海外ロケの落とし穴(ギャラ篇)

2009年07月30日 09時31分25秒 | 業界のかけら
海外ロケの落とし穴は無数にあるが、
その中の一つが、
出演者ギャラの急激なアップである。

特にアジアの国々でよく起きる。

最初にコンタクトをとった時に提示された金額から、
どんどん上がっていく。

周囲からいろいろと入れ知恵されたのだろう。

中には、ロケ時期が迫ってくれば、
突然ふっかけたとしても断るはずはない、
そう狙っている輩もいるかもしれない。

「〇〇の番組ではこの倍はくれた」
〇〇の番組と我々の番組では、
ロケ内容がまったく違うにもかかわらず、
同等の金額をふっかけてくる。

そもそも本当に〇〇の番組が、
それほどの金額を払ったかどうかも怪しい。

こんなふうにふっかけられた時、
日本人は素直に払ってしまうから、
クセになってしまうのだ、
そうコーディネーターには責められたが、
ロケ日が迫っていると背に腹は変えられない。

でも、さすがに倍の金額を言われてもねえ。

さあ、今回の海外ロケの行方やいかに!


読書:『老人賭博』

2009年07月29日 08時16分46秒 | エンタメのかけら

「文学界」に載っている、
松尾スズキさんの『老人賭博』を読む。

久々の小説だ。

知り合いのブログに、
「まるで大人計画の舞台を見ているようだ」
と書いてあったので読んだら、
確かにそうだった。

特にクライマックスを読んでいると、
登場人物の声が聞こえてくる。

もうどこかで誰かが映画化に向けて手をあげていそうだ。

まあ、タイトルにもなっている”老人”を誰に演じさせるかは、
難しいところだが。

少なくとも森繁ではないだろう。

愛犬トリミング

2009年07月27日 01時38分26秒 | その他のかけら

我が家の愛犬は、
ミニチュア・シュナウザーだ。

お嬢ちゃんである。

いつもトリミングをしてもらっている店は、
それがシュナのトラディショナルなカットらしく、
お嬢ちゃんなのに、
必ず中井貴一になって帰って来る。

あるいはすし職人というか。

さっぱりしていいとも思うが、
ちょっと笑ってしまう。

TV鑑賞:『世界ふれあい街歩き』

2009年07月25日 19時17分44秒 | エンタメのかけら

昨夜、23時過ぎ、
自宅で酒を飲みながら、
テレビをザッピングしていたら、
この番組に出会った。

『世界ふれあい街歩き』

NHKの番組だ。

いつからやっている番組なのだろうか。
今日までその存在を知らなかった。

カメラが歩行者の目線で、
海外の街を映していく。

ただそれだけの番組だ。

昨日はNYのハーレム。

ガイドブックに載っているような場所だけでなく、
番組の大半はごく普通の街角だ。

それがいい。

海外モノの旅番組を見ていて、
いつも不満に思うのは、
「普通の場所」が出てこないことだ。

それも仕方ないことだが。

でも、もっと普通の場所が見たい。
普通の街角。
普通の店先。

仕事で海外に行くと、
必ず普通の街角をうろつく。
普通のスーパーに入る。
それが楽しい。

この番組を見ていると、
通常の旅番組だと感じることのない、
「自分が旅している感覚」を味わうことができる。

まあ、ナレーターの口調はやや気になるけど。

でも、いい番組だ。
かなり満足度の高い「旅番組」だった。

民放じゃできないだろうなあ、これは。
NHKにはぜひ、こういう番組をどんどん作ってほしいものだ。

ソーシャルワーカーって何者なのだ?

2009年07月23日 01時34分15秒 | その他のかけら

入院中の母親が、
今後、いろいろな社会保障制度のお世話になりそうなので、
病院内のソーシャルワーカーと面談した。

出てきたのはあきれた人物だった。

「いろいろとお手伝いできると思います」
というわりには、
具体的なことはなにも言ってくれない。

そして出てきた言葉といえば、
「何か心配なことは?」

僕としてはすべてが初めてなので、
何が心配なのかすらもわからない。

強いて言うならば、
「相談相手があなたであることが一番の心配」

もちろん、言わなかったけど。

ソーシャルワーカーって資格が必要なんだよね。
あれで資格者なのか?
どんなテストを合格したんだ?

もちろん、僕が出くわしたソーシャルワーカーは、
希少種だと思いたい。

そうでなければ、
困った僕たちは誰に頼ればいいのか。

『はじめてのおつかい』を見た

2009年07月21日 09時13分11秒 | コメディのかけら
家族が見ていたので、
『はじめてのおつかい』を見た。

子どもよりも、
周囲のスタッフに目がいってしまうのは、
同業者の性。

それはさておき。

見ていてちょっと気になるVTRがあった。

やけに歩き方がおかしい男の子。
最初に説明があったのかもしれないが、
途中から見たのでその理由がわからなかった。

最後になってその歩き方の理由がわかった。
筋ジストロフィーだったのだ。

実はそのVTRは過去のものであり、
今回の企画のヤマは、
その男の子に会いに行くというもの。

高校生になっているその男の子は、
病が進行し、
現在は車椅子の生活だった。

まあ、ここまではいい。

でも、気になったのは、
高校生になった男の子を映しながらのナレーション。

幼い子どもが「はじめてのおつかい」に行く時と同じあの口調。
でも、そこに映っているのは・・・。

どうなんだろうか、あれは。
僕はそこになんとも「黒い」ものを感じてしまった。

それは作り手が意図してものではないだろうが。

あのナレーションに違和感を感じた人は他にもいろだろうか。
それとも僕だけか。


音楽鑑賞:『FLOPPY+ケラ&ザ・シンセサイザーズ』

2009年07月20日 07時15分45秒 | エンタメのかけら


渋谷CLUB QUATTROに行く。

最初から見ると、
5時間以上の長丁場となりそうだったので、
FLOPPYの終わり頃に会場に行く。
実はFLOPPYというグループは、
あまりよく知らなかったのだ。

ラストの3曲ほど聴いたが、
聴いて最初から見なかったことを後悔。

CDが出ていると思うので、
それを入手して聴くかと思うが、
果たしてライブのあの迫力がそこにあるのか。

とりあえず聴いてみよう。

ケラ&ザ・シンセサイザーズを見ていつも思うのは、
その客層だ。
どう見ても20代前半と思しき女性が多い。

冒頭の「BYE-BYE」から皆さん立てノリだったが、
「BYE-BYE」なんて、
みんなが生まれた頃、もしくは生まれる前の曲ではないか。

みんな、どこで知って、どこで馴染んできたのか。

それにしても、QUATTROのクーラーはちょっと異常。
蒸し風呂状態を覚悟して行ったら、
超満員にも関わらず涼しい。
結局、最後まで汗ひとつかかなかったし、
まわりの女性たちからは「寒かったね」という声も聞こえてきた。

いい歳なので、
暑すぎるよりは快適な方がいいが、
ここまで快適だとちょっと物足りなくもある。

ライブの後、外に出ると開放感があるものだが、
今回は外の方が暑かった。

なので悶々としたまま帰途に着いたのだ。


僧侶はいかにして頭を洗うのか?

2009年07月18日 23時29分53秒 | ギモンのかけら

家族の代表として、
施餓鬼の法要に出たら、
隣に来たのが高校生の娘とその母親だった。

目の前にズラリと並んだお坊さんを見て、
娘が母親に尋ねる。

「頭を洗うときはやっぱりシャンプーなのかな?」

言われてみれば。

僧侶のように頭を剃っている人は、
やはりシャンプーではなく石鹸で洗うのか。
あ、今ならボディソープか。

さすがにこのギモンは、
なかなか問い合わせる先がない。

アイデアの教科書:「バレエストレッチ」

2009年07月16日 01時21分18秒 | アイデアのかけら

午前中の情報番組で、
西島千博さんの出した「バレエストレッチ」というDVDの存在を知った。

ラジオ体操にバレエの基礎となるストレッチをミックスした、
「美しいラジオ体操」

僕が素晴らしいと思ったのは、
その着想、あるいは考え方自体だ。

ラジオ体操といえば、
誰もが知っている定番中の定番。

そこに「バレエ」という要素を加えて、
新しいものを生み出している。

定番+ワンアレンジ。

新しいアイデアを生み出すための方程式のひとつだろう。

まあ、「アレンジ」の部分が難しいんだけど。

でも、この「バレエストレッチ」の考え方は、
いろいろな業種で応用できそうだ。

摘出と確認

2009年07月14日 07時22分09秒 | コメディのかけら

親が手術を受け、
内臓の一部を摘出したのだった。

術後、
担当医から説明があると、
病棟内の処置室に呼ばれた。

医師の傍らには、
半透明のポリ容器。
その中には赤黒い塊が。

まさか。

そう思っていると、
医師はポリ容器の中から、
ビニール袋を取り出す。

どう見ても、
摘出された内臓だ。

そしてそれを、
机の上のシートの上に広げた。

とれたてホヤホヤの、
我が親の内臓。
とても非現実的な光景だった。

それにしても、
こんなものを見せるならば、
見せると最初に予告しておいてくれてもいいじゃないか。

まあ、僕は全然平気だし、
同席した家人も平気だったが、
中にはまったくダメな女性もいるだろう。
いきなり血みどろの摘出部分を見せられて、
悲鳴をあげたり気分が悪くなったりする人もいるのではないか。

この手の手術後では、
あたり前のことと言われてしまうかもしれないが、
そんな「あたり前」は誰も教えてくれない。
医学モノのドラマでも、
そんなシーンは見たことがない。

せめて心の準備をする言葉をかけてほしかった。

近くて遠いトイレ

2009年07月12日 08時56分08秒 | コメディのかけら

赤坂の地下にある居酒屋。

B1のテーブルで飲んでいて、
トイレを探すと、
B2にあるという。

トイレぐらい各フロアに作っておけよ。
そう思いながらB2へ。

B2は座敷形式のフロアだった。

つまりトイレに行くためには、
一旦、靴を脱がねばならぬ。

しかもそのトイレが座敷の奥にあるというなら、
まだ諦めもつくが、
トイレがあるのは、靴脱ぎ場の目の前。
2、3歩のところだ。

おまけにトイレ入る前に、
専用のスリッパを履かねばならず、
そのスリッパも、
すぐ目の前に見える。

靴を脱ぎ、
2、3歩歩いて、
スリッパをはき、
小便をして、
スリッパを脱ぎ、
2、3歩いて、
靴を履く。

なんでこんな面倒なトイレにしたのだ。

ヘアモデル疑惑

2009年07月11日 07時57分12秒 | コメディのかけら

「ヘアモデルになってもらえませんか?」

そう道で女性に声をかけられたと、
酒場で隣の席になった男性客が言った。

彼の頭は坊主だ。

あの頭のどこをこれ以上カットするつもりなのか。

なんとも奇妙、
なんとも怪しい話である。

観劇:キリンバズウカ公演『スメル』

2009年07月10日 00時18分26秒 | エンタメのかけら

今回の物語の軸が、
「親子」であったせいか、
終演後、作・演出の登米君に、
「今回は丸くなってしまって」というようなことを言われたが、
まったくそうは思わなかったのだ。

今回も個々の登場人物はある種の「痛さ」を持っており、
それが観ている者にも「痛み」を感じさせるのだが、
最後にはちゃんと救いが用意されている。
前作もそんな印象だった。

だから今回も登米節は健在だ。

付け合せの落とし穴

2009年07月09日 00時49分40秒 | アイデアのかけら

その店のカレー、
なんとも体に優しい感じのカレーだ。

どのカレーも野菜がたっぷり。
味もマイルドだ。

残念なのは付け合せだ。

テーブルの上には福神漬けとキュウリの漬物。
そのキュウリが鮮やかなグリーン。
まるで蛍光色。

そこはナチュラルな感じでいてほしかった。

意外と飲食店の評価は、
脇役で決まる。

逆に脇役がいい仕事をしていると評価も甘くなる。

なんとなく映画やドラマと似ているような気がする。

葛根湯を飲む

2009年07月08日 00時20分04秒 | コメディのかけら

風邪のひき始めただった。

なので、葛根湯を買った。
ドリンクタイプのものだ。

食間に1本飲む。
初めて体感する強烈な味だ。
濃い。

飲み終えて表示をよく見る。

一回10ml。

飲み終えた瓶は1本30ml。

え?

一瓶を3回に分けて飲むのか。

それはあらかじめ言っておいてもらわないとなあ。
普通一回1本だろ。

3回分を一気に飲んでしまった。
幸い体の変調はないが。