昨日、ソニーは、熊本地震の発生で遅れていた2017年3月期の業績予想を
発表した。工場の被災によるマイナス影響は、1150億円にのぼりそうだが、
ここ数年のリストラで稼ぐ力が戻り、営業利益は過去6番目の高水準になる。
本格的な「復活」に向け、新製品開発にも積極的です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160525-00000024-asahi-bus_all
売上高は前年比3.8%減の7兆8千億円を見込む。純利益800億円は、
オリンパス株を売った前年より半減するが、2年連続の黒字を見込んでます。
4月の熊本地震では、カメラ用の画像センサーなどを作る半導体工場(熊本県
菊陽町)が被災で停止した。この影響で、営業損益が画像センサー等の半導体
事業で600億円、センサーを使うカメラ事業で450億円減る。工場は5月21日
生産を再開し、8月末には全面復旧できる見通しという。
17年3月期は、進めてきたリストラによる損失が一段落する。例えば携帯電話
事業は3年ぶりに営業黒字になる。
ソニーの代名詞ながら赤字続きだったAV事業も、テレビやオーディオを高価格
帯に絞って利益が出るようになった。
記者会見で吉田副社長は「商品力はかなり上がってきた」とした。
この発表を好感して、今日の株価年初来高値更新で、3000円台に戻りました。
この流れ、明日も継続するようなら、全体相場の上放れを予感させます。
さて、日経平均は3日ぶり反発の258円高の16757円の大引けでした。
(出来高 概算16.1億株の薄商いでした。)
今朝方のNY市場は、欧州株高や原油上昇で、大幅高で終了し、その流れを
引き継いだ東京市場でした。一時16800円台を回復し、後場には売り物を
吸収し、15750円台終了と、上放れを暗示させる終了でした。
日経平均の反発で、マドを空けて25日線突破し、リバウンド気運大の様相。
ここから為替の援軍(ドル高)があれば、日経平均17000円台が視野に入っ
た格好です。
注目のNY市場、原油相場の上昇などを受け、大幅続伸のスタートです。
底堅い終了を想定しています。
明日の日経平均、続伸にチャレンジです。