「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

人民元レートの柔軟化は、日本市場に追い風!?

2010-06-21 23:09:48 | マ-ケット

        
南アWCの影に隠れてましたが、女子ゴルフの宮里 藍が米国内ツアー、ショップ
ライト・クラシックの最終ラウンドを64で回り、16アンダーで逆転優勝
しました。
今季4勝目、通算5勝目を上げました。

この結果、日本人初の世界ランキング1位に輝く快挙となりました。ツアー参戦
5年目の金字塔で、すごいの一言。 

週末の全米女子プロに、期待が出てきました。頑張ってもらいましょう。


ところで、中国人民銀行が19日に人民元レートの柔軟化策を打ち出すと共に
人民元の大幅な切り上げは必要ない、とのスタンスを提示しました。

ソフトランディングが期待できるようになり、中国向け輸出の増加などを通して、
日本経済に、中期的にプラスになる、とするエコノミスト分析もあるようです。
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100621-00000177-reu-bus_all

今回の人民元レートの弾力化は、日本の輸入物価の上昇により、デフレ緩和にも
一役買うとの見方もあり、また、人民元の購買力が上がり、中国からの観光客が
増加するとの見通しもあるようです。

反面、中国国内で生産している製造業にとっては、輸出コスト増になるため、生産
拠点の移動などを強いられる可能性も指摘されています。

主要なエコノミストのコメントを拾ってみると、

◎野村証券金融経済研究所・チーフエコノミストの木内登英氏
「景気過熱感の緩和や輸入物価下落を通じて、中国経済のインフレ圧力低下に
貢献する。個人の購買力上昇となり、消費主導型経済への構造転換を助ける。」

◎アール・ビー・エス証券・チーフエコノミストの西岡純子氏
「上昇圧力が強まっているインフレ期待を即座に抑え込むような材料にはなり
づらい。」(人民元上昇は緩やかなペースとなる見通しのため)

◎JPモルガン証券・チーフエコノミストの菅野雅明氏
人民元切り上げが日本経済に与える影響について、
1)輸入価格が上昇するため国内のデフレ脱却にはプラス
2)人民元の購買力が上昇する結果、中国からの観光客増加が見込めるといった
  プラス効果が期待できると指摘。

◎大和総研・シニアエコノミストの熊谷亮丸氏
「急速な円高等が起きないならば、人民元切り上げが日本経済に与える影響を
過度に警戒する必要はない。」
(大和総研の試算によると、中国人民元が対ドルで5%切り上がると、日本の
実質国内総生産(GDP)成長率は0.1%ポイント程度低下予想。)

人民元の切り上げが、元高/ドル安にシフトし、その連想から円高/ドル安も
あったが、今日の為替(円)は ひとまず安心感を誘った格好
です。

人民元が対円で切り上がれば、日本から中国向けの輸出が刺激されるという
プラス効果も考えられるため、マイナスの効果は限定的のようです。

さて、日経平均は、大幅上昇し、242円高の10238円の大引けでした。
(出来高 概算17.7億株の商いでした。)

何と言っても、中国が人民元相場の弾力性を高めるとのコメントで、円高懸念が
ありましたが、フタを開けてみたら、為替が安定的(むしろ若干円安)に動き、
中国向け輸出株などに買いが入りました。

日経平均は、大幅上昇により、ボリンジャーバンドの+プラス2σを捉えてます。
下落基調にあった25日移動平均線(約9804円)が上向きに転じ、5日移動
平均線(約10037円)を大きく上放れ、まず、200日移動平均線(約10302円)が
ターゲットになります。これをクリアーする様だと75日移動平均線(約10498円)が
目標
となりそうです。

注目のNY市場、主要な経済指標の発表はありませんが、続伸してのスタート。
資源国通貨も上昇し、NY原油が大幅高となっており、NY株式市場は突発的な
悪材料が無ければ、堅調に終了しそう。

明日の日経平均、NY市場の上昇を先行して織り込んでいたとしても、続伸の
芽はありそうです。 

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