「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

OPEC「原油減産の合意」の真相は!?

2016-09-29 23:58:02 | マ-ケット

           
石油輸出国機構(OPEC)は9月28日、非公式会合において「減産」を合意した
事を明らかにした。正式合意は11月のOPEC定例総会まで持ち越されることに
なるが、OPEC全体の産油量を日量3,250万~3,300万バレルに抑制する事が
合意されている。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kosugetsutomu/20160929-00062689/

OPECの9月月報によると、8月時点の産油量は3,324万バレルであり、これは
事実上の減産合意になる。イランのザンギャネ石油相は、「日量70万バレル
程度の減産」が決定されたと解説している。

事前のマーケットでは、今会合での減産合意は殆ど想定されていなかった。
4月の産油国会合でも協議されたのは「増産凍結」であり、まず減産以前の
問題としてOPECの増産傾向にブレーキを掛ける事が議論の第一歩とみられ
ていたためです。

実際に、サウジアラビアのファリハ・エネルギーは会合前に「28日の協議で
合意に達するのは困難」とした上で、「年内に産油量凍結を目指す」方針を
示していた。その意味では、今回の減産合意は明らかなサプライズと言える。

イランが経済制裁前の産油水準を目指して増産を続ける中、OPEC全体の産油
量上振れを凍結することさえ容易ではない。しかし、サウジアラビアがイランの
増産凍結の方向性を前提に減産の負担を担うことを決断した模様であり、原油
市場は改めてOPEC(実質的にサウジアラビア)が原油需給・価格の調整を行う
時代に回帰するか否かの分岐点に差し掛かっています。


サウジとしては、供給過剰で原油安が続いて利益が圧迫されるより、イランの
減産分を負担しても、原油価格を上げた方がメリット大と「損して得取れ」の危機
感を持った事が背景にあり、サプライズな結果でした。

さて、日経平均は反発し、228円高の16693円の大引でした。
(出来高概算17.6億株の商いでした。)

減産合意となった事で、原油高から鉱業、石油石炭等、エネルギー関連を中心
に買いが先行。また、円相場が、円安に振れて推移したことも安心感でした。

日経平均の反発で、マドを空けての上昇とジリジリと上げ、25日線を捉えて
きており、上方転換シグナルを発生させています。

注目のNY市場もみあいスタートも、底堅い終了を予想しています。

明日の日経平均、月末ドレッシング期待もあり、底堅い動きを想定してます。


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