「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

JT、10月の「たばこ50円値上げ」へ周到戦略!?

2020-08-19 23:57:54 | 企業を斬る

    歓迎カエル
新型コロナは人々の喫煙習慣にも影響を及ぼした。外出自粛によって
職場や飲食店での喫煙機会が減少。その一方で、火を使わず臭いも少
ない加熱式たばこのニーズが高まった。

そのような変化を肌で感じているのが、日本たばこ産業(JT)の寺畠正道
社長。JTは紙巻きたばこで世界シェア4位、日本国内ではシェア1位を
誇るが、加熱式たばこの国内シェアはわずかに1割程度。「アイコス」の
フィリップ・モリス・インターナショナルや、「グロー」のブリティッ
シュ・アメリカン・タバコの後塵を拝している。

今後のたばこ市場にどう向き合っていくのか。20年1月からたばこ
事業本部長を兼任し、自ら新商品の開発にも携わる寺畠正道社長を直撃
した(取材はオンラインで行った)。<兵頭 輝夏 :東洋経済 記者>
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ef50eb55df2b0e8553d0c74eaa5d479792d4764

――日本国内の市場はどういう状況ですか。

緊急事態宣言を受けて人が移動せず、外出しなくなった影響が短期的に
大きく出た。コロナ禍以前は会社の喫煙所や飲食店などで喫煙してた。

だが、緊急事態宣言下で会社に行かない。飲食店にも行かない。公共の
喫煙場所もほとんどが閉鎖された。喫煙場所が家の中か家の周りに限定
された。

国内に関していうと、6月には期初に計画した通りの数字に戻っている。
もちろんコロナの影響がいつまで続くのか分析しきれない。ワクチンが
できあがっても世界中に行き渡るまでの時間を考えると、新興国などは
需要が回復する迄2~3年かかることも覚悟しておかなければいけない。

――10月のたばこ税増税にあわせた値上げで、1箱500円を超える
商品も登場します。コロナ禍で消費者の財布の紐が締まってる中で値上げ
受け入れられるでしょうか。

平均50円程度の値上げを行う予定となっている。当社の立場からすると、
国内の利益の安定化をしっかり図っていく必要がある。

価格が上がることで販売数量が落ちるなどのネガティブな影響はあると
見ている。より低い価格の商品へと流れていく動きも起きるだろう。
それに対する受け皿として「リトルシガー」(作り方の違いから紙巻き
たばこよりも税率が抑えられるたばこ)という低価格商品を用意している。
全体の売り上げが大きく減少するとは思っていない。

可処分所得に対する紙巻きたばこの価格を比較すると、1箱1500円が
平均的なイギリスなどと比べて日本はまだ低い水準にある。だから価格を
上げてよいという話ではないが、純粋に単価だけを比べるとまだ低いとも
言える。

一方、加熱式たばこのユーザーは、支払いをキャッシュレスで行うことが
多い。一般的にキャッシュレス決済では、価格が多少上がっても購入を続
ける傾向があるとされる。

また、加熱式たばこはデバイス本体(加熱するための電子機器)に1万円程
ほどかかることもある。デバイスを買った上で交換式のスティックを購入
する事になるので、紙巻きに比べると初期投資が大きい。少し価格が上が
ったとしても購入し続ける傾向が強い商品だとみている。


たばこの価格値上げは、JTサイドも喫煙者の減少で、売上減を補填したい
し、国も税収を確保したく、嗜好品として取れるところから取るスタンスで
両者の思惑が一致しているので、今秋の50円値上げは実施される可能性が
高い。

喫煙者は、健康意識の高まりや喫煙場所の激減、コロナ禍でのリスク増大で
ますますタバコ離れは進む事になるでしょう。

さて、日経平均は小反発して59円高の23110円の大引けでした。
(出来高 概算9.2億株の商いでした。)

今朝方のNY市場、ダウが下落、ナスダックが堅調野中、やや売り優勢の
展開スタートで、23000円台をはさんだ攻防であった。後場は、小幅
上昇して23100円台の膠着相場で終了した。

日経平均は、小幅反発の陽線引け。ボリンジャーバンドは+1σ~+2σ
レンジで、上値の重さが意識された格好です。

今晩のNY市場、もみあい上昇スタートも、FOMC議事録の開示でどう動く
か、ポイントです。

明日の日経平均、先物主導の動きから23000円台維持できるか、注目です。


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