今日、経営再建中の東芝は、社会インフラやエネルギーなどの主要事業の分社化を
決めたと発表。財務悪化で、発電やビル設備等 大規模工事に必要な「特定建設業」
許可を更新できる見通しが立たないため、事業主体を変更して受注制限を回避する。
分社化は7月1日以降に順次実施。計約2万人を新会社に転籍させる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170424-00000532-san-bus_all
対象は、社会インフラ▽エネルギー▽電子デバイス(除く半導体メモリー)▽情報
システム-の主要4部門。東芝本体には管理部門や研究所などを残すが、持ち株
会社制への移行も検討する。
建設業法では、4千万円以上の下請け契約を必要とする大規模工事を手がけるには
特定建設業の許可が必要で、自己資本額が4千万円以上といった財務的な条件が
課される。東芝は債務超過状態で、条件を満たしていない状況。
許可が更新されなければ1兆円規模の売上げを失う恐れがあるため、分社化を決断
した。東芝は稼ぎ頭の半導体メモリー事業を既に分社化。平成29年度中の売却を
目指して入札を実施している。
歴史と技術ある「大東芝」を解体して、各技術で強みのある「小東芝」に分解。そして
ガバナンス、正確な意志決定の元、小回りの効く「小東芝」として再生する戦術です。
起死回生となるか、注目しています。
さて、日経平均は反発して、255円高の18875円の大引けでした。
(出来高 概算19.2億株の商いでした。)
週明けのNY市場、上昇するのを先取りした形で、東京市場は買い戻しが入った。
仏大統領選第1回投票結果は、EUの枠組みの支持するマクロン氏が決選投票に
進むことが確実と伝えられ、為替は安全資産として買われてきた円を売る動きが
強まり、ドル/円110円台と日経平均の追い風となった。
終日堅調な展開で、18800円台後半で終了した。
日経平均の反発で、25日線を突破して、ボリンジャーバンドは25日線~+1σ
レンジへ移行しており、リバウンド基調です。
注目のNY市場、フランス大統領選の第1回投票の結果を受け、大幅反発して
スタート。底調な中、終了しそうです。
明日の日経平均、チャート形状が良化して、リバウンド継続の流れで、3日続伸
ありそうです。