークでカンファレンスを開催しており、
 2019年度の目標を据え置いた。既存店売上高は米国を含め3~4%の拡大
 を見込んでいるという。しかし、同社のクリスマーCFOは中国市場について、
 既存店売上高は長期的には1~3%増に鈍化を予想している事を明らかにした。
 同社にとって重要な市場である中国での鈍化見通しに、市場は失望感を強めて
 いるようだ。
 
 アドビが下落。9-11月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想
 を上回っていた。しかし、見通しは、売上高は好調なものの、利益は予想を下
 回っている。アナリストからは、同社は企業向けのマーケティングを手掛ける
 マルケトを47.5億ドルで買収することで合意しているが、それに関連して
 利益が圧迫されていると指摘されている。
 https://fx.minkabu.jp/news/87057

4.NY市場、原油先物1月限/金先物2月限 各結果(12/14)
 NY原油先物1月限(WTI)
  1バレル=51.20(-1.38 -2.62%)

 NY原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.38~
 1.36ドル安。その他の限月は1.31~0.43ドル安。

 小売売上高や鉱工業生産など中国経済指標の伸びは一段と鈍化しており、
 世界的な景気減速の進展が嫌気され、石油需要の下振れが警戒された。
 中国は米国に次ぐ石油の消費大国。米株式市場の下落も重し。
 
 時間外取引で1月限は前日終値水準でもみ合ったが、通常取引開始後は
 売りが 強まった。終盤には50.84ドルまで安値を更新した。
 https://fx.minkabu.jp/news/87052

 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1241.40(-6.00 -0.48%)
 
 金2月限は続落。米株式市場の軟調さや中国経済指標が弱かったことを
 背景にリスク回避のドル高に振れ、ドルの代替資産とされる金は圧迫
 された。
 https://fx.minkabu.jp/news/87051
 

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読売新聞が購読料値上げって本当!?

2018-12-12 23:59:28 | ニュ-スからひと言

      
今日、読売新聞社は、朝夕刊セットの月ぎめ購読料を来年1月1日から現在
の4037円から4400円に値上げすると発表した。全国の販売店で従業員不足
が深刻化しており、増収分の大半を労働環境の改善に充てる。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00000094-kyodonews-bus_all

1日当たり、10円ほどの値上げになる。これまで消費税増税で購読料を
2回値上げしてきたが、本体価格の値上げは25年ぶりになる。
駅の売店やコンビニなどで販売する朝刊は、現在1部130円から20円
値上げし、150円にする。夕刊は50円で据え置く。
「読売KODOMO新聞」(週1回発行)と「読売中高生新聞」もそれぞれ
値上げする。


約1年前、日経が値上げに踏み切り、購読部数を10%減らした経緯があり、
今回、読売が値上げに踏み切ると、購読料でほぼ横並びとなっている朝日や
毎日も、値上げをに踏み切る可能性もあり、新聞離れが進むのでは、と心配
しています。

さて、日経平均は大幅反発して、454円高の21602円の大引でした。
(出来高 概算14.8憶株の商いでした。)

今朝方のNY市場、米・中貿易戦争の過度な懸念が後退し、上昇。中国が
米国に対して自動車に対する関税を引き下げるとのリリースが好感され、
日経平均は、自律反発とあいまって、節目21500円台を回復すると、
値を崩すことなく、21600円台で終了した。

日経平均は、大幅反発し陽線で終了した。ボリンジャーバンドはー1σ~
25日線レンジへ移行し、ひとまずボトム圏を脱した格好です。

今晩のNY市場、上昇してスタート。上昇して終了するかポイントです。

明日の日経平均、週末SQを控え、思惑の続伸となるか注目しています。
 

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木材で作成されたストローが登場!?

2018-12-11 23:58:36 | ニュ-スからひと言

      
海洋汚染の原因になることなどから、廃止の動きが広がるプラスチック製
ストローの代わりとして木でできたストローが登場しました。https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20181211-00000025-ann-bus_all

都内のホテルで来月から導入される木製ストローは、木材を厚さ0.15ミリに
削って管状に巻き上げて作られています。西日本豪雨で倒れた木などが使わ
れていて、今後は国内各地の間伐材が使われる予定です。

世界で初めて量産化に成功した住宅メーカー「アキュラホーム」は、ホテルや
住宅展示場などで展開していく予定です。プラスチック製ストローの代替品と
しては、ファミレス「ガスト」がトウモロコシを原料にしたストローを使い
ます。


最近、紙製ストローも話題になってましたが、自然界で分解できる材料を
使用すれば、生物にダメージを与えることが少なく、食物連鎖での上位に
いる動物への蓄積も少ないかもしれません。
プラスチックから紙や木材への動き広がっていきそうです。

さて、日経平均は続落して、71円安の21148円の大引でした。
(出来高 概算14.7憶株の商いでした。)

今朝方のNY市場が大きく下げた後、切り返して終了。その流れから日経
平均は、寄り付き反発したものの、米経済の先行き懸念を過度に不安視し、
下落に転じると、買いも少なく安値での膠着となった。

結局、日経平均は、自律反発は無かったものの21100円台で死守した。

日経平均は、続落して陰線で終了した。ボリンジャーバンドはー2σレンジ
辺りの攻防で売られ過ぎ、今日も自律反発して良い水準でした。

今晩のNY市場、米・中貿易戦争の懸念から、過度に反応してきた反動から
自律反発スタート。値を保ちながら、終了できるかポイントです。

明日の日経平均、そろそろ自律反発となって、上昇して良い水準です。
 

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ローソンが、からあげ製造の自動ロボットで販売!?

2018-12-10 23:57:06 | ニュ-スからひと言

      
「できたてからあげクンロボ」と名付けられたこの機械。注文すると
レジで専用の空の容器を受け取る。それをロボットにセットすると、
店員がからあげを入れて1分ほどで、揚げたてのからあげができる
仕組み。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20181210-00000028-nnn-bus_all

これまで店員が揚げていた、6分の調理時間を1分に短縮できると
いう。

ローソン・竹増社長「調理時間がどんどん短くなるということは、
お客さまのニーズに合わせて品物を用意できる。食品の廃棄の問題も
減らすことができるんじゃないかなと」
人手不足だけでなく、食品廃棄の問題の解決に繋がるというロボットは、
11日から都内のローソンで実験が行われる。


焼き鳥製造やコーヒー作成など、原材料をセットすると、ロボットが
焼いたり、抽出したりするタイプも試作されており、ローソンの試みは
人手不足解消に一役買いそうです。

この先にあるのは、中国の大都市で実用化しているスマホ入退室や決済に
よるコンビニの無人化かもしれません。

さて、日経平均は大幅に下落して、459円安の21219円の大引でした。
(出来高 概算13.8憶株の商いでした。)

今朝方のNY市場が続落。米・中貿易摩擦に加え、米景気の鈍化を懸念。
また、19年の米利上げ見通しが下方修正方向。日経平均は、円高に振れた
こともあり、負の作用で500円程度下げる場面もあった。
買い方がいない中、下値圏での取引で、21200円台で取引終了した。

日経平均は、マドを空けて下落し陰線で終了した。ボリンジャーバンドは
ー2σレンジを超えて終了して下げ過ぎ。自律反発の踏ん張りが試される。

今日のNY市場、もみ合いから下落スタート。戻りを試せるかポイントです。
自律反発の戻りと、円高への歯止めの追い風がほしい所。

明日の日経平均、自律反発から下ヒゲ陽線となるか、相場の分水嶺です。
 

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12月第2週 相場展望と予定

2018-12-09 23:57:48 | 相場展望

      
12/3~週の日経平均は、下落した。週前半、米・中貿易摩擦の最中
米国が追加関税の発動を90日間延期するとの報道が好感された。だが、
週中カナダでファーウェイの副会長を逮捕したとのリリースで、リスク
オン流れが強まり、米中貿易戦争の警戒から世界経済減速懸念が再浮上。
また、米債利回りの逆イールド化が、来年の米景気動向へ翳りが出て、
日本市場へ増幅して伝播した格好であった。

結局、日経平均は、週間で672円下落(↓3.0%)の21678円。

さて、12月第2週(12/10~12/14)主なイベントと予定は、
下記1.の通りです。

週末のNY市場は、景気の先行き不安が強まっており、米中貿易交渉も
不透明なことから大きく下落して終了した。
この流れから、日経平均は、下落スタートになりそうである。

師走相場、リスクオンの買い需要を期待したいが、週末14日にメジャー
SQと12月日銀短観の発表を控えており、下落後は模様眺め展開になり
そうです。

日本市場は、大型株を避けた中・小型株を物色する、下値をつけた後、もみ
あい展開を想定している。

日経平均、12月第2週(12/10~12/14)レンジは、21100円~
21900円程度を想定しています。

1.12月第2週(12/10~12/14)主なイベントと予定
 12/10
 日本 10月国際収支
 日本 第3四半期GDP改定値
 日本 11月景気ウオッチャー調査
 日本 ソフトバンク、売り出し価格決定
 日本 学情、Bガレージ、シーズHD、三井ハイテク、荻原工業、泉州電 各決算
 日本 エルニーニョ監視速報
  米 10月求人件数
  英 11月鉱工業生産指数
  世 ノーベル賞授賞式
 12/11
 日本 10月工作機械受注
 日本 10月機械受注 
 日本 11月マネーストック
 日本 アルー、ピアラ 各IPO
 日本 イムラ封筒、トーホー、HIS、シーイーシー 各決算 
  米 11月生産者物価指数
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
  独 12月ZEW景況感指数
  英 下院、EU離脱合意案巡り採決
 12/12
 日本 11月国内企業物価指数
 日本 アルテリア・ネットワークス IPO
 日本 ミサワ、グッドコムA、コーセル、日本テレホン 各決算
  米 11月消費者物価指数
  米 MBA住宅ローン申請指数
  米 国債入札 10年債(240億ドル)
  ブ ブラジル中銀政策金利
 12/13
 日本 11月都心オフィス空室率
 日本 FUJIジャパン、オーウエル 各IPO
 日本 稲葉製、クスリのアオキ、ネオジャパン、オハラ、ヤーマン、小林産業 各決算
  米 11月輸入物価指数
  米 アドビ、コストコ 各決算
  米 国債入札 30年債(160億ドル)
  ト トルコ中銀政策金利
  独 CPI改定値
 EU ECB政策金利
 EU ドラギECB総裁記者会見
 EU EU首脳会議(~12/14)
 12/14
 日本 第4四半期日銀短観
 日本 メジャーSQ算出日
 日本 プラス、アスクル、バロック、フリービット、クミアイ化学、西松屋 各決算
  米  11月小売売上高
  米 11月鉱工業生産
  米 11月設備稼働率
 中国 11月小売売上高
 中国 11月鉱工業生産
 12/15
  米 国債償還 3年債(240億ドル)

2.NY市場、為替/債券 各結果(12/7)
 今日のNY為替市場、株安が止まらずリスク回避の動きが見られている。
 朝方発表の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回った
 ものの、市場の反応は一時的に留まった。平均時給は前回と変わらず3%
 を超える伸びとなっていたことや、失業率も過去最低水準で推移しており、
 インフレと雇用の面からはFRBの利上げ期待に支障はない。
 
  ドル円は雇用統計発表後に激しく上下動したものの、112円台後半に留
 まっていた。しかし、米株が次第に下げ幅を拡大するなか、リスク回避の
 円高がドル円を圧迫し、112円台半ばまで値を落とす場面が見られた。
 
   市場は依然として先行き不安を強めているほか、米中貿易協議への不透明感
 も根強い。ナバロ米国家通商会議委員長は、90日間で合意できなければ
 関税を引き上げると述べていた。
 前日は維持したものの、ポイントとなっている112.50円割れを再び
 うかがう動きが出ていた。目先は112.25円付近に来ている100日
 線が再び意識される。

 ユーロドルは1.14ドル台に上昇。後半になってドル売りの動きがやや
 強まっておりユーロドルも1.14ドル台を回復している。ただ、ユーロは
 なお上値が重い印象で、ドル安の受け皿にはなり切れていない状況。今日
 第3四半期のユーロ圏のGDP確報値が発表になっていたが、ユーロ圏の
 景気減速が農業や建設、サービスといった予想以上に幅広い分野に影響して
 いることが示された。
 
 来週はECB理事会が予定されているが、予告通りに資産購入の年内終了を
 宣言してくるであろう。ただ、次の利上げのステップには慎重姿勢を強調
 してくる可能性もありそうだ。
 
 ポンドは上値の重い展開が続いている。ポンドドルは一時1.27ドル台
 前半まで下落。来週11日にメイ首相がEUと合意してきた離脱協定に対
 する採決が英下院で予定されている。情勢は混沌としているが、否決される
 との見方がやや優勢のようだ。もし、否決された場合のメイ首相の行動が
 注目される。同首相は否定しているが2回目の国民投票実施や、EUとの
 再交渉が模索される可能性がありそうだ。結果が判明するまではポンド買い
 は手控えられている印象。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=464170

 米国債利回り
  2年債        2.717(-0.043)
  10年債      2.856(-0.040)
  30年債      3.146(-0.017)
  期待インフレ率   1.905(-0.005)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
  
 今日のNY債券市場、10年債利回りは下げが続いている。きょうは米雇用
 統計が発表されていたが、非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回った
 ものの、平均時給は高い伸びを示していた。今月の利上げは正当化される
 内容ではあった。
 
 米雇用統計に対する米国債の反応は一時的に留まったものの、米株の下げが
 止まらず、逃避買いによる利回りの下げが強まった。
 10年債は2.85%まで低下したほか、2年債も2.7まで一時低下。
 2-10年債の利回り格差は14(前日13)。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=464172

3.NY株式市場 結果(12/7)
 NY株式7日
  ダウ平均       24388.95(-558.72 -2.24%)
  S&P500     2633.08(  -62.87 -2.33%)
  ナスダック      6969.25(-219.00 -3.05%)
  CME日経平均   21340    (大証比:-280 -1.31%)
 
 今日のNY株式市場は下げが止まらず全面安となるなか、ダウ平均は一時
 662ドル安まで下げ幅を拡大した。序盤は買い戻しも見られダウ平均も
 上昇する場面が見られたものの、買いが一巡すると戻り待ちの売りが強ま
 った。
 
 景気の先行き不安が強まっており、米中貿易交渉も不透明なことから依然
 としてネガティブな雰囲気が強い。この日発表の米雇用統計で非農業部門
 雇用者数(NFP)が予想を下回ったことから、FRBの利上げ期待の後退
 のフォローとなったものの平均時給は3%超の高い伸びを維持している。
 OPECプラスが120万バレルの減産を決めたことで原油が上昇しており、
 エネルギー株は買い戻されていたものの、後半になって失速している。
 
 そのほか、銀行株や産業株、IT・ハイテク株が引き続き相場を圧迫。
 薬品株も下落。
 
 ダウ採用銘柄は全銘柄が下落。IBMやインテル、マイクロソフトが下落
 しているほか、ユナイテッド・ヘルス、キャタピラーも下落。シェブロン、
 エクソンモービルも下げに転じている。
 
 ナスダックも3%超の大幅安となり7000ポイントを割り込んだ。アマゾン
 アップルを始め、ネットフリックス、アルファベットなどFAANG銘柄を
 中心にIT・ハイテク株は全面安。好決算を発表したブロードコムも下げに
 転じている。
 
 医療用大麻のクロノスが大幅高。タバコのアルトリアが持ち株比率45%に
 あたる18億ドルを出資すると発表した。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=464168

4.NY市場、原油先物1月限/金先物2月限 各結果(12/7)
 NY原油先物1月限(WTI)
  1バレル=52.61(+1.12+2.18%)
 NY原油は反発。米株は急落したが、前日からウィーンで開催されている
 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟国との拡大会議で、日量
 120万バレルの減産合意に至ったことで急騰する展開となった。加えて、米国
 時間の午後に発表された米国内の稼働中原油のリグ数が前週比10基減と、週間
 の減少幅としては2016年5月以来、最大となったことも好感された。ただし、
 高値から大きく上げ幅を削って引けた。   
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=464169
 
 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1252.60(+9.00 +0.72%)
 金2月限は上昇。時間外取引では、11月の米雇用統計の発表を見送り気分が
 強いなか、小高く推移し、2ドル超の上げ幅を維持して推移。日中取引では、
 米労働省発表の11月の米雇用統計が弱気の数字となったことを背景にドル安
 となると、上げ幅を拡大した。米株式市場でニューヨークダウが不安定な
 値動きとなるとヘッジ買いが広まり、1,250ドルの節目を突破し、1,252ドル
 台で堅調に引けた。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=464165
 

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日産で新たな検査不正?ブレーキなど、昨秋から4度目!?

2018-12-06 23:57:51 | 企業を斬る

      
日産自動車で、新車の出荷前に実施する完成検査で新たな不正が見つかっ
たことが6日、分かった。ブレーキなどの検査で不適切なケースが判明し、
対象車種のリコール(回収・無償修理)を検討している。日産では昨年秋
以降、品質不正が相次いで発覚しており、今回で4度目。品質管理体制の
甘さが改めて露呈した格好だ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181206-00000051-jij-bus_all

日産は詳細を明らかにしていないが、新たな不正は社内の自主点検で発覚
した。月内にも公表する方向で国土交通省と協議している。

日産は昨年9月、国内工場で実施する完成検査を無資格の従業員が行って
いたと公表。その後も不正を続けていたことが判明し、100万台以上の大
規模リコールに発展した。今年7月には完成検査の中で実施する燃費・排
ガスに関する抜き取り検査でも不正が見つかったほか、今年9月にも別の
改ざんなどが明らかになっている。

日産は今年9月、検査不正の再発防止策を盛り込んだ第三者委員会の報告
書を国交省に提出。その際同社の品質管理トップは「うみは出し切った」
と不正の終息を宣言していた。


何かと注目を集めている日産。社内コンプライアンスの徹底に抜けが
あったという事。企業文化や風土に、QCDのQ(品質保証)を軽んじ
C(コスト)やD(納期)優先となってしまった結果であろう。社会の
信用や信頼は、経営トップの報酬を巡る対応でも、経営陣の瑕疵は明ら
かである。第3者を交えた、利害関係のない委員会を立ち上げ、再構築
する必要がありそうである。

他社も他山の石とすることなく、水平展開する必要がありそうである。

さて、日経平均は3日続落して、417円安の21501円の大引でした。
(出来高 概算15.1憶株の商いでした。)

今朝方のNY市場、米・中貿易戦争の先行懸念や米国債逆イールド化に
より大幅下落した。日経平均は、昨日先取りして下落しており、下落幅
600円超にせまる場面もあったが、21500円台キープして終了です。

日経平均は、続落し下ヒゲを残し油断ならない状況で終了。ボリンジャー
バンドー2σレンジ辺りの攻防で、ここら辺りで踏ん張れるかポイント。

今日のNY市場、「国民追悼の日」休場明けで、下落傾向強めながらの下落
スタート。ここ数日大きく下げており、自律反発がらみで、下げ幅が限定と
なれば、正念場を脱するかもしれない。

明日の日経平均、一段の下げを警戒しながらも週末の底堅さに期待したい。
 

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武田薬品のシャイアー買収、7兆円規模の大胆な戦略!?

2018-12-05 23:57:58 | 企業を斬る

      
今日、国内製薬最大手、武田薬品工業が大阪市で開いた臨時株主総会で、
アイルランド製薬大手シャイアーを約7兆円で買収する提案が、株主の
3分の2以上の賛成で可決された。シャイアーが5日(日本時間同日)に
開く臨時株主総会でも買収が承認されれば、日本企業として過去最大の
買収が正式に決まる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181205-00000040-asahi-bus_all

武田は5月、シャイアーを総額約460億ポンド(約7兆円)で買収する
ことで同社と合意していた。早ければ、年明けにも買収手続きが完了し、
世界の製薬企業の売上高トップ10入り「メガファーマ(巨大製薬会社)」
が誕生する。

シャイアーは血友病など希少疾患の治療薬や血液製剤に強みがある。開発
が最終段階にある新薬候補を複数持ち、遺伝子治療の分野も得意とする。

2017年の売上高は日本円換算で約1兆7千億円と、武田とほぼ同規模。
世界最大市場の米国での売上高が多い。武田は、海外の販路拡大も狙って
買収を決断した。


7兆円規模の買収って、社運をかけた大きな決断です。製薬業界での新薬
開発期間が長期化し、自社開発では、投資負担が重くなっている現状から
M&Aで、高収益が見込める新薬候補の取り込みを計り、開発時間の短縮
の戦略に打って出た格好です。

財務負担増大(含む追加株式発行)により、将来的成長より株価棄損が上
回り、年初来安値をつけていますが、半年先どうなるか注目しています。

さて、日経平均は続落して、116円安の21919円の大引でした。
(出来高 概算14.6憶株の商いでした。)

今朝方のNY市場、米・中貿易戦争の先行き懸念や米国債逆イールド化に
より大幅下落した。日経平均は、昨日先取りして下落しており、もみあい
商状を想定していたが、先物主導で下げ節目22000円割って引けた。

日経平均は、続落したものの下ヒゲ陽線引けで終了。ボリンジャーバンド
25日線~ー1σレンジへ移行し、下値警戒感も出てきた格好。

注目のNY市場、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の死去を受けて、
「国民追悼の日」で休場。

明日の日経平均、NY休場だが、米の逆イールド化を先物が売り材料に
すると、一段の下げを警戒しながら、押し目を狙いたい所です。

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高輪ゲートウェイに決定!応募36件でも「ふさわしい」!?

2018-12-04 23:56:45 | ニュ-スからひと言

      
JR山手線・京浜東北線田町―品川駅間(東京都港区)に2020年春
開業する新駅の名称が、「高輪(たかなわ)ゲートウェイ」に決まった。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00050114-yom-bus_all.view-000

今日、JR東日本が4日に発表した。新駅は山手線では1971年の西
日暮里駅、京浜東北線では2000年のさいたま新都心駅以来で、カタ
カナを含んだ駅名はどちらも初めてとなる。

JR東によると、今年6月の駅名公募に約6万4千件の応募があり、
最多は「高輪」(8398件)で、「芝浦」(4265件)、「芝浜」
(3497件)が続いた。これら計約1万3千種類の駅名について、深沢
祐二社長ら関係役員でつくる社内の選定委員会が最終選考した。

「高輪ゲートウェイ」は36件で130位だったが、深沢社長は「この地
は江戸の玄関口として栄え、明治期には国内初の鉄道が走った由緒ある
エリア。過去と未来、日本と世界をつなぐ結節点としてふさわしい名だと
考えた」と説明した。

JR東は一帯の車両基地跡地約13ヘクタールの再開発に取り組んでおり、
羽田空港とのアクセスの良さを生かした国際交流拠点づくりをめざす。
新駅はその中核施設という位置づけだ。


正直、カタカナを入れた駅名に決定するとは思っていなかった。高輪ゲート
ウェイとは、投票1位の「高輪」と、再開発コンセプトの「ゲートウェイ」
の組み合わせでにしたっていうこと。

響きは当初なじめなくても、慣れてくるかもしれない。3階建ての駅舎は
新国立競技場を設計した建築家の隈研吾氏がデザインを予定しているが、
駅名により、デザインの一部に変更があったら、おもしろい。

さて、日経平均は大幅反落し、538円安の22036円の大引でした。
(出来高 概算15.5憶株の商いでした。)

今朝方のNY市場、大幅上昇をみせており、昨日の上昇で半分は織り込
んでいると思ったが、大きく売られて大幅安となった。投資マインドに
水を指した格好。売りが売りを呼び、何とか22000円台をキープし
終了したが、中国株の動向と比べると下げ過ぎの感あります。

日経平均は、大幅反落。上ヒゲをつけて、ボリンジャーバンドは25日線
辺りの攻防に変化し、上値追いから一転、下値不安も出てきました。

注目のNY市場、米中貿易戦争の再燃で世界経済減速懸念から、長短金利
差の逆転で、逆イールドカーブの示現で下落スタート。どこで下げ止まる
か注目です。

明日の日経平均、NY株下落しても、今日の大幅下落で半分以上織り込み
下ヒゲ陽線引けを想定しています。

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日本郵便、「置きっ放し配達」の実証実験!?

2018-12-03 23:54:35 | ニュ-スからひと言

      
今日、日本郵便は、再配達の削減に向け、配達で玄関先に荷物を
「置きっ放し」にする実証実験を始めました。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181203-00000028-jnn-bus_all

玄関先につるされた袋に配達物を入れる事で、再配達を減らす
配達率の向上を狙った取り組みです。

日本郵便が3日から始めたのは、配達先が不在でも玄関先に荷物を
置ける実証実験で、「OKIPPA」という専用の袋を使います。

利用者が「OKIPPA」で受け取りを事前に指定し、配達員は
玄関先にワイヤーでつるされた袋に荷物を入れ、鍵をかけて盗難を
防ぐ仕組みです。荷物が届くと専用アプリで配達完了を知らせます。

日本郵便での再配達の割合は、現状2割位あるが、不在の場合でも
配達することができるので、作業効率の向上を狙っています。
日本郵便は今後、「再配達の削減に向け全国への展開を検討して
いく」としています。


日本郵便は、デリバリー費用や事務手続き削減になります。また、
ゆうパック利用者も、万一の盗難に備え、盗難保険に入っておけば、
一定の安心感につながります。高額の配達品は、手渡しすればいい
ので、90%以上は、この「OKIPPA」活用できそうで、実証
実験の結果が楽しみです。

さて、日経平均は7日続伸、223円高の22574円の大引でした。
(出来高 概算13.4憶株の商いでした。)

週末のNY市場、G20通過のアク抜けで上昇。また米国の中国への追
加関税を延期するとの報道で、東京市場は、これも好感して、上昇して
スタート。NY株先物の上昇や、中国株も上昇して、一時300円以上
上昇する場面もありました。
引けにかけ、今晩のNY市場の動向を見たいとの思惑から上げ幅を縮小
したが、22500円台上で終了した。

日経平均は、7日続伸。上ヒゲとなったが、1カ月半ぶりに75日線を
上回った。ボリンジャーバンド+1σ~+2レンジの2σ辺りにあり、
上値追いを狙える状況が継続しています。

注目のNY市場、上昇してスタート。戻り待ちの売りをこなして、上昇
する、力強い終了を期待したい。

明日の日経平均、戻り待ちの売りをこなして8日続伸にチャレンジです。

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12月第1週 相場展望と予定

2018-12-02 23:55:39 | 相場展望

      
11/26~週の日経平均は月足陽線で上昇した。週前半、世界経済の
減速懸念もあったが、パウエルFRB議長が、中立金利に近づいてきて
いるとの認識を示し、ハト派姿勢と市場にとらえられ、利上げ打ち止め
への思惑が広がり、米債利回り低下/ドル安/株高の動きが広がった。

週後半は、NY市場もダウ大幅高もあり、日経平均は、疑心の中、毎日
続伸と、週を通して負けなし反発となり、6日続伸して月末を終了した。
結局、日経平均は、週間で704円上昇(↑3.25%)22351円。

さて、12月第1週(12/3~12/7)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

週末のNY市場は、G20は想定通り終了するとのアク抜けや、米中貿易
戦争で、両首脳の会談で進展期待もあり、上昇して終了した。

土曜日には、トランプ大統領が、中国への引き上げ関税を見送ると正式に
伝わっており、日経平均は、続伸スタートになりそうである。

師走相場、リスクオンに買い需要が膨らむと、「クリスマスラリー」を控え、
株高アノマリーを実現する展開も期待できそうです。

日本市場、大型株に加え、中・小型株を物色する、上値追いの展開を期待
したい。

日経平均、12月第1週(12/3~12/7)レンジは、22300円~
23100円程度を想定しています。

1.12月第1週 主なイベントと予定
 12/3
 日本 第3四半期法人企業統計
 日本 11月新車販売台数
 日本 モロゾフ、伊藤園、アマガサ、ピープル、ピジョン 各決算 
 米 11月自動車販売
 米 11月ISM製造業景気指数
 米 10月建設支出
 米 ダラス連銀総裁、講演
 中国 11月財新製造業PMI
 英 11月製造業PMI
 英 EU離脱案について議会審議入り
 EU 11月ユーロ圏製造業PMI改定値
 EU ユーロ圏財務相会合
 12/4  
 日本 11月マネタリーベース
 日本 不二電機、アインHD、ながの東急 各決算
   米 ダラー・ゼネラル、HPエンタープライズ 各決算
 豪 中銀政策金利
 英 カーニー英中銀総裁、議会証言
 EU 11月ユーロ圏生産者物価指数
 EU EU財務相理事会(イタリアの財政赤字に対する制裁開始の可否)
 12/5
 日本 日ビュホテル、アルチザ、楽天地
 米 11月ADP雇用者数
 米 11月ISM非製造業景気指数
 米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
 米 パウエルFRB議長、上下両院合同経済委員会で証言
 豪 第3四半期GDP
 EU 11月ユーロ圏サービス業PMI改定値
 EU 11月ユーロ圏小売売上高
 12/6
 日本 トップカル、スバル興 各決算
 米 10月貿易収支
 米 10月製造業新規受注
 米 ブロードコム、クローガー、アルタ・ビューティ 各決算
 米 アトランタ連銀総裁、講演
 独 11月製造業受注
 独 CDU党大会(~12/8)
 世 OPEC総会
 12/7
 日本 エイチーム、積水ハウス、アルトナー、日駐、鳥貴族、日東網、アイル、gumi
   日本スキー、巴工業、アイモバイル、カナモト、丹青社 各決算
 米 11月雇用統計
 米 一部政府機関の予算、期限切れ
 米 ブライナードFRB理事、講演
 独 11月鉱工業生産
 独 CDU党首選
 12/8
 中国 11月貿易収支

2.NY市場、為替/債券 各結果(11/30)
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となった。月末ということも
 あり、ロンドンフィキシングにかけてドル買いが強まった。年末に
 向けたドル買い需要を予感される動きでもある。
 
   一方、きょうからG20首脳会談がアルゼンチンのブエノスアイレス
 で開催されており、特に明日の米中首脳会談の行方を市場は注目して
 いる。その結果待ちの雰囲気も強かったが、今日のドル買いはそれに
 向けたリスク回避の動きとの指摘もあった。
 ただ、それに対しては懐疑的な見方も出ていた。
 
 その米中首脳会談だが、米通商代表部(USTR)のライトハイザー
 代表からは楽観的なコメントも出てたが、市場は慎重に見ている様だ。
 同代表は「米中首脳会談が成功しなかったなら、それは驚きだ」と、
 述べていた。
 
 最終合意を期待する向きは少ないが、何らかの前進を示すコメント等は
 期待できるのかもしれない。どの様な結果になるか未知数だが、いずれ
 にしろ週明けの市場の反応次第といった状況ではある。
 
 ドル円は買戻しが優勢となりストップを巻き込み一時、113.70円
 付近まで上昇。米10年債が3%を下回ったことで終盤は伸び悩んだも
 のの、しっかりとした展開が見られた。
 
 パウエルFRB議長の講演を受けて来年の米利上げ期待が後退しており、
 週後半の為替市場はドル売りが優勢となっていた。ドル円も113円台
 前半まで下落していたが、一方で米株の買い戻しが見られる中、下値も
 底堅く113円台は維持されている。今日の21日線は113.40円
 近辺に来ていたが、その水準は堅持して、上向きの流れは維持している。
 ユーロドルは戻り売りが優勢となり、1.13ドル割れを試す動きも見
 られた。今日の下げで再び21日線を下回っている。今週はユーロドル
 も下げ渋る動きを見せていたが、ドイツの指標に弱い内容が相次いだ事
 から、ユーロ経済への不安感も台頭しており、ユーロはドル安の受け皿
 に成り得ていない。
 
 来月のECB理事会では資産購入終了が発表されることが確実視されて
 いるが、次のステップである利上げに向けた強いメッセージまでは期待
 薄のようだ。
 
 ポンドドルも売りが強まり、1.2740ドル近辺に下落。ただ、対
 ユーロではポンドは買い戻されており、下げ一服感も見せている。
 
 きょうはポンド安よりもドル買いがポンドドルを下押しした模様。
 ポンドに関しては、メイ首相がEUと合意した離脱案に関して、12月
 11日の英下院での承認投票が待たれるところ。メイ首相はもし議会が
 否決すれば、合意なき離脱のリスクに言及していた。きょうは離脱強硬
 派のフォックス国際貿易相がメイ首相案への賛同を正式に表明していた
 が、なお事態は混沌としている。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=463082
 
 米国債利回り
  2年債        2.795(-0.014)
  10年債      2.990(-0.040)
  30年債      3.293(-0.032)
  期待インフレ率   1.969(-0.019)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で10年債利回りは3%を下回っている。全体的
 にはG20首脳会談と明日の米中首脳会談を巡って様子見気分が強かっ
 たが、米利上げ期待が後退する中、利回りは下げが続いている。
 
 今日はカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わっていたが、
 金利は中立に近いとし、利上げの停止に言及していた。政策金利に敏感
 な2年債利回りも終盤に下げに転じている。
 2-10年債の利回り格差は20(前日24)までフラット化が進んだ。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=463081

3.NY株式市場 結果(11/30)
 NY株式30日
  ダウ平均        25538.46(+199.62 +0.79%)
  S&P500      2759.98 ( +22.22 +0.81%)
  ナスダック      7330.54 (  +57.45 +0.79%)
  CME日経平均先物 22390      (大証比:+40 +0.18%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。終盤になって買いが強まった。
 米中首脳会談に関して中国の経済担当高官から楽観的な発言が聞かれた
 ことが上げに繋がった模様。ただ、両国の隔たりはまだあるとも述べて
 いた。
 
 前半は前日終値を挟んで小幅な値動きが続いた。全体的にはG20首脳
 会談と明日の米中首脳会談を巡って様子見気分が強かった。米通商代表部
 (USTR)のライトハイザー代表から楽観的なコメントも出ていたが、
 市場は慎重に見ているようだ。同代表は「米中首脳会談が成功しなかった
 なら、それは驚きだ」と述べていた。
 
 原油相場が一時心理的節目の50ドルを割り込だことからエネルギー株の
 下落が一時圧迫したほか、米国債利回りの下げが続いており、銀行株の
 一角も軟調な動きをしていた。しかし、後半になってそれらも買い戻され、
 指数の上げに繋がっている。IT・ハイテク株も序盤は売り先行も、動き
 が一巡すると買い戻された。
 
 ダウ採用銘柄ではゴールドマンが下落したほか、トラベラーズ、アップル
 が軟調。一方、キャタピラー、IBM、インテル、ホームデポが上昇。
 ゴールドマンはマレーシアの政府系投資ファンド「1マレーシア・デベ
 ロップメント(1MDB)」の資金行方不明に関してFRBが調査して
 いると伝わっていた。
 
 ナスダックもプラスに転じている。エヌビディアやフェイスブック、
 アマゾンが上昇。一方、アップル、ネットフリックス、AMDが軟調。
 ホテルチェーンのマリオットが下落。昨年買収を完了したスターウッドで
 2014年から5億人分の顧客情報がハッキングされていたことを明らか
 にした。
 
 GEの下値模索が続いている。複数のアナリストが流動性に警戒感を示した
 ことが売りを誘った。また、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が、
 GEの元社員が保険事業を巡り当局から聴取されていると伝えていることも
 圧迫している。
 
 ビデオカメラ用半導体製造のアンバレラが大幅高。8-10月期決算を発表
 しており、1株利益が予想の2倍以上となった。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=463079

4.NY市場、原油先物1月限/金先物2月限 各結果(11/30)
 NY原油先物1月限(WTI)
  1バレル=50.93(-0.52 -1.01%)
 
 NY原油の期近は反落。供給過剰に対する懸念や需要減少の見方を受けて
 軟調となった。ただ序盤の売りが一巡すると、サウジアラビアやロシアの
 減産に対する見方が下支えとなり、安値から戻した。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=463073
 
 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1226.00(-4.40 -0.36%)
 
 金2月限は反落。時間外取引では、もみ合いとなったのち、欧州時間からの
 ドル高を受けて地合いを緩めた。日中取引では、好調なシカゴ地区購買部
 協会景気指数を受けてドル高に振れたことを受けて軟調となった。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=463071

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