はじめての茄子体験

2020年10月07日 19時44分00秒 | コメディのかけら
紀尾井町の中華料理店「桃の木」で、
夕食をごちそうになった。

招待してくれた方曰く、
「私、ここの茄子の料理が大好きなんです!」

店の方が、最初にコースの内容を紹介してくれたが、
当然のことながら、茄子の料理が入っていた。

そして…
「何か苦手な食材などございますか?」

実は…
僕は茄子が苦手。
アレルギーなどではなく、
単なる好き嫌いだけど。

しかしながら、
ここまでの流れを考えると、
ここで茄子はちょっと…とはさすがに言えない。

ひと皿目からおいしい料理が続き、
ついに、茄子が出てきた。

それが写真の料理だ。

山盛りの唐辛子は香り付け。
辛みはいっさいないという。

さあ、茄子を食べようじゃないか。

食べてみた。

え?


もし最初に言われていなかったら、
茄子とは気づかなかったと思う。
ほくほくとした食感と甘み。
まるで芋のようだ。

美味しかった。
こんなに美味しい茄子は初めてだ。
というか、
生まれて初めて茄子を美味しいと思った。

じゃあ、
これで茄子嫌いが治ったかというと、
そういうわけじゃない。
たぶん、他の料理じゃダメだろうなあ。

でも、この茄子はまた食べてみたいと思う。

こういうことって、まだあるんですね

ロケ台本考

2020年10月05日 18時41分03秒 | 業界のかけら
「これでどうやってロケやるつもり?」

ロケ前の台本チェックで、
担当ディレクターと若手作家が書いたロケ台本を見て、
総合演出氏が言った。

「演者はどうすればいいの?」

ロケ台本には、説明ナレーションがびっしりと書かれていた。
それは、ロケ台本ではなく、VTR想定台本とも呼ぶべきものに
なっていた。

僕は今回の総合演出氏の指摘は、
とてもまっとうなものだと思う。

本来ロケ台本というのは、
出演者が、自分はどんな立場で、何をするのか?
というものを記した設計図である。

もちろん、ロケの内容を編集段階で、
ナレーションによる説明で終わらせることはよくある。
しかし、それはあくまでロケ後の話だ。
出演者には必要のないことである。

確かに僕が出演者だったら、
あの台本を見た時、
俺は現場で何をすればいいんだ?
と戸惑ったと思う。

だが、担当ディレクターと作家を一方的に責めるのも、
いささか酷である。
というのも番組によっては、
ロケ前の打ち合わせと言いながら、
VTR想定台本を求める演出氏も増えているからだ。
今はむしろそちらの方が多いのではないか。

担当ディレクターがどんなVTRの仕上がりを想定しているのか?
特に情報を伝えることがメインのVTRの場合、
それを事前に確認しておきたいという、
演出氏の気持ちもわかる。

それでも、今回のような台本では出演者はやりづらいはずだ。
ということは、ディレクターだって現場で演出しにくいだろう。
いったいどうやっているんだろうか?
あの台本から、新たに撮影稿を作っているのだろうか?

ちなみに僕は、
ロケ台本は各種台本の中で書くのが好きな台本の一つ。
でも、VTR想定台本となると…ちょっと面倒なんだよなあ。

知人が感染して

2020年10月03日 09時21分57秒 | その他のかけら
知人が新型コロナウィルスに感染、入院した。

ようやく退院し、仕事にも復帰したので、
入院時の様子を聞くことができた。

40℃の発熱が4日も続いたそうだ。
その間、呼吸するのが難しく、
鼻から酸素吸入をおこなっていたという。
(人工呼吸器ではありません)

幸い投与した薬(アビガンに非ず)が効き、
その後、熱はすぐに下がったが、
肺炎の症状が続いたので、入院が長引いた。

そして回復した今も、嗅覚はなくなったまま、
何かを食べた時、喉を通過する際に微かに匂いを、
感じる程度だという。

50代前半の、持病のない男性の症例だ。

ただ彼の濃厚接触者にも陽性者がいたのだが、
こちらはまったく症状がなかった。

この事実から2つのことがわかる。

個人差は大きい。

そして、

新型コロナは風邪と同じようなもの、
では決してない。

前からそう思っていたが、
身近な人の体験談を聞いて、
ますますその思いを強くする。