処暑を過ぎても、残暑が厳しく、まだまだ猛暑 真っ只中の感があります。
やはり、全国的に扇風機の売れ行きが好調のようです。日本電機工業会が
今日 発表した7月の扇風機の国内出荷額は、前年同月比53.6%増の
43.4億円と6カ月連続のプラスになりました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120827-00000557-san-bus_all
節電意識の高まりに加え、エアコンとの併用があり、需要を押し上げた様
です。省エネ性能に優れた、2万円以上する高価格帯の製品を中心に
人気があるらしい。
東芝ホームテクノが4月に発売した「サイエント プラス」(想定価格 約
4万円)は、蓄電池を搭載。電源がなくても、最大17時間使用できます。
夜間に蓄電、暑い昼間に使える点が消費者の目を引き、販売目標の約
2倍売れているという。
パナソニックが4月に発売の室温に合わせて風量を自動調節する扇風機
(約2万円)も計画比2倍のペースで伸びています。
シャープが5月に発売した「プラズマクラスター扇風機(3Dファン)」(同約
2万2千円)も、月5千台の販売目標をクリアした様です。
東日本大震災後の電力不足で、昨夏も扇風機の売れ行きは好調でしたが、
各社の増産体制が間に合わず、店頭で品切れが相次いだ事は記憶に新しい。
今年は各社が在庫を増やしたことで、販売が大幅に増加しました。
思わぬ家電が復活して、過去のものとなった製品の中に、ユーザーに支持
される商品の発掘も、マーケット戦略としてどうでしょうか。
さて、日経平均は、小反発し14円高の9085円の大引けでした。
(出来高 概算10.9億株と、商いは閑散としています。)
週末のNY市場の上昇の好感も、寄付きちょっとの間だけで、薄商いの中、
戻り売りで、上げ幅を縮小した格好です。
日経平均の反発も、5日移動平均線(約9140円)や節目9100円に
届かず、陰線引けと、踏ん張りどころ。
注目のNY市場、小幅安のスタートから、終了時どこまでもどせるか。
明日の日経平均、9100円台の回復を想定していますが、はたして?