脱力パンツ

2012年12月31日 17時10分42秒 | コメディのかけら

ひと足早い冬休みを、
南の島で過ごしてきた。

せっかくなのでスパに行き、
地元のエステなるものを体験してきた。

そこで履いた、初めての「紙パンツ」

女性には珍しくもなんともないだろうが、
男性は履く機会はなかなかない。
少なくとも僕は初めてだった。

なんでしょうか、あの情けなさは。
履き替えた途端、がっくりきた。

僕が履き替えるように言われたのは、
昔なつかしブルマ型の紙パンツ。

男性はトランクス型にならないものかとも思ったが、
それだと裾からいろいろ見えてしまう。
だからあの形なんだろう。

しかし、あれを履いた姿はかなり情けないよ。

カップルが同じ部屋で施術を受けるコースもあったけど、
彼氏の紙パンツ姿を見て彼女はどう思うのだろうか。
彼女は何とも思わないかもしれないけど、
男の側としてはかなり恥ずかしい気分になるのではないか。

あれは南の島だったからなのだろうか。
高級なところに行けばもっと違うものを履くのだろうか。
都内にある男性専用エステならもっと他のものがあるのだろうか。

そうじゃなかったら、
あの芸能人もこの芸能人も、
全身のケアをしてもらう時は、
そろいもそろってあの紙パンツ姿だ。

それはそれで平和な光景ですね。

こそ泥サンタクロース

2012年12月24日 23時08分16秒 | コメディのかけら

ベランダに忍び込む途中のサンタクロース。

そんな人形を飾っている家を見かける。

あれはどういう意図なのか。

と不思議に思っていたら、
なんでも最近、イタリアで流行っている趣向らしい。

たぶん、イタリア流ユーモアなんだろうけど、
あれじゃあ、こそ泥だよ。

サンタクロースが強盗だった、というような、星新一のショートショートを思い出した。

観劇:『ポリグラフ』

2012年12月23日 08時30分25秒 | エンタメのかけら

友人の女優、松永玲子さんが、
「今年一番刺激的だった」
とわざわざメールで伝えてきたので、
まったくもってノーチェックだったが、
急遽、東京芸術劇場へ観に行った。

いや、行ってよかった。

筋立てはシンプル。
いや、正確にはそうではない。
舞台はケベックシティ、吹越満演じる登場人物の出身は東ドイツ、
という設定にたぶん深いものがあるのだろうが、
今日の芝居を観るまでケベックシティが城壁都市であることすら知らなかった僕には、
よくわからない。
しかしそんなことはわからなくともおもしろい。

装置、
各種効果、
演技、
役者の肉体美そのもの、
そういったものがすべて相まって、
小説では得られない、
映画でもドラマでも得られない、
舞台でしか得られない愉悦を与えてくれる。

こういう作品を観ると、
「舞台を観る習慣があってよかった」
そう思えてくるのだ。


観劇:『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』

2012年12月21日 00時16分26秒 | エンタメのかけら

上演時間が4時間!
最初聞いた時は、正直および腰だった。
しかし観終えて、それが杞憂であることがよくわかった。

いろいろなスナップ写真を大量に集めてコラージュにし、
大きな1枚の絵を描くというアートがある。
この舞台を観終えてまず頭に浮かんだのはそんな印象だ。

スナップ写真には、1枚1枚に「物語」がある。
同じように、この舞台の1シーン1シーンには、今そこに表れている以上の、もっと奥深いものを感じた。
それもまた「物語」である。
そんなシーンの積み重ねで、ウィルヴィルという「街」が描き出されていく・・・。

4時間というのは、ウィルビルという「街」を描くためには必要な時間だったのだ。

そんなアレルギー

2012年12月14日 00時47分00秒 | その他のかけら

近所の飲食店の店主から聞いた話。

注文された肉料理を出したら、
食べた客の一人に、

「これってカレー粉使ってます?」

と聞かれた。
ソースの隠し味にほんの少しだけ入れていると言うと、

「私、カレーアレルギーなんですよ!」

幸い重篤な症状にはならなかったそうだ。

店主曰く、
「カレーアレルギーなんて初めて聞きました。
 でも料理を作る前にいちいち”なにかアレルギーはありませんか?”
 と聞くわけにもいかないし・・・難しいですよね」

その気持ち、よくわかります。

大遅刻

2012年12月09日 09時06分33秒 | 業界のかけら

ある音声さんの話である。

そのドラマの現場はとてもハードなスケジュールで、
毎日1時間ほどの睡眠時間しかとれなかった。

今日も2時間ほど眠ったら、
現場に向かわないといけない。

携帯のアラームをセットして眠った。

そして目が覚めると、
7時間ほど遅刻していた。

携帯をマナーモードにしていたため、
アラームに気づかなかったらしい。

携帯を見ると、
数十件の着信。

しかし
1、2時間の遅刻ならば慌てるが、
7時間も遅刻すると逆に落ち着く。

シャワーを浴びて頭をすっきりさせてから、
現場と連絡をとった。

幸いそこまでの撮影は、
彼の助手だけでなんとかなるシーンばかりだった。
彼が本当に必要になるのは、この後。
今から急いで向かえば間に合うはずだった。

後ですごく怒られたのではと聞くと、

「特には。
 でもさすがに悪いと思ったので、
 技術部のみんなにラーメンを奢りました」

何からなにまで、
「普通」ではない話である。

電子書籍とミステリー

2012年12月07日 06時25分01秒 | アイデアのかけら

電子書籍はミステリーを読むのにむいているか、
という話になったのだ。

ある人は、
ミステリーは読んでいる途中で、
前に書かれていることを戻って確かめることが多い、
その時、本の厚みでなんとなくこのあたりだったと覚えているので、
電子書籍だと不便だ、と言っていた。

またある人は、
ミステリーを読んでいていつも不満に思うのは、
残りページがわかってしまうこと。
犯人のような人物が登場しても、
本の半ばほどであると、
その人が真犯人でないことがわかってしまう。
電子書籍ならば、
あとどれぐらい残っているのかわからないから、
ミステリーを読むのにはぴったりだ、と言っていた。

いまのところ電子書籍を読むつもりはないのだが、
どちらも、なるほどと思う話だった。

モデルと結婚

2012年12月05日 10時03分32秒 | 業界のかけら

赤文字系の雑誌のモデルは、
二十代後半になると需要が減ると聞いた。

そこでするのが結婚だ。

結婚すると、
今までとは違ったかたちで需要が増える。

モデルと一線でやっていくためには、
この「結婚」のタイミングを見誤らないことが重要だという。

と言われると、
たしかにしくじっている人が、
何人か思い浮かぶ。