晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

風、雨、光りとともに新緑の尾瀬

2016年06月04日 | 

水芭蕉は例年より3週間早く、その時季は過ぎたと聞いたが小屋泊りで夕・朝の景色を狙って尾瀬へ。順調なアクセスで鳩待峠に、吹く風の強さが気になるが晴天でスタート。樹林帯の急坂から緩やかな木道、横田代で咲き残っていた水芭蕉と対面、ワタスゲ・チングルマなどの花も。しかし中原山を越えアヤメ平あたりに来ると厚い雲と強風に。天上の楽園もそこそこに風を避けられる尾根道で昼食。富士見田代から下ったムラサキヤシオが点在する長沢新道の急坂はそれほどでもなく、竜宮十字路を通り早めに小屋に着く。2日目は陽が昇る前の04:30に起床、あいにくの小雨だが下ノ大堀方面に。期待した朝霧には出会えなかったが一瞬の陽に出現した虹をカメラに収め、早朝の散策に満足。7時過ぎに出発、雨に煙る景色やレンゲツツジなどのしっとりした花々に癒されながら見晴、赤田代分岐を経由して東電小屋で一休み。その後の水芭蕉のミニ群落は最盛期のような咲き具合でこのルートを歩いた者の特権。雨も上がり、時折雲間から陽が差し込み始める。中田代の池塘群と左右に広がる新緑の景色は光線の陰陽で絵画を見ているよう。その余韻のせいか山ノ鼻から鳩待峠への最後の登りもテンポよく歩けた。新緑の中、風、雨、光りとともに歩いて魅力を再認識した今回の尾瀬。山野草に詳しいAさんとの道々の楽しい会話もあって、思い出深い山旅となった。6月1日(水)~2日(木)(関越道・沼田ICから50分の尾瀬第1駐車場に駐車、1日あたり1,000円/マイカー規制のため乗合ワゴンタクシーで鳩待峠まで25分・930円)1日目:鳩待峠1593m 09:10~10:10横田代1872m ~10:50中原山1968m~11:15アヤメ平~(昼食)~11:55富士見田代1886m ~12:35長沢の頭1750m ~(竜宮十字路1405m)~ 14:00竜宮小屋(1泊2食・9,000円、夕食17:30・朝食06:00、入浴16:00~20:00、消灯21:00)/2日目:07:10~(六兵衛堀)~07:40見晴十字路~08:00赤田代分岐~08:20東電小屋~09:00 ヨッピ橋~(拠水林・中田代)~09:50牛首分岐~(上田代・川上川)~10:40山ノ鼻1407m(昼食)11:30~(川上橋・テンマ沢・ヨセ沢橋)~12:30鳩待峠<復路も乗合バスで駐車場に/入浴は「白沢高原温泉・望郷の湯」で560円>

アヤメ平 

鳩待通り緑の眺望 

ムラサキヤシオ 

水芭蕉に会えた 

一本の木